#1078 映画論42|アウトレイジ 最終章(OUTRAGE CODA)
前回の映画論でアウトレイジビヨンドを紹介した勢いでそのまま「アウトレイジ最終章」も見るべくして見てしまったので、ビヨンドの紹介からそんな空いてないですが、本作の紹介をしましょう。
アウトレイジ 最終章とは?

関東の山王会というヤクザがとんでもない権力を持ってしまったので、毒を以て毒を制そうと悪徳刑事の片岡(小日向文世)は、関西の広域暴力団・花菱会と内通し、更には山王会に恨みを持つ大友(たけし)をうまくコントロールして嗾け、結果山王会は壊滅状態となるんですが、山王会の縄張りが、そのまま花菱会の縄張りになっただけで、結果状況は何も変わらず、悪だくみをした片岡も大友に殺られてしまいました。
で、そこから数年経って「アウトレイジ最終章」が始まります。
そんな感じでブイブイ言わせている花菱会が、韓国で調子に乗って花田(ピエール瀧)が、地元の韓国の組織と揉めるんです。その組織は張グループという組織で、そしてその組織には大友がいて・・・という感じで、また新たな抗争が始まるというのがこの物語ですね。

アウトレイジ 最終章の魅力
1. 3作目も相変わらずバイオレンスだコノヤロー!

とにかく今回も血の気の多い奴らが多いです。
特にこのコンビはとんでもなくバイオレンスでして、これまでの2作と比べても残虐レベルの高いことをします笑
2. 花菱会の2人が相変わらず怖い

この花菱のNo.2の西野(西田敏行)と、No.3の中田(塩見三省)が相変わらずいかついんですけど、この2人はこの撮影時に色々あって両社ともリハビリ中だったんです。
なので立ったり歩いたりするシーンはほぼ無く、基本は座っている感じなんですけど、それでも怖いというのが役者としての力ですね。
3. 本当に悪い奴らがいた

この作品に出演していた悪い奴らが、実際に悪いことをして捕まったのは本当に笑いましたね笑
そういう意味だと、的確なキャスティングだったのかも知れません笑
アウトレイジ 最終章で好きなキャラクターBEST10
10位 吉岡

池内博之は僕らが中学生の頃、メンズノンノやGTOでかなりブイブイ言わせていてメチャクチャカッコよかったです。
坊主ともみあげを繋げた第一人者だった気がしていました。
なので、もっと良い役を与えて欲しかったですね・・・笑
9位 張会長

たけしのボスの張会長です。
この人は元々俳優ではなく実業家で、たけしと十数年の付き合いだから出演したとかそんな感じでした。
ですが、実際に実業家の役でしたし、良い感じのフィクサー具合でしたね。
8位 繁田

引き続き、正義を貫くマル暴です。
仕事のやり方は気に入らないながらも、同じ刑事である片岡の仇を討とうと大友を狙うのですが、ヤクザとズブズブの警察に嫌気がさして最後は辞表を叩きつける辺りが漢でしたね。
7位 李

そしてたけし映画のスタメンの白竜です。
今回も威厳のある張グループのNo.2で、何をやってもこの人は絵になるし、怖いし、カッコいいですよね。
もっと長く見たかった限りです。
6位 野村

そしてたけし映画と言えば大杉連ですが、最終章でようやく出演です。
ですが、今回の役は「花菱会の娘婿の2代目で元々証券会社勤務」という、花菱会の下からも、張グループからも、色々な人達から舐められるという結構可哀想なポジションでした。
最後はたけしの「キャンプしようぜ」で無残にも潰されてしまいました。
5位 市川

なんでたけしの部下になったのかの経緯は謎ですが、この市川もなかなかのハードコアパンクです。
前述の通り、躊躇なくマシンガンをぶっ放すあたりはマジで狂気。
色々と謎多きキャラクターでした。
4位 西野

前作の6位から2ランクアップです。
この人も歩けないと思えない位、相変わらず怖いオジサンでした。
花菱会の部下の犠牲があったものの、大友をいいように扱い、結果花菱会の3代目に就任したので、理想の展開を迎えられた人かも知れませんね。
3位 中田

前作4位から1ランクアップです。
前作はかなり怖い感じだったんですが、今作では結構板挟みに苦しみます。策略は失敗し、張グループの前でとんでもない失言をしてしまい、その後も野村や西野に舐められて色々可哀想でしたが、弱体化した山王会に対してはやっぱり怖い感じを貫く辺りがリアルでしたね笑
2位 花田

そして今作最大の問題児が花田です。こいつが余計なことしなければ、花菱と張グループの抗争も無かったし、大友も出張る事は無かったんです。
登場シーンは怖く、なかなかの悪を予感させたんですが、そこがピークでそこからは右肩下がり。最後も大友に「口の中で花火あげてやるよ」と言われ、花火をあげて終了。もうちょっとカッコいい所を見たかったですね。
1位 大友

そしてやはり大友でしょう。3作連続1位です!
今回も相変わらずバイオレンスで、恐らく今作が一番人を殺したんじゃないですかね?
相変わらずの愛すべきハードコア・パンクスでした。
まとめ
そんな感じのシリーズ最終作、これまでの1作目と2作目を見ていないと楽しめないとは思いますが、1作目と2作目を見た人には是非見て欲しい作品ですね。
そんな感じでついに!アウトレイジシリーズの紹介も終わり!
たけし作品も残りあと少しと考えると悲しい限りです。
次回は「龍三と七人の子分たち」を紹介しましょう。
