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英語喋れないけど、アメリカ一人で横断してみた サンノゼ編

前回の続きです。


アメリカで初めての運転

レンタカーの駐車場から出て、一旦、街中を車で走ることになった。日本ではたまに運転はする。割と運転には自信がある方だ。
日本にいる時と同じ感覚で、一旦発進させて、どこかコンビニやら、路肩にハザードを焚いて、車を止め、ナビで宿の住所を設定しようと考えていた。

空港から離れるとサンノゼの街中に入った。それまでは空港周辺の風景しか見ていなかったので、はじめての左ハンドルで不安という気持ちと何かも大きく見えるアメリカの街並みが一目に飛び込んできて、上手く情報と感情を処理しきれなかった記憶がある。
運転への不安、何かあっても英語が喋れないから絶対に問題は起こせないという緊張感。その一方で、初めて見るアメリカの風景に興奮している自分もいた。
とにかく全てデカくみえた。家もそうだし、庭におまけ程度に生えている木すらとてつもなくデカい。
アメリカの土地が広大すぎるから、何でもとりあえず大きく場所を取れる余裕があるのだろう、と勝手に解釈していた。

しばらく風景に感動していたが、ナビを入れていないので、目的地に辿り着けない。ここで一つ疑問が浮かぶ。

「日本だったら、ハザードを焚いて、一時的に路肩につけることができるが、アメリカってそれやっていいの?ハザードの使い方自体、日本とは違うんじゃないか……」

事前に「縁石に色がついていない場所なら停めて良い」と調べてはいたが、なかなかそれらしき場所が見つからない。というか、本当に停めて良いのか確信が持てないのだ。どこかコンビニでもあれば良いが、都合よく見つかるはずもない。

参ったな、これじゃ一生辿り着けない。
そんな思いで住宅地に入り込み、同じ場所を延々と走っていたら、奇跡的に看板もなく縁石に色もついていない路肩を見つけた。他の車も停まっているので問題ないだろう。
アメリカは縦列駐車することを前提とした道路を作っている、とどこかで聞いた気がする。所々で長い縦列駐車の列を見かけるが、家族で一人ずつ車を所有している場合、駐車場に置ききれない人は毎回違う場所に停めているのだろうか。

アメリカの車には「CarPlay」という機能が内蔵されているのが一般的らしく、iPhoneと連動させることができる。接続すると、iPhoneのGoogleマップが車内のモニターに映し出された。 マップで宿の場所は確認できたが、道中で食材を調達できるところがないか探したところ、近くにセブンイレブンがあったのでまずはそこに向かうことにした。

しばらく走ると目的地のセブンイレブンが見つかった。他のお客さんの真似をして、「前向き駐車」で車を停める。

実際に伺ったセブンイレブン


購入したサンドウィッチ


どんなものが売っているのか気になってしばらく店内を見て回ったが、あまり見慣れないものばかりで手が出ず、とりあえずサンドウィッチと水を買った。そこから宿に向かい、余裕があったら荷物を預けて歩いて散策することにした。

宿の周辺


宿の周辺


宿に荷物を置いて、適当に散策していたが、次第に薄暗くなってきて、治安が良いのか、悪いのかわからんところまで来てしまったので、この日は宿に戻って早めに休むことにした。

ピンチ

宿の室内は綺麗で、快適に過ごせると思っていたのだが、早朝にトイレに行きたくて目が覚めてしまった。しかし、なぜかトイレのドアに鍵がかかっている。チャットで宿主に連絡しても返信がないため、仕方なく早めに出発し、朝食ついでにどこかでトイレを借りることにした。
正直、漏れそうなほど限界だった。このトイレ問題には、旅行中、時折苦しめられることになる。日本ではコンビニや公衆トイレなど、どこかしら借りられる場所があるが、アメリカでは日本ほど気軽に借りられる場所が少なかった。

朝食を食べるためにマクドナルドに行ったのだが、ここも朝の早い時間帯だからか、鍵かかかっており、ただ日本でお馴染みのソーセージエッグマフィンを食べただけで、また新たなトイレ探しの旅に出かける事になった。

マクドナルド


アメリカで初の朝食


そういえば、「世界まる見え」などのテレビ番組で見たことがあるアメリカ最大のスーパーマーケット「ウォルマート」にふと行ってみたくなった。運が良ければトイレもお借りできるのではないか、淡い期待を抱きつつ向かうことにした。

ウォルマート

店内に入り、まずはトイレの場所を確認し、直行させていただきました。
用を足したあと、しばらく店内を拝見させてもらい、「ハリボー」だけ購入して店をあとにした。
本当にウォルマートさんには助けられた。ありがとうございます。

Appleの本社

用を足したことでようやく正常に頭を動かせるようになったので、次の目的地に向かうことにした。最終目的地はサンフランシスコ国際空港だが、それまでに寄りたいところがいくつかあった。
まずはアップルの本社だ。
部外者は中には入れないので遠目から見られたら十分だし、近くに「アップルパーク・ビジターセンター」という施設があるので、そこにも行ってみることにした。

この周辺は、世界的に有名なIT企業が集まるシリコンバレーだ。行ったところでオフィスの中には入れないだろう。それでも、当時エンジニアとして意識の高かった私は、その空気に触れるだけでも何かを感じ取れるのではないか、と期待に胸を膨らませていた。

現地について、あのドーナツ型のアップルの本社が見れないかと周辺を車で周回していたのだが、あたりの木々が生い茂っていて全く見えなかったため、割とすぐに諦めた。

アップル本社の周辺


アップルパーク・ビジターセンターはアップルのすぐ近くにあったので、駐車場に車を停めて、駐車場に車を停めてさっと見て回った。
見たところ、大きなアップルショップだった。脅威の円安だし、特段買いたいものもなかったので、写真だけ撮って早々に退散することにした。

アップルパークビジターセンター


アップルパークビジターセンター


本社の模型?

期待していたような「何かを感じ取る」ことは特になかった。アメリカに来てとりあえず何でもデカいなという感想はここに来るまでに散々味わったので、この場所も例外なくとりあえず大きくて、オシャレなアップルショップという印象に留まった。

ここに来るまでは他にも有名な企業を巡ろうかと考えていたが、どうせ行っても中に入れる訳でもないだろうし、ゆっくり空港に向かって、どこかで飯でも食べることにした。

アメリカの高速道路

アメリカの道路構造の都合なのか、日本みたいに下道だけで目的地に行くことが難しく、必ずフリーウェイ(高速道路)を通らなければいけないルートになっている気がした。異国の地ではなるべく安全に行きたかったのだが、下道のルートがないので、腹を括ってフリーウェイを乗ることに決めた。
実際に合流してみると、周囲の車はバンバン飛ばしてくる。あまり遅いと煽られるので、適度なスピードで維持しながら、何とか空港の近くまでたどり着いた。

便利なフレーズ「Could I get」

事前に地図で調べていた、アメリカでしか食べられないハンバーガー「In-N-Out(イン・アンド・アウト)」で昼食をとることにした。


実際の店舗


店内


ハンバーガー


カリフォルニア州では有名なハンバーガー屋とのことで、すごく楽しみだったが、ここに初めて英語で注文することになる。

自分が事前に練習していたのは
Could I get …
これさえ言えば何とかなるだろうと思い、この旅ではほぼこのフレーズで乗り切った気がする。

Could I get cheese burger combo, please?

緊張しながらも言ってみると一応通じてそうで、そのあと、おそらく「店内で食べる?」と聞かれたので、とりあえず「Yes」と答えたら、番号札を渡されたので、おそらく大丈夫だろうと一安心し、店内で待つことになった。

コンボ(つまりチーズバーガーセット)なので、飲み物もついてくる。
店内にドリンクバーがあり、自由に取って良いとのことだったので、他のお客さんに倣って、カップに飲み物を注ぐ。
できれば日本育ちの自分は烏龍茶か爽健美茶が良かったのだが、ここアメリカでは炭酸ジュース以外の選択肢はないみたいなので、コーラをカップいっぱいに注ぎ、ハンバーガーを食した。はっきりと味は覚えていないけど、美味しかったと思う。カリフォルニアにいる間はあと1回は食べる気持ちでいた。

サンノゼの旅おわり

食事を終えるとすぐサンフランシスコ国際空港に向かい、レンタカーを返却した。サンノゼ空港から45.4マイル(約72.9km)のドライブだった。
無事空港に到着できて本当に安心した。はじめての海外での運転の感想は、「慣れたら何とかなるが、可能であれば運転はしたくない」だ。
右側通行なのに日本での癖が出て、何度か左折時に左車線に入りそうになったし、フリーウェイではそこそこスピードを出さなければならない。
ただ、アメリカを自由に回りたいのなら、車以外の選択肢はなさそうなので、トラブルがないことを祈りながら、ハンドルを握るしかなさそうだ。
次はロサンゼルスで運転することになる。

レンタカーを返却後、サンフランシスコのダウンタウンにある宿に向かうため、空港から出ている鉄道のホームへと歩いて行った。


次回に続きます。ここまで読んでいただきありがとうございます。


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