インターナショナルスクール教育の隠れたメリット。受験が人生の主役じゃないこと
インターナショナルスクールのメリットは、本当に英語だけなのでしょうか。教育移住4回、海外14年の私が感じる最大の価値は、むしろ「受験が人生の主役ではなくなること」でした。留年も進路変更も珍しくない環境だからこそ、子どもは自分に合った活動に挑戦できる。ネイル、スポーツ、起業、ボランティア――受験一直線では見えにくい「その子らしい道」を探す時間こそ、インター教育の隠れた魅力なのかもしれません。英語より大切なものについて書きました。
こんにちは。教育移住4回、海外14年。リアル孟母ベティです。
インターナショナルスクールについて書くと、
「英語が身につくんですよね?」
「海外大学に進学しやすいんですよね?」
という質問をよくいただきます。
もちろん、それもあります。
でも。
実は私が十数年インターナショナルスクールを見てきて感じる最大のメリットは、英語でも海外大学でもありません。
それは、
受験が人生の主役ではなくなること。
です。
今日はそんな話を書いてみたいと思います。

日本の教育は受験を中心に回っている
日本の教育システムは非常によくできています。
小学校。中学校。高校。大学。
順番に進む。学年も同じ。年齢も同じ。
みんなで同じ方向を向いて走る。これは効率的です。
一方で、
中学受験。高校受験。大学受験。と、数年おきに大きな受験イベントがあります。
するとどうしても、
人生そのものが受験中心になりやすい。
親も子も、「今は受験だから」となる。
それが悪いとは思いません。
でも私は海外に出て、別の世界を見ました。
留年なんて珍しくない
インターナショナルスクールでは、留年がそこまで珍しいことではありません。
もちろん誰でも簡単に留年するわけではありません。
でも、
「もう1年やろう」
という判断が比較的自然に行われます。
英語力が足りない。
学力が追いついていない。
精神的にまだ準備ができていない。
そんな時、
1年かけて整える。
これが日本ほど特別視されない。
インターナショナルスクールを転向させるときも、1学年落としていれたりします(うちの次女はいまこれです)。
日本だと留年という言葉に強いネガティブイメージがあります。
でも海外では、その子に必要ならそうする。
ただそれだけです。
むしろわかっていないのに進級させるのが可哀想、という雰囲気です。
進路も一本道じゃない
インターナショナルスクールを卒業した子たちを見ていると、本当に様々です。
海外大学へ進学する子。
日本の大学へ進学する子。
ギャップイヤーを取る子。
起業する子。
専門学校へ行く子。
働き始める子。
どれも珍しくありません。
だから、
「18歳で人生を決めなきゃいけない」
という空気が薄い。
これは親にとっても子どもにとっても大きな違いだと思います。
自分に合った活動ができる
最近、次女をネイル教室へ連れて行きました。
理由は単純です。
楽しそうだったから。
向いていそうだったから。
もし日本の受験一直線の環境だったら、私はこう考えていたかもしれません。
「そんなことしている場合じゃない」
「まず勉強でしょ」
「受験が終わってから」
でもインター環境に長くいると、
発想が少し変わります。
受験のために生きるのではなく、人生のために学ぶ。
だから、ネイルでもいい。
ボランティアでもいい。
スポーツでもいい。
起業でもいい。
その子が何に夢中になるのかを見てみようと思えるのです。
子どもの良い顔を集める
昨年、教育情報キュレーターの萩原麻友さんから、
「子どもの観察とは、子どもの良い顔をしている瞬間を集めること」
という言葉を教えていただきました。
私はこの言葉がとても好きです。
なぜなら、
インターナショナルスクールの隠れた価値も、実はここにある気がするから。
受験という巨大イベントが少し遠くにある。
だからこそ、子どもが何を好きなのか。何に夢中になるのか。
何をしている時に目が輝くのか。
それを観察する余裕が生まれる。
英語よりも大きなもの
私は教育移住を4回しました。
その結果、子どもたちは英語を身につけました。
でも正直に言うと、英語以上に価値があったものがあると思っています。
それは、人生にはたくさんのルートがあると知れたこと。
受験に失敗しても終わりじゃない。
留年しても終わりじゃない。
進路変更しても終わりじゃない。
大学に行かなくても終わりじゃない。
人生は一本道ではない。
その感覚を親子で持てたことこそ、インターナショナルスクール教育の最大のメリットだったのかもしれません。
英語はツールです。
でも、
「自分に合った道を探していい」
という感覚は、その子の人生そのものを支える土台になる。
私は最近、そう思っています。
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