【実践レビュー】1週間のジャーナリングで気づいた「創造性を取り戻す力」
『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を試して感じた変化
今回は、ジャーナリングを自分で実践した正直なレビューをご紹介します。
「やりたいことなんて、今は無理」
――そう思っていた私がノートを開いた日
朝も夜も、息つく間もなく子どものお世話。
食後の片付けをしている途中で泣き声がして、やっと自分の食事をとろうとしたらオムツ替え。
ようやく食事が片付いたと思ったら、上の子が牛乳を大量にこぼし、乳児を抱えて拭き掃除。
子供達のお世話と日々の仕事をこなすだけで、1日はあっという間に終わっていく。
気持ちのどこかで「何かを始めたい」と思っても、
そのたびに頭の中で否定が入る。
「今はその時じゃない」
「お金にもならないことに時間を使って、意味あるの?」
——私は、ずっとそうやって「本当にやりたいこと」を後回しにしてきました。
でも、心のどこかではずっと知っていました。
“このままでいたら、何も変わらない”ということを。
そんな時、知人から『ジュリア・キャメロンの『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を勧められました。
正直、最初はピンとこなかった。
でも、「たった5分だけでも書いてみよう」とノートを開いたその瞬間――
止まっていた時間が、少しずつ動き出したのです。
「創造性」なんて関係ないと思っていませんか?
原著では「創造性」という言葉が度々出てきます。しかし「創造性」と聞くと、どこか特別な人のためのものという印象を持つ人も多いかもしれませんね。
私自身もそうでした。子育てと家事、仕事に追われる日々の中では、創造性なんて言葉が入る余地がありませんでした。
でも、ジュリア・キャメロン著『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を読んで、もう一度ジャーナリングを始めてみたところ、「創造性」とは特別な才能ではなく、誰もが持っている“生きるエネルギー”だと再認識しました。

約1年半ぶりのジャーナリング。そこにあったのは「諦め」だった
正直に言うと、ここ数年、私はどこかに“諦め”のような気持ちを抱えていました。
「どうせ書いても何も変わらない」
「どうせ子どもの急な発熱で中断される」
そんな気持ちが心の奥にこびりついていたのです。
実際、三男の妊娠・出産を機に、ここ約1年半ほどノートを書くことをやめていました。
それでも、知人に勧められたのをきっかけに『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を手に取り、一度本気で実践してみようと決めました。
書き始めてわかった「頭の中のうるささ」
最初の数日は、ノートを開いても頭の中がざわざわしていました。
「こんなことしてる場合?」「あの家事を先にやらなきゃ」「意味あるの?」――そんな声が次々に湧いてきたのです。
けれども、その“抵抗”こそが、いまの自分の状態を映し出しているのだと感じました。
余白をなくして走り続けてきた自分に、気づく時間でもあったのです。
「どうせダメだから」と思っていた私に起こった変化
ジャーナリングを再開する前、私は「学習性無力感」という、あきらめに似た感覚にとらわれていました。
「どうせ頑張っても、子どもの急な体調不良などで途中で止まる。だから最初から期待しない方がいい」
そんな無意識の気持ちが、行動のブレーキになっていたのです。

けれど、半ば強制的にでも1日最低5分はノートを開くことを続けた結果、確実に少しずつ心の中の霧が晴れていった実感がありました。
「私は何もできないわけじゃない」「まだ諦めるには早い」――そう意識化できた瞬間、無力感は少しずつ薄れていったのです。
一人では難しい時は、AIに助けてもらおう
ジャーナリングやワークを一人で進めるのが難しい時、私は生成AIを活用しています。
たとえば、10のミニワークの「タイムトラベル②」で“怪物”をテーマにしたとき、ChatGPTに画像を作ってもらったら、思わず笑ってしまうようなかわいい絵ができました。
その“笑い”が、過去の悲しい記憶を少し軽くしてくれたのです。

また、自分の中にある“諦め”の気持ちについて、ChatGPTやGeminiと壁打ちしてみたところ、「自分は学習性無力感を持っていた」という気づきが生まれ、その瞬間、不思議と前向きな気持ちが湧いてきました。
生成AIをサポーターとして活用することで、一人で取り組むだけでは得られない視点を入れることもできますよ。
書くことで、止まっていた時間が動き出す
10のミニワークの中でも印象的だったのは、「自分を守ってくれる編集者への手紙」。
書くうちに、「どんなに不完全でも、自分の創造性を殺すのをやめ、堂々と活かしていく」という言葉が自分から自然と出てきました。
この言葉を書いた瞬間、心が少しあたたかくなるような感覚がありました。
たった1週間の実践でも、不思議と1日の過ごし方が変わったのです。
朝ノートを書くことで、頭が整理され、やるべきことよりも「今日をどう生きたいか」に意識が向く。
書くことは、やっぱり私にとって「人生の舵を取り戻す行為」だと感じました。
蛇足ですが、私はこのジャーナリングで思いがけない副産物を得ました。
これまで気が重くて後回しにしていた保育園や学童の申請書類に、すんなり取り掛かれたのです。(気づけば、自分史上最速で書き終えていました!)まさに“予想外の副産物”でした。

実際にやってみてわかった!3児ママの「5分ジャーナリング」実践のコツ
やってみた結果、「やるぞ」という意志を持つことやコツを意識する必要性を強く感じました。
けれど、そのハードルを超えた先に得られる効果は想像以上に大きいものでした。
ここでは、私が実際に見出したコツをご紹介しておきます。
子どもと同じ空間ではやらない
子どもが起きるかどうかドキドキしながら書くと、集中できません。
できる限り別室や静かな場所で、短時間でも意識を切り替えるのがコツです。
「モーニング・ページ」でも、時間帯にこだわらなくていい
私は朝にジャーナリングできない日も多く、昼や夜に書くこともありました。
効果を感じやすいのは朝でしたが、時間に関係なく「ノートを開く」という行為そのものが、
私にとっては“自分を取り戻すスイッチ”になり、時間にとらわれずやってよかったと感じました。モーニング・ページは5分でも可能
書く内容を絞れば、5分で完結させることもできます。
ただ、やや慌ただしくなるため、もう少し時間を取れる人は10〜15分かけてじっくり書くのがおすすめ。
私自身、「3ページを埋めるまで書く」には大体いつも35分かかりましたが、満足度はその分高かったです。

どうしても時間が取れない日はスマホメモで代用
朝から忙しくてなかなかジャーナリングができない日もありますよね。私はそんな時、起き抜けにスマホのメモアプリでこんなことを書き出すようにしました。
今の気持ち
今日自分へしてあげたいこと
どう過ごしたいか
感謝すること
5分未満でできる簡単なメモですが、これらをアウトプットし意識を整えるだけで、1日の充実度がぐんと上がるのを実感できました。
ミニワークは一気にやらずコツコツと
「10のミニワーク」は、まとめてやるより少しずつ進めるのがおすすめ。モーニング・ページの“ついで”にやるのも良いですよ。
アーティスト・デートは「自分のための時間」を確保すること自体に価値がある
私は“秋服を買いに行く”というシンプルな形で実践。
誰かのためではなく、自分のために時間を使うという経験が、心の回復になったと感じます。
心の整理としてのジャーナリング
ジャーナリングは、頭と心の“片づけ”のようなものでもあります。
日々の忙しさに追われて、自分の気持ちがどこかに置き去りになっていませんか?
私はノートに書くことで、もつれた思考や感情が少しずつほぐれていきました。
「何を書けばいいかわからない」と感じても大丈夫。
まずは、たった5分だけでもノートを開いて“今の気持ち”を書いてみてください。
心の中にスペースが生まれ、次に進む力が戻ってきたことを感じるはずです。
