英国王立園芸協会認定取得まで その3 後悔と反省
昨年11月から11か月ほど英国王立園芸協会の認定試験を受けるために準備してきました。
テストの出題傾向から逆算で考えると、もう少し効率的に、できたなぁというのが、終わってみての感想です。
今回は、“もっとこうしておけばよかった”など、気づき事項をを共有します。
いつだか、資格取りたいなぁという方やイギリスのガーデニング好きな方の参考になれば幸いです。
その1から読むならこちらから
★テスト1か月くらい前から準備を始める
Unit1つ分であれば、1か月、私のようにUnit21とらUnit2まとめての場合は2ヶ月前。
私はUnit2つ分でテスト申し込み後、3-4週間しかありませんでした。その間にUnit1とUnit2の700ページ弱をすべて読み返し、各Lessonでもらった、Question bookletと、各Unitでもらうデモテスト(過去問)、あとはRHSのサイトにあった過去問(4回分×2unit分)を全部やりました。
通勤&お昼休み&家帰ってからと、40ページ/日くらい毎日流して読んでましたが、どうしても抜けたり飛ばしてしまうのと、メモを作りながらだと、間に合わない。最後の方は日数が足りなくて、過去問(120分/回+内容確認にやはり1時間くらい?)を1日に2つやらなければいけなかったりとてもしんどかったです。
できればテスト2ヶ月前くらいに準備を始めれば、2-3周できて良かったなと思いました。
昔、子どもたちが中学受験したとき、人間は短期記憶と長期記憶があるので、何か覚えたら3日後、1週間後、3-4週間後にもう一度ずつやると、脳みそが”こんなに繰り返すのは重要なんだ!”と認識してくれて、記憶に定着するというのを読み、子どもたちにはやらせていました。
自分ではできないものですね💦
★Course Handbook
最初に渡されたので、てっきりカリキュラムの説明と思って、よく読んでいなかったのです。
このnoteを書くために見返したところ、コースカリキュラムのほか、回答にあたっての採点ポイントや、今回テストで出たようなポイント、庭園管理のセーフティーマネジメントや関連する法律の話など、結構重要なことが書いてあるのが、試験が終わった今になってわかりました。😢
多分、最初はじっくり読んでもピンとこなかったのでしょうが、一巡終わったあと見返して試験に臨めばよかったなぁと思います。今回テストに、庭園管理やセーフティーマネジメントに関する長文エッセーがお題に出ていたので、それだけで点数がアップしたように思います。
テキストの英語の量が膨大すぎて、すっかり抜け落ちていましたが、最初にもらった資料は基本中の基本が書いてありました。
反省。
★メモを作る
あまりにテキストが膨大なのと時間がなく、挫折してしまったというか、何をメモっていいのか。昔は記憶力がよかったので丸ごと覚えていて、私はそもそもメモの取り方がヘタなんです。
メモを作っておけば、復習時はメモのみを見ればいいことになります。例えばUnitが終わるごとに、メモを作っておけばよかったなぁと思いました。
直前の復習時にメモを作り始めたのですが、やはり、後半になると時間がなくて雑になってきてしまって、何も残っていない・・・
★植物の学名について
植物名には学名があるのをご存じの方も多いと思います。
ラテン語やギリシャ語由来の名前で、これは地域独自の名称を使っていると、別の地域や国ではまったく違う植物をさしていることもあるので、”同じ植物”というのがわかることを目的とした分類法に基づいてつけられた名前です。生物全体に使われるので、植物のほか動物でも、学名が使われています。
たとえば、イングリッシュラベンダーはLavandula angustifolia(正式にはイタリックで記載)です。
私は、まったく覚えられないので、Lesson1のころからその部分だけいつもすっ飛ばしていましたが、これは大失敗。
実際のテストでは、具体的な植物名を学名で記載する問題が必ず複数出されるので、時間かけて身近な植物から少しずつ覚えたほうがよかったと反省。私は最後の2-3週間で詰め込みましたが、そうとうアヤシイ。
ちなみにトマトはSolunum lycopersicum(イタリックで記載)、ナス科狼の桃っていう意味なんですよ!!
たとえば、後半のpersicumはpesche(イタリア語で桃)からきているのかな、と意味と一緒に覚えると、少し手がかりとなり、そこから記憶に残るようになりました。
RHSで植物名を聞かれた時はかならず学名で答えます。 もっと最初からやっておけば。大後悔です。
★植物の特徴 と植物名・学名はセットで
植物の特徴、例えば葉の付き方や花の付き方、あるいは環境への適応(adaptations)、などを学習します。その時に、私は個別の特徴のみ覚えていたのですが、テストでは必ずその特徴を持っ植物名とセットで聞かれます。
普段のガーデニングの際に、注意して自分が育てている植物がどの特徴か&植物の学名をセットで覚えたほうが、覚えやすいと思いました。
網羅的に覚えるというよりは、この特徴を持つ植物で自分が知っているものを答える形式が多く、一つの特徴につき2-3個くらい好きな植物名を覚えばokです。
★プラントポートフォリオを作る
センターからもらうテキストにはプラントポートフォリオを作るように指示があるのですが、なんだか面倒だし、よく移動中にiPadで読んでいたので、いつの間にかあまりやらなくなってしまいました。
終わってみて、植物名 学名、日本語に加えて、花の形や葉のつき方など、それぞれの特徴を書いたものをまめに作ったほうが良かったと思います。私は最後の3週間で、自分が回答で使いたい植物や、設問で出てくるであろうadaptation(適応)の特徴などを加えたものを、作りました。 闇雲に覚えるより、adaptationなどいっしょにおぼえたほあがか、イメージがつきやすいように思います。
★エッセーについて
慣れるまで、書き続けるしかありません。
センターから出される課題は毎回300words, 多い時で500wordsでした。この文字数は大体の目安で、本番のテストでは何文字で書けという指定はありません。そのせいか、毎回センターのチューターKelvinさんからは、「もっと詳しく」「RHSは文字数気にしないから」とのコメントが来ました。
私は律儀に、作文したものをワードなどで文字数カウントしてから、大体10%前後に収まるようにして出してました。ワード数はあくまで目安にです。
ちなみにテストでは、タイプを打つと何word書いたかわかるようになっています。
文章は自分で理解できる表現で短文で大丈夫です。
どういう基準で採点するか、階段状の採点基準がありますが、それが分かったのは最後の過去問のコメント集を見た時です。また、見たとしても、その階段状の内容に沿ってどう書いたらいいものか。
コツのひとつは、そのテーマに必要とされている用語があるので、そうした用語をきっちりと入れ込むこと。私の場合、そのテーマが持つ社会的意義などを入れるようになったら、チュータからのフィードバックはとてもよくなり、一度は満点をもらったこともあります。よくわからなかった時は、Free essayと書いてあったので、文字通り解釈して好きに書いたら20点満点中5点ということもありました。😅
まぁ、本番となると、単語は思い浮かばないし、・・・ 志向を変えた設問がだされたので、”考えていた型”で書けませんでした。とほほ。
まぁ、まだ身についていないということなんでしょうね
★その他
園芸用語って、何気に簡単な日常用語が使われすぎていて、もはや辞書にも載っていないレベルの用語が使われます。
たとえばheel
かかと? 辞書には”園芸用語で挿し木用に木の部分がついた穂の部分”とあります。
しかし、なんと過去問では、仮植えの意味。しかも用語説明の問題でした。(😢)
片方に傾かせるという意味があるので、斜めにして仮植えする意味なのか・・・ と。
知らない単語は試験当日の午前中に過去問やっているときまで出てきました。
もう諦めるしかないようにも思いますが、意外と知っている概念を簡単な単語になっていたりもするので、問題を全部終えて、少し心落ち着けてから、戻ってくると、思いつく場合もあります。
まとめ
・早めに準備に取り掛かる Unit1につき1か月くらい
・プラントポートフォリオを作り、学名も自分が好きなものからこまめに覚える
プラントポートフォリオは、植物の根・茎・花の特徴はど、環境に適応するために進化させてきた部分を中心に、内容を追記して充実させる
・メモをつくる(復習はメモだけ見返せばいいように)
・用語の暗記ではなく、”この内容がどうやって使えるか、この内容が該当する植物は?”の観点で読んで理解し、整理したりまとめたりする。出題者になった気持ちで学べれば良かったです。
次回受けることになったら、もう少し効率よくできそうに思います。
以上、テスト前にもっとこうしておけばよかった、反省の弁でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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