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1億円の運用をプロに相談したら、「正解」じゃなく「自分」が返ってきた。

自分の投資哲学を、言葉で言えますか。

私は言えませんでした。

7年間、自分なりにやってきた。
インデックスファンドが中心。
オルカン、S&P500を積み立ててきた。

気づいたら1億円を超えていた。
でも「なぜそうしているのか」を
面と向かって、人に説明したことがない。

自分の考えを言葉にする相手がいなかったから。


前回、銀行の資産相談窓口に行って
「ここは私が来る場所じゃなかった」
という結論になりました。

その場でSBI証券の担当者を紹介してもらい、
改めて相談の機会をもらいました。

正直、身構えていました。

おだてて商品を売ってくるタイプだったら、
しんどいな、と。

「1億円すごいですね。
でも、ここを改善できますよ」
のパターンで、自社商品に着地してくる流れ。

実際は、違いました。


前回の内容は引き継がれていました。
保有している全銘柄も、すでに伝えてあります。

担当者は40歳前後の男性。
穏やかな話し方で、間が多い人でした。

最初の評価が出ました。

「ポートフォリオとしては、
特に問題ないかと思います」

そうですか、と答えながら、少し疑いました。

寄せてきたんじゃないか、と。

だから突いてみました。

私のポートフォリオは米国比率が高いから、
積み立てをあえて米国以外にしています。
NISAが全部埋まった後は、
債券を積み立てる予定です。
改めて、どう思いますか。

担当者は少し考えてから言いました。

「もっと攻めてもいいんじゃないか、と思います」

逆だ。

思っていた方向と、真逆でした。

寄せたりはしていなかった。

私の心の壁が少し薄くなりました。


プロ側の見立ては、
まだ米国優位というものでした。

テクノロジー、という根拠とともに。
大きなIPOが控えている、という話も出ました。

SpaceX、OpenAI、Anthropic。

あとは数年後にある大統領選の追い風も、
という話でした。

刺さりました。

心の壁がなくなりました(笑)。

頭の中でいろんな考えが動き始めた。
説明を聞きながら、
その情報を使って違うことを考える。
相変わらず、ブレやすい(笑)。

ただ、ここで気づいたことがあります。

「攻めてもいい」と言われても、
私は今の積み立てをすぐには変えないな、
と思いました。

なぜか。

自分がどこかで「相場の読みに乗ること」を信用していない、ということが分かったからです。

どんなに筋が通った理由でも、
タイミングを読んで動く設計を、
私は採用しない。

7年間それで続いてきたし、
変えたいとも思っていない。

言葉にしたことはなかったけれど、
これが私の哲学の一つだ、
と確認できた瞬間でした。

プロに問われるたびに、
答えているのは自分自身でした。

あなたにも、言葉になっていない投資哲学が、
きっとあると思います。
「なんとなくそうしている」の中に、
実は7年分の答えが眠っていることがある。


次に、債券の話になりました。

対面専用の商品を
いくつか紹介してもらいました。

利回りは3〜4%が中心。
確かに見たことがないものが多い。

私は今、債券をインデックスファンドとして持っています。

直接買うとなると、保有期間が固定される。
途中で手放しにくい。

どうしても、そこが引っかかりました。

あなたは、投資商品に何を求めていますか。

私はこのとき、「流動性」だと分かりました。

増やすことと同じくらい、
自分がコントロールできる状態を重視していた。

今後も債券を直接買うことはないな、
と思いながら、同時に「自分がそういう人間だ」という輪郭がはっきりしました。


個別銘柄の話になりました。

個別株の中でもとりわけ比率が高い銘柄の話で、
推し株的な位置づけ。

スシローです。

やっぱりそこね(笑)。

「少し多いんじゃないか」と言われました。

分かってる、分かってるんです(笑)。

今後、債券を積み立てるなら、
その現金はどこから出すのか、
という話にもなりました。
それがスシローの使い方ではないか、と。

ただ、その時点では、こう伝えました。
収入の余剰から積み立てる予定で、65歳の出口に向けて徐々に比率を上げるつもりです、と。

話し合ううちに、結局「いつ暴落が来るか」という問いに行き着くことが分かりました。
それは誰にも分からない。

タイミングを読まないと決めている私には、
最初から答えが出ない問いでした。


最終的に、その場では何も買いませんでした。

お互い、それで構わないという空気の中で、
1時間ほどの相談が終わりました。

担当者は誠実な人でした。
おだてられることも、
無理に商品を勧められることもなかった。

ただ、思っていたことと少し違ったのは、
私の場合、「正解を教えてもらう場所」
ではなかった、ということです。

プロとの対話は、
自分の判断に言葉をつける場所でした。

流動性を重視している。
タイミングを読む設計は採用しない。
スシローが多いのは分かっていた。

全部、うっすら知っていたことです。
でも誰かに説明したことはなかった。

それが1時間で輪郭になりました。


帰りの電車に乗って、いつもの癖が出ました。

スシローを一部売って、NASDAQを買おうか。
しかも3倍レバで(笑)。

衝動なのは分かっています。
後付けの理由が半端ないことも、
自分が一番よく分かっています(笑)。

それでも今回だけ、一つだけ違うことをしました。買う前に、売るタイミングを決めました。2028年末から2029年初頭。
次回大統領選のタイミングです。

「いつ売るかを決めてから動く」は、
私が個別株でずっと意識してきたことです。

気づいたら、電車の中で、
スシローを一部売っていました。


教えてもらいに行ったはずが、
返ってきたのは、自分自身でした。

結局、7年で染み付いたものは、
プロに会っても変わらなかった(笑)。

あなたは、どうですか。

タイミングを読まない。
流動性を手放さない。
出口を決めてから動く。

7年間「なんとなくそうしてきた」ことが、
1時間で言葉になりました。

冒頭の問いに、今なら答えられます。

これが、私の投資哲学でした。

2029年、まだ記事を書いていたら、
NASDAQ3倍の結果を報告します。


凡人太郎


前回分の記事をここに置いておきます。


レバレッジを買うのは久しぶりです。

買うことはもう無いなって思ってたのですが、
ありました(笑)。

OpenAIとAnthropicの上場先が決まっていません。
ここがNASDAQ以外なら、前提が変わるので、
損益関わらず売却します。

もし、今後の動向に興味があれば、
「フォロー」しておくと、
3倍ブルの話を見つけやすくなると思います。

まさかのNYSEで損切りした話。とか(笑)。


次回は、NASDAQ3倍ブルを買った話。

NASDAQ3倍ブルを買いました。

そのとき、もちろん色々考えた結果です。

でも、その考えは、ほぼ後付けの理由(笑)。

どんな後付け理由なのかを言い訳する話です。


👉️次の記事(1億投資家の投資哲学がブレて、NASDAQ3倍ブルを買ってしまう話)

👈️前の記事(1億円の自己流投資家が、初めてプロに相談したら断られました。)


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