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ABAの専門家とはどんな人?|「専門性」を見分けるために知っておきたいこと

前回の記事では、
私がABAセラピストを探す際に設定した
「10の条件」 を整理しました。

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その中でも、特に重要だと感じたのが
セラピストの「専門性」 です。

なぜ「専門性」を最優先にしたのか

もし、自分や家族が手術を受けるとしたら、
ほとんどの人は、まずこう考えるはずです。

  • その医師は、どれくらいの経験があるのか

  • どんな専門分野を持っているのか

  • これまで何人の患者を診てきたのか

私は、自閉症の療育にも、これに近い側面があると感じています。

自閉症の療育は、命に直接関わる医療行為ではありません。
しかし、セラピストの判断やプログラム設計次第で、
子どもの行動は良くも悪くも変わってしまう。

問題行動が減ることもあれば、
間違った介入によって、逆に増えてしまうこともあります。

だからこそ私は、
ABA療育を探す中で「専門性」を最重要視しました。

だからこそ今回から、私がABA療育を探す中で
特に重要だと感じた「専門性」について、
複数回に分けて書いていきたいと思います。

日本で最も知られているABA=ロヴァース法(DTT)

ABA(Applied Behavior Analysis/応用行動分析)は、
アメリカでは自閉症療育の基本として広く知られています。

「ABA」って何?という方はこちらをご参照ください:

その中でも、日本で「ABA」と聞いたとき、
真っ先に思い浮かぶのは、
ロヴァース法(DTT) かもしれません。

「ロヴァース法もDTTも聞いたことない…」という方も大丈夫です。
ここでは “名前と位置づけ” だけ押さえれば十分です。

ロヴァース法は、
イヴァ・ロヴァース博士によって開発された、
ABA(応用行動分析)の代表的な手法の一つです。
正式には DTT(Discrete Trial Training/離散試行型指導法) と
呼ばれていますが、
現在では「ロヴァース法」という名前で
広く知られています。

ロヴァース法は、
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で
研究が進められた背景から、
現在でもカリフォルニア州では

「ABA=ロヴァース法」

という認識でプログラムが組まれやすい土壌があります。

また、日本で「ABA」と言う場合も、
平岩医師の著書『あきらめないで!自閉症』によると、
ロヴァース法を指すことが多く、
実施されているケースが多いと紹介されています。

正直に言うと、
私たちは
日本でロヴァース法を採用したわけではないため、
日本国内の実態については詳しく知りません。

また、この書籍自体も15年ほど前のものであり、
ロヴァース法に関する現在の状況は
変化している可能性もあります。

ただそれでも、

「ABAといえばロヴァース博士」

と言われるほど、
ロヴァース法が
非常に有名なABA技法の一つであることは確かです。

実は一つじゃない「ABA」

ただし、ここでとても大切なのは、

「ABA=一つのやり方」ではない

という点です。

私自身も調べていく中で知りましたが、
ABAにはさまざまな技法・アプローチがあります。

実際の現場では、

「どれか一つの手法だけを使う」

のではなく、

「子どものアセスメント結果をもとに、
状況に応じて、
複数のABA技法を組み合わせて行う」

ことが一般的です。

そのため、ABA療育のプログラムは
子ども一人ひとり違う内容 になります。

正直、保護者が
ABAの種類を全部理解する必要はないと
私は感じています。

なぜなら、その様々な技法のABAを
子どもの特徴や状況に合わせて
プログラムに落とし込み、
サポートしていく人こそが
「ABAの専門家」だからです。

では、「ABAの専門家」とは誰を指すのか?

では、実際に「ABAの専門家」とは
どのような人をさすのでしょうか?

実はABAには、
国際的に専門性を保証した認定資格 が存在します。

そしてこの国際資格の存在こそが、
私が「専門性」を判断するうえで
非常に大きなヒントになりました。

次回予告:

次回は、
「ABAの専門家として認定されている 国際資格とは何か」
について、
できるだけわかりやすく整理していきます。

「資格がある・ない」という話ではなく、
なぜ資格という仕組みが作られたのか
という視点から書いていく予定です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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