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#1142 TV論56|神様、もう少しだけ

前回紹介したGTOもそうですが、「たまごっち」「プリクラ」「BEATout!」など、奇しくも僕が中学校時代の1996~98年のトレンドを紹介する機会がここ最近非常に多いので、この時代を代表するドラマ「神様、もう少しだけ」を本日は紹介しましょう。

正直このドラマはそこまで気合を入れて見ていなかったので、断片的な記憶しかないので間違っている可能性がありますが、大目に見てください!


神様、もう少しだけ とは?

「神様、もう少しだけ」は1998年7~9月のクールで放送された、当時にしてみてはなかなかアヴァンギャルドな作品でした。

17歳の女子高生・叶野真生(かのう まさき)は、家族に心を開けず、孤独を抱えながらも「誰かに愛されたい」という気持ちでいました。そんな彼女を癒すのは音楽プロデューサーの石川啓吾の作る曲だけだったんですが、そんな石川啓吾のライブでチケットの入っていた財布を無くしてしまい、何とかするしかねぇと援助交際に手を出してしまうんです。

その後色々あって、真生と啓吾と出会い、恋に落ちるんですが、真生は当時の援助交際が原因でHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染していることが発覚する・・・というかなり重いストーリーです。

そんな感じでHIVと向き合いながら「生きる意味」や「本当の愛」を探していく2人の姿を描いた、切なくも希望のある?ラブストーリーだったりします。

このドラマの影響で、恐らく雨後の筍の様に続出した「ケータイ小説」ブームが起きたと僕は思っているので、そういう意味ではなかなか罪深き作品だったりします笑


神様、もう少しだけの魅力

1. 援助交際やHIVといった社会問題を正面から描いた

1990年代後半、日本では「援助交際」が社会問題として大きく取り上げられ、メディアでも頻繁に報道されていました。
今考えても狂乱の時代ですが、結局今も新大久保公園の行列とかがあるので、本質的には何も変わってないかも知れませんが…

で、同時に、HIVやエイズに対する偏見や無知も強く「若者が他人事ではいられない問題」として注目されましたし、このドラマでこれらのワードを知った人も多いと思います。
このドラマは、これまでタブー視されていたテーマを「感情移入しやすいラブストーリー」の中で描いた点でもなかなか画期的でしたし、当時の僕らの心に刻印された作品でもありました。


2. 深田恭子のフレッシュな演技と存在感

当時15歳だった深田恭子は本作が連続ドラマ初主演でしたが、このドラマで完全にブレイクしたと言っても過言ではないでしょう。
僕もこのドラマで存在を知りましたが、謎にそのタイミングではそうでもなく、その1年後くらいからフリークになりましたね笑
COLORS(1st写真集)とか買っちゃいましたからね笑

そんな感じで、無垢?で危うい少女・真生の繊細な心理を体当たりで演じ、「涙を誘う演技」「危うさを含んだ魅力」が話題となり、多くの視聴者の共感を得て、結果として彼女の出世作となりました。


3. 主題歌「I for You」(LUNA SEA)の名曲効果

そして、何と言ってもこの曲でしょう。
このドラマとセットで語られることが多いのではないでしょうか?
結果としてこの主題歌I for YouはLUNA SEA最大のヒット曲となりました。

僕はここでも語っている通り、このI for Youはそんなに好きな曲じゃなかったんですが、このライブで生で聞いてやっぱりいい曲だったなと思いましたね。

曲とドラマが絶妙にマッチし、毎回エンディングで涙を誘ったと言われていますので、僕がもう少しこのドラマをもう少し真剣に見ていたら、評価も変わったのかも知れません笑


4. 視聴者の心に刺さる“純愛”のメッセージ

社会の冷たさと、自分を愛してくれる人を探す若者の葛藤を描き、真生と啓吾との「条件なしの愛」が加わり、視聴者の心を強く打ちました。
前例もない作品でしたし、その辺も完璧でしたね。


神様、もう少しだけの魅力的な登場人物

叶野真生| 深田恭子

もう十分に語りつくしたのでこれ以上は特にないのですが、この時まだ15才(高校1年生)と考えると、末恐ろしいですね・・・
もう既に出来上がっています。


石川啓吾| 金城武

人気音楽プロデューサーです。
ファンの女子高生に手を出したとか、なかなか違う角度から見たら罪深き男な気もしますが・・・真生と出会い、彼女を支えながら愛を育みます。
そして最後まで偉い男でした。

日比野 イサム| 加藤晴彦

あんまり晴彦の存在は覚えていないのですが、Wikipediaを見るととんでもないことが書いていました。

若者向けの服を販売しているショップ「GARAKUTA BOEKI」でバイトしている。真生と仲が良く、HIV感染後も以前と変わらず接する。一見軽そうな若者だが、真生の良き理解者として力になる。真生とはセックスフレンドであったが後に普通の友達になっている

許せんやつですね笑


野口 孝明| 永堀剛敏

この男こそが、恭子にHIVを感染させた罪深き男ですが、この男もまたHIVをもらってきたんですね。
風俗狂で、そこから移されたとかそんな感じでした。
で、この役者は知る人ぞ知る、北の国からで純の同級生役を演じるチンタなんですね。
警察だったはずなのに…笑


まとめ

そんな感じで、『神様、もう少しだけ』は、社会問題と純愛を大胆に融合させた作品として、90年代後半の若者や社会に強いインパクトを残した作品でした。
その影響力は大きく、後の恋愛ドラマやHIV啓発への関心にもつながった、エポックメーキング的な作品ですね。

今でも人気は根強く、FODとかで見れるようなので、興味がある人はぜひチェックしてみましょう!

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