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GPTで都度生成していた画像制作を、CODEX一括生成へ切り替えた話

GPTで一枚ずつ作る運用には限界があった

CS記事を作り始めてから30本以上、画像は基本的にChatGPTで1枚ずつ生成していました。設計画像とキャラクターシートを渡し、その回で必要なカットだけを作る。気に入らなければ追加で指示を出し、納得するまで修正する。画像生成AIを使っている人なら、ごく一般的な運用だと思います。

この方法は、一枚だけを見れば非常に強力です。背景の情報量や小物の描き込み、キャラクターの表情まで細かく調整できるため、「この一枚だけなら最高」と思える画像を作れます。実際、初期のCS記事を見返すと、背景には資料や小物が散りばめられ、一コマごとの密度はかなり高いものになっています。


まず設計から確認して


個別に出力し確認

しかしシリーズ制作になると話は変わります。同じキャラクターを描いているはずなのに、少しずつ顔が違う。制服のデザインが変わる。背景の雰囲気も毎回違う。もちろん修正すれば直せますが、その修正コストは回数に比例して増えていきます。一話なら気にならないことも、30話、40話と続くと無視できない負担になっていました。


CODEXを試したら「品質」より「運用」が変わった

そこで試したのがCODEXです。

きっかけは単純で、「生成エンジンが同じなら、一括で任せた方が効率がいいのではないか」と思ったからでした。設計資料やキャラクターシート、参考画像をフォルダへまとめ、「このフォルダを参照して制作して」と依頼する運用へ変更しました。

最初は正直、「品質は少し落ちるだろう」と考えていました。

実際、一枚だけを比較すればその印象は間違っていません。背景の情報量や細かなデザインは、都度生成の方が豊富です。こちらが細かく指示を書けば、その分だけ作り込んでくれます。一方でCODEXは参考画像を基準に組み立てるため、自由度はやや低く、一枚だけを見ると少しあっさりした印象になります。


都度成型で生成した4コマ漫画


CODEXで生成した4コマ漫画

ところが数話分をまとめて見た瞬間、評価が変わりました。キャラクターがほとんどブレず、制服も毎回同じ。レイアウトも色味も揃っていて、シリーズ全体としての統一感が圧倒的に高かったのです。


一枚の120点より、40枚の90点

35話以降を並べて見返したとき、一番驚いたのはここでした。

初期の作品は、一枚一枚を見ると確かに情報量が多く、「このコマだけすごく良い」と思える画像があります。その一方で、シリーズ全体では少しずつデザインが変わり、無意識のうちに統一感が失われていました。

CODEXへ切り替えた後は、一枚の情報量こそ少し控えめですが、キャラクター、色味、構図、タイトル画像まで全体が同じトーンで揃っています。

制作を始めた頃は、一枚の完成度がすべてだと思っていました。しかしシリーズを積み重ねるうちに、本当に価値があるのは「毎回90点を安定して出せること」だと考えるようになりました。読者が見るのは一枚ではなく、作品全体だからです。


~34までが都度生成。サイズも色合いもバラバラ



制作フローは想像以上に変わった

画像そのものより大きかったのは、制作フローでした。

以前は資料を添付し、生成し、保存し、ファイル名を付けて、また次の資料を添付する。その繰り返しです。

CODEXでは「このフォルダを参照して」の一言で制作が始まり、生成物も自動で保存されます。さらに、一括生成だからこそ同じようなエラーがまとまって発生するため、「このパターンを全部修正」という指示が通ります。都度生成では毎回ゼロから説明していた内容が、一括で処理できるようになりました。

フォルダパスを指定して一括編集

もちろん途中で監督は必要です。放置すれば少しずつデザインは崩れます。しかし横から軌道修正しながら作業全体を進めるという意味では、CODEXは非常に優秀なアシスタントでした。


変化があれば途中でフォロー。手戻りの回数を想像する。

どちらが優れているかではなく、何を作るか

今でも、一枚だけ本気で仕上げるならGPTを選びます。自由度が高く、細かな作り込みができます。

でも、シリーズ制作なら迷わずCODEXです。

今回運用を変えて感じたのは、画像生成AIは「どちらが上か」を比べるものではないということでした。

一点勝負ならGPT。

シリーズ制作ならCODEX。

用途が変われば、評価軸も変わります。

一枚を120点に仕上げるAIと、作品全体を90点で揃えるAI。その違いを理解して使い分けることが、これからAIでコンテンツを作る上では一番重要なのかもしれません。

これ書いてます。


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