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自作小説「熾火」の創作ノートへようこそ(1)

2026年7月半ば、私は約一か月にわたる「熾火」のリライトを完成させて、noteでのPDF販売に踏み切りました。ここでは「リライト」という表現を用いていますが、実際には、同じモチーフを使った新規作品といえるくらいに変わっています。以後、三年前に「完成」したと思っていたものを「旧バージョン」、今回完結を見たものを「リライト版」と呼ぶことといたします。

新旧のバージョンでは、以下の通りにまず「文字数」が変わっています。

・旧バージョン 三部合計 48763文字
・リライト版  三部合計 54939文字  (見出し込みの概算です)

おおむね12.7%増となりました。ちなみに原稿用紙換算ですと、137枚となっています。

これだけを見ると、「ちょっと」内容が増えただけのように見えますが、実のところは、重要と思われたシーンやエピソードを相当数、むしろ「大胆に」割愛していました。ですので、それにも関わらず全体量が増えていることが興味深いなと思っています。

しかし今回は、「なぜ」「このタイミング」で、リライトに取り組み、完成させたのかについて考えてみたいと思うのです。

「熾火」三部作のあと、実は未完成のものも含めて、二作に取り組んでいました。その最新の履歴は、2025年6月23日でした。つまり、それ以後はほとんど「創作」とは縁遠い生活を送ってきていました。

大きな変化の契機となったのは、2026年3月7日に実母が緊急搬送され、入院・手術となったことでしょう。以後、7月21日の今日に至るまで、母の住まい(弟二人が同居しています)と私のアパートとを往復する生活を送っています。つまり、このリライトは、母を見舞いながら、弟たち二人との共同生活を送る傍らで仕上げたものでした。

ただし、共同生活そのものが、リライトの直接のトリガーとなったわけではありませんでした。その前段階として、私は少なくとも2つの作業をしていました。

一つは、1テラにも及ぶ音楽ファイルを整理すること、二つには、4200件に及ぼうとするブログやnoteのデータをObsidianというノートアプリと統合させようとしていたことでした。もちろん、「熾火」リライトと関係が深いのは後者です。データを洗っているうちに、「熾火」のそれぞれが、初回のnoteやブログに発表したままのデータとして残っていることがわかりました(ちなみにそれらは、今でも「公開されたまま」になっています)。

実際問題、「熾火」のリライトは、今回初めて試みたものではありませんでした。しかし、これまではついに完成させることはできなかった。「熾火Ⅲ」のあとの2作と、3年という時間、そして、母の入院のどれもが、このリライト作業の完結には必要だったのだろうと思います。

次回以降、少しずつそれらを解きほぐしていこうと考えています。よろしければおつき合いくださいますようお願いいたします。


「熾火」全文のPDFは、以下からダウンロード購入いただけます。ご検討ください。

※ 「質問箱」を設置してみました。

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