起業・スタートアップをテーマにしたビジネス漫画おすすめ10選
この記事では、起業・スタートアップ、経営をテーマにしたビジネス漫画を10作品ご紹介します。
ビジネスの最前線で奮闘する中で、資金調達や組織づくり、アイデアの磨き方といった実務的テーマがストーリー仕立てで描かれるため、ビジネス書を読むよりもすっと理解しやすく、自分ごととして吸収できる点が魅力です。
気になる作品があればぜひ読んでみてください。
『トリリオンゲーム』
・作者:稲垣理一郎(原作)、池上遼一(作画)
・出版社:小学館(ビッグコミックス)
・1巻発売日:2021年3月30日
・巻数:既刊10巻(連載中)
『トリリオンゲーム』あらすじ
二人の大学生、世界一のわがまま男・ハルこと天王寺陽と、小心者だが天才的プログラマーの平学がゼロから起業し、1兆ドル(トリリオン)稼いでこの世の全てを手に入れようと奮闘する物語です。

不良に絡まれていたガクをハルが救ったことからバディを組むことになり、計算高く破天荒なハルの大胆なビジネス戦略と、卓越した技術を持つガクの力で次々と奇跡を起こしていきます。
おすすめポイント
性格も能力も正反対な主人公二人が織りなす痛快スタートアップ劇で、テレビドラマ化・映画化もされました。
大胆すぎるアイデアと圧倒的な行動力で巨額の富を狙う姿はエンターテインメント性抜群でありつつ、現実のビジネスシーンにも通じるヒントがあります。スタートアップならではのスピード感やスケールの大きさが爽快で、読んでいると「自分もやればできるかも!」という前向きな気持ちになれる作品です。
『スタンドUPスタート』
・作者:福田秀
・出版社:集英社(ヤングジャンプコミックス)
・1巻発売日:2020年10月16日
・巻数:全13巻(完結)
『スタンドUPスタート』あらすじ
「起業によって個人の生産価値を高めること」を信条とする主人公・三星(みつぼし)太陽が、“人間投資家”として様々な人材に出資し起業を支援する人物です。

大企業で左遷され自信を失ったサラリーマンや、働いたことのない専業主婦など、人生に行き詰まった人々の可能性を次々と見出し、一人ひとりに合った新事業を立ち上げていきます。
太陽の導きで再び情熱を取り戻した起業家たちが成長し、それぞれの仕事で成功を目指す姿が描かれます。
おすすめポイント
様々な境遇の登場人物が起業を通じて再起するストーリーは、仕事で悩みを抱えるビジネスパーソンにも大きな勇気を与えてくれます。2023年にはテレビドラマ化もされ話題となりました。
起業支援者である主人公の前向きな言葉や行動には学ぶべき仕事術が多く、自分も新しいことに挑戦したくなる高揚感を得られます。
『100話で心折れるスタートアップ』
・作者:えい(漫画)、佐々木真(文章協力)
・出版社:日本能率協会マネジメントセンター
・1巻発売日:2023年4月30日
・巻数:全1巻(完結)
『100話で心折れるスタートアップ』あらすじ
2022年にTwitter上で発表され、経営者や起業家の間で話題となったスタートアップ体験漫画です。大学の起業サークルに所属するウサギのキャラクターが仲間たちとともに会社「ウサコア」を立ち上げ、資金繰りや人間関係に悩みながらも少しずつ事業を成長させていく姿が描かれます。

タイトル通り“100話で心が折れる”ような困難が次々と押し寄せ、順風満帆とは程遠いスタートアップのリアルな日常がストーリー仕立てで綴られます。
おすすめポイント
起業の華やかな面だけでなく失敗や挫折といったネガティブな側面も赤裸々に描かれており、「あるある」と共感できる経営者も多いリアル志向の作品です。Twitter発の漫画ということもありテンポよく読みやすい一方、資金調達の難しさやチームの亀裂など現実のスタートアップが直面しがちな問題が次々登場し、教訓も豊富です。

書籍版では各エピソードにそれぞれ解説もつけられていて、創業時の株のルールや資金調達など起業に関する学びも深く得ることができます。起業を志す人にとって反面教師にも基本的知識も得られる一冊です。
『王様達のヴァイキング』
・作者:さだやす(ストーリー協力:深見真)
・出版社:小学館(ビッグコミックス)
・1巻発売日:2013年6月28日
・巻数:全19巻(完結)
『王様達のヴァイキング』あらすじ
高校中退で職も人脈もない18歳の天才ハッカー是枝一希(これえだ かずき)と、IT業界を牛耳る若きエンジェル投資家・坂井大輔がタッグを組み、“サイバー空間”という現代の戦場で戦いを挑むサスペンスフルな物語です。

社会性ゼロの孤独なハッカーだった是枝は、怒りにまかせて起こした銀行へのサイバー攻撃をきっかけに坂井と出会い、スカウトされます。
以降、二人は巨大企業の不正を暴いたり、新たなビジネスを仕掛けたりと次々に困難なミッションに挑み、破天荒ながらも未来を切り拓いていきます。
おすすめポイント
天才ハッカー×投資家という異色コンビが繰り広げるストーリーは、テクノロジーとビジネスが交錯するスリリングな展開で惹きつけられます。
サイバーセキュリティやSNS、ベンチャー投資といった現代的テーマを扱っており、ITスタートアップ界隈の空気感を疑似体験できる内容です。社会を揺るがす危機に立ち向かう二人の活躍はエンターテインメント性が高い一方、ビジネスにおけるリスク管理や信頼できるパートナーの重要性なども伝わってきてリアルな現場を知ることができます。

『インベスターZ』
・作者:三田紀房
・出版社:講談社(モーニングKC)
・1巻発売日:2013年9月20日
・巻数:全21巻(完結)
『インベスターZ』あらすじ
『ドラゴン桜』の作者として知られる三田紀房氏による、投資をテーマにした異色の学園漫画です。物語の舞台は全国有数の成績を誇る私立道塾学園。主人公の財前孝史(ざいぜん たかし)は入学試験満点で入学すると、各学年成績トップ6人だけが参加できる「投資部」に勧誘されます。

学園の資産3000億円を運用し年利8%以上の利益を上げるという極秘ミッションに挑むことになり、財前は仲間とともに株式投資やベンチャー企業への出資などを通して投資の世界に足を踏み入れていきます。作中では実在の企業経営者や著名な投資家もモデルとして登場し、リアルな経済・金融知識が盛り込まれています。
おすすめポイント
企業経営や経済の仕組みを学びたい人にうってつけの作品です。作者の三田紀房氏が経営者や証券マンに取材して得た知見が織り込まれており、株式投資やベンチャー企業の成長戦略について漫画で楽しく学ぶことができます。
難しい金融用語や経済理論も高校生たちの挑戦という形でわかりやすく表現されているため、初心者でも抵抗なく読み進められます。単なるお金儲けの話ではなく「なぜ投資を学ぶのか」「企業の価値とは何か」といった本質的な問いかけもあり、ビジネスへの洞察が深まる気がします。
『東京トイボックス』
・作者:うめ(小沢高広・妹尾朝子)
・出版社:講談社(モーニングKC) ※続編は幻冬舎コミックスより刊行
・1巻発売日:2006年3月23日
・巻数:全2巻(『東京トイボックス』完結)+続編全10巻(『大東京トイボックス』完結)
『東京トイボックス』あらすじ
秋葉原にある弱小ゲーム開発会社「スタジオG3」を舞台に、ゲーム作りに情熱を燃やす男と、会社再建の命を受けた女性エリートが奮闘する物語です。社長の天川太陽は「面白いゲームを作ること」に全てを懸ける生粋のゲームクリエイター。一方、月山星乃は親会社から派遣されてきたバリバリのキャリアウーマンです。

価値観の異なる二人がぶつかり合いながらも、小さな会社で傑作ゲームを生み出そうと奮闘する中で、ゲーム開発者たちが常に直面する“品質追求と納期厳守”という葛藤がリアルに描かれます。
おすすめポイント
ゲーム業界の内幕を舞台にした群像劇で、クリエイターの情熱とビジネスの現実の狭間でもがく姿が多くの読者の心を打ちます。「全ての働く人々に捧ぐ」と銘打たれた熱血ストーリーであり、徹夜続きの開発や予算との戦いなどITスタートアップのようなリアルな苦労話も満載です。

2007年には続編『大東京トイボックス』へ物語が引き継がれ、2014年にはテレビ東京系列で実写ドラマ化もされました。
『スティーブ・ジョブズ』
・作者:ヤマザキマリ(原作:ウォルター・アイザックソン)
・出版社:講談社(KCデラックス)
・1巻発売日:2013年8月12日
・巻数:全6巻(完結)
『スティーブ・ジョブズ』あらすじ
アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズの生涯を、公式伝記を元にコミック化した作品です。幼少期から青年期、そして数々の革新的製品を世に送り出し世界を変えるまでの軌跡が丹念に描かれています。

パソコンを一般家庭に普及させ、iPhoneやiTunesによって音楽・IT業界に革命を起こしたジョブズが、挫折や失敗も経験しながら卓越したビジョンで成功を掴むまでのサクセスストーリーが展開されます。
おすすめポイント
ジョブズという稀代の起業家の考え方や生き様を漫画でわかりやすく追体験でき、ビジネスを志す人に多くの示唆を与えてくれます。
ヤマザキマリ氏の端正な筆致によりジョブズの内面や人間関係も丁寧に描かれており、単なる成功談に留まらない深みがあります。伝記では掴みにくい人物像もビジュアルで理解しやすく、彼の半生から多くを学べる一冊です。
『海賊とよばれた男』
・作者:須本壮一(漫画)、百田尚樹(原作)
・出版社:講談社(イブニングKC)
・1巻発売日:2014年6月23日
・巻数:全10巻(完結)
『海賊とよばれた男』あらすじ
第二次世界大戦終結直後の日本で、石油業界に革命を起こしたある実業家の生涯を描く作品です。主人公の国岡鐵造(くにおか てつぞう)は、敗戦により全てを失った石油販売会社「国岡商店」の店主。莫大な借金だけが残り社員たちも再起不能と覚悟する中、「誰一人クビにはせん!」と宣言し、愚痴を封じて会社の再建と日本の復興に立ち上がります。

欧米の石油メジャーに対抗してイランから石油を直接調達するなど常識外れの挑戦を続け、社員と共に苦難を乗り越えながら小さな石油商店を大企業へと育て上げていきます。
おすすめポイント
モデルとなった出光興産創業者・出光佐三氏の物語を下敷きにしており、企業経営のみならず日本人の気概を感じさせる熱いドラマが展開します。
原作小説は本屋大賞を受賞しており、漫画版でも重厚なストーリーが忠実に再現されているため読み応え十分です。歴史的事実をベースにしたフィクションとして楽しみながら、信念を貫く経営の在り方や危機に立ち向かう胆力など、多くの学びを得られる作品です。
『ナナのリテラシー』
・作者:鈴木みそ
・出版社:KADOKAWA(ビームコミックス)
・1巻発売日:2014年1月25日
・巻数:全3巻(完結)
『ナナのリテラシー』あらすじ
電子書籍業界で成功を収めた漫画家でもある作者自身の経験を基に、起業や独立の現実を描いたビジネス漫画です。職場体験先に悩んでいた女子高生の許斐七海(このみ ななみ)は、ひょんなことから怪しげなコンサルティング会社「プロテクト」で天才的だが変人の企業コンサルタント・山田仁五郎の下でインターンをすることになります。

第1巻では漫画家の電子出版復活プロジェクト、第2巻ではゲーム業界の裏側など、巻ごとに異なるテーマを通じて七海がビジネスの最前線に触れて成長していきます。
おすすめポイント
ITコンサルタントと女子高生という異色コンビが現代のビジネス課題に挑む物語で、デジタル出版やゲーム業界、表現規制問題などタイムリーなテーマを鋭く切り込んでいます。
作者鈴木みそ氏自身の体験に裏打ちされた内容は非常に現実的で、独立や起業の際に直面する課題をユーモラスに学ぶことができます。斬新なビジネスアイデアに挑戦するストーリーはアイデア発想の刺激になり、主人公が女子高生ということもあって親しみやすい絵柄で女性にも読みやすい点も魅力です。
『ソフトバンク 孫正義を成功に導いた3つの発想法』
・作者:バラエティ・アートワークス(漫画制作)
・出版社:朝日新聞出版
・1巻発売日:2012年3月16日
・巻数:全1巻(完結)
『ソフトバンク 孫正義を成功に導いた3つの発想法』あらすじ
ソフトバンクグループ創業者・孫正義氏の仕事術や経営哲学を、漫画でわかりやすく解説したビジネス書コミックです。孫正義氏がどのような発想法で数々の事業を成功に導いてきたのか、「ゴールを明確に描く」「徹底した数字思考」「高速のPDCA」など3つのキーワードに沿って具体的なエピソードとともに紹介されます。漫画パートと図解で構成されており、難しい経営理論も孫氏の実体験に基づく物語として理解できる内容になっています。

おすすめポイント
大企業ソフトバンクの躍進を支えた孫正義氏の思考法が平易な漫画で学べる一冊です。
実話に基づくエピソードの数々がドラマチックに描かれているため読んでいて飽きず、経営初心者でもスッと内容が入ってきます。孫氏の名言やエピソードから得られる教訓は多く、自社の経営や仕事術にすぐ活かせるヒントが満載です。
起業・スタートアップをテーマにした漫画を10作品ご紹介しました。気になる作品があればぜひ読んでみてください!
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