#1197 読書論48|WITH THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(長谷川誠)
ここ最近はアルバム論でミッシェル・ガン・エレファントという最高にイカしたバンドを特集しているので、この勢いで本日はそんなミッシェルの活動を赤裸々に描いた名著「WITH THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」を紹介しましょう。
WITH THEE MICHELLE GUN ELEPHANTとは?

帯にはミッシェル・ガン・エレファント完全保存版ドキュメントブックと書かれております。
1996年のデビューから2003年の解散まで「NEWSMAKER」という雑誌で紹介された当時のインタビューや書下ろしなどを集めた、正にミッシェルの歴史を辿ったドキュメントとなります。
Amazonでは下記のように紹介されておりますね。
ミッシェル・ガン・エレファントがいた!!
すさまじい音楽に全身が震えた。とてつもない光景をたくさん見た。胸に灯された炎は今も閃く。これは爆音のラブソング。ロックンロールという名の終わりなき物語...
お待たせしました!ファンたちに捧げる究極の一冊がついに発売です!!
比類なきロックンロールバンドの1996年のメジャーデビューから、2003年の解散ラストライブに至る8年間の軌跡を計520ページにコンプリート!
今もなお、多くのリスナーの体内で鳴り響き続けている彼らの音楽や生きざまが、ライター・長谷川誠の32万字に及ぶ書き下ろし&インタビューで綴られる。
NEWSMAKERが追った8年分のレアな撮り下ろし&ライブ写真なども多数掲載!!
そんな感じで早速、写真と共に振り返ってみましょう。
WITH THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの魅力

僕がこの本をいつどこで買ったのは全く覚えていないのですが・・・
かなり希少価値の高い本だと思っておりますし、定期的に読んだりしています。
今の様にミッシェル熱が高まったタイミングで読むケースが多いですね。
1. ミッシェル愛に包まれた構成

各章のタイトルが時系列でのミッシェルの曲名だったりします。
世界の終わりで始まり、エレクトリック・サーカスで終わるという感じが非常にメロウです。
そんな本書は第一章「世界の終わり」は、こんなインパクトのある壱節で始まります。
「日本の音楽シーンをダメにしたのはお前らだ!」
音楽業界の関係者を前にして、その男はあたりをじろりと見回すと、おもむろにそう言い放った。周りの人々はあっけにとられていた(略)
その男の名前はチバユウスケ。そしてバンド名はミッシェル・ガン・エレファントだった。
そんな感じでデビューシングル記念のライブで、集まった音楽関係者にデビューしたてのバンドがボロクソ言うという感じで笑
とにかく尖っていた所から始まります。
以降は、ミッシェルがどんどん大きくなっていく様を、インタビュアーの長谷川さんが紹介していくスタイルで、オリコンに名前を連ねたり、ライブ会場がどんどん大きくなって行ったりというミッシェルの進化を赤裸々に描いています。
アベからクレームがあった話なども書いています笑
2. メンバーの知られざる思いが伝わるインタビュー
インタビューはとにかく適当です笑
と言うか、もうミッシェルのメンバーは「いいライブができること」が最上位概念としてあり、そのために「いい音源を作ろう」というモチベーションくらいしかないので、金とか名声とかに興味が無く、とにかくシンプルなんです。
だから常にリリースのタイミングでは毎回「いいアルバムができた」という風に言っていますね
そしてヒットを狙ったりする感覚もと無いんです。
渾身の作品ができたからリリースしたとかではなく、インタビューで「レコード会社の意向で・・・」とかを平気で言ってしまう笑
その辺のチカラの抜き方が非常に良いですね。
インタビュアーもなかなか苦悩したでしょう笑
チバの幼少期のインタビューはなかなか危険だったりします笑

そして全体を通して、インタビューでは一番ウエノが饒舌だったりします。
みんな結構(笑)をつけたりで、軽いノリでインタビューに答えてますね。

3. ここでしか見れない写真
TMGE PhotographというコーナーがⅠ~Ⅲまであるんですけど、とにかくこの写真たちがカッコいいんです。
まずは、伝説と呼ばれた1998年に豊洲で開催されたフジロック。
まだ日本でもフェスが出来始めたときだったので、まだ手探りの中での開催ではありましたが、ミッシェルの破壊力はハンパなく、何度も中断が起きておりました。
チバの「俺達がニッポンのミッシェル・ガン・エレファントだ!」は本当にカッコよく、その衝動が写真から伝わってきそうです。

アメリカツアーの写真とかもレアです。
日本ではスターですが、海外では新人的な感じで自分たちでセッティングしたりする辺りが、まさに外国のライブって感じで非常にいいです。BECKみたいな世界観ですね。
そして、海外でもチバは日本語で堂々とMCをして、堂々と歌って、現地のオーディエンスにも刺さっていたようです(CDを買ったり、ファンになったり)
そして、やっぱりツアーの移動とかは本当に大変だったようです。

あとはこれはギア・ブルースの時ですかね?
とにかく全員ライダースにグラサンが最高にカッコいいです。
まさにT.F.O.Aですね。

最後のこの写真も最高にカッコいいです。

4. 解散に向かう様
そして、徐々にインタビューが少なくなっていきます。
ロデオ・タンデム・ビート・スペクターのインタビューを最後に、2002年~2003年はライブレポートや活動レポートがメインとなり、最後の幕張ライブもインタビューなど無く、まさにライブレポートという感じで終わります。
その辺が切なかったりしますが、そんなもんかだとも思います。
最後が良いですね。
闘いはまだまだ続いている。ロックンロールは終わらない。
そのことを彼らはバンドが終わった瞬間にも示し続けていた。
「錆びた風は続くだろう」

おまけ
発行は2005年なのでもう20年前なんですね・・・年を取ったものです。

まとめ
そんな感じなのでミッシェルファンは是非読んでおきたい本ですね。
最近は電子書籍でも出ているようなので、お求め安くなっているのではないでしょうか。
是非興味がある方はチェックして見て下さい!
