デシャン、退任!
私の余白ノートより: 2026.07.19
サッカーのワールドカップに3位決定戦は似合わない。
高校野球で3位決定戦をするだろうか。
金メダル、銀メダル、銅メダルがあるのなら、3位決定戦も意味があるだろう。でも、ワールドカップは敗退すれば、即終了であり、優勝しなければ意味はないだろう。カップはもちろん1つしかない。
フランスの監督デシャンは、1998年フランスが初優勝したチームの主将である。そして2012年から代表チームの監督を務め、2018年にはフランスを2度目の優勝に導いた名監督である。選手として優勝、監督でも優勝したのは、ブラジルのマリオ・ザカロ、皇帝と呼ばれたドイツのフランツ・ベッケンバウアーとディディエ・デシャンの3人しかいない。
そのデシャンの最終戦は、前半だけでイングランドが4点を取るという一方的な試合になった。熱い感情を隠さないデシャンも、イスに座ったままで爪をかむしかないような試合展開だ。
エムバペも得点王がかかっているせいか、前線で個人技を発揮しようとするが孤立気味で、そこからイングランドのカウンターにあっているという感じだ。
得点が入っているから、見ている分には面白い試合だろう。
でも、どうも「勝負」というよりも「興行」という感じは否めない。
興行として大会を続ける一方で、選手への負担は決して小さくない。
ワールドカップが終わったら、1か月そこらで国内のリーグ戦が始まる。通常は3か月ある休養期間も1か月では、選手の体は休まらないと思う。
フランスのセンターバック ウイリアム・サリバはイングランドのクラブ アーセナルの中心選手だが、国内リーグは優勝、チャンピオンズリーグは準優勝、ワールドカップはベスト4だが、準決勝開始30分で負傷交代となった。
報道によれば2か月前のリーグ戦ですでに背中を骨折しており、チャンピオンズリーグの決勝も、ワールドカップも痛み止めを服用しながらのプレーだったようだ。手術も視野にあるそうで、そうなれば長期の休養はやむを得ない。
noteの記事を書き始めて気がついたら後半が始まっていて、フランスが2点取り、4-2。
フランスは1点差まで追い詰めるも、結果は6-4。
デシャン監督はどっしりといすに腰掛け、爪を噛んでいた。
名将が最後の花道を飾ることはできなかった。
しかし、選手としても監督としても世界一になったデシャンの功績は色あせることはない。
またいつの日か、彼がフランス代表を率いる姿を見ることがあるかもしれない。
今は、長い間、お疲れさまでしたと、頭を下げて感謝するしかない。
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