【学び】「No.2とは何か——掛川市副市長問題から考える」
4年前初めて転職にチャレンジしたのがこの募集だった。
ものすごい大変だった、莫大な資料とか整えたり。
最終面談で敗れこの方に決まった時に、やはり市の「顔」という要素が大きかったなと思った。
そんなわけで、私自身もファイナリストだったこともあり、この件には強い関心はあるんですよね。
「No.2とは何か」から考える、掛川市副市長人事
「No.2って何だろう。」
先日、車のラジオでそんな話を聞いた。
トップを支えながら、現場も回す。
ときにブレーキ役にもなり、組織のバランスを保つ存在。
しかし、そのバランスが崩れたとき、組織は一気に揺らぐ——そんな内容だった。
その話を聞いていて、ふと思い出したニュースがある。
静岡県掛川市の副市長人事だ。
実はこのポジション、私自身も過去に応募し、最終選考まで進んだことがある。
だからこそ、この一連の動きは他人事とは思えなかった。
■まず、これは「人事の問題」である
今回の件は、まず前提として
👉 人事の問題であることは間違いない
任期満了で交代すること自体は制度上自然なことだ。
ただし今回の副市長は、募集時点で
👉 成果次第で再任の可能性があるポジション
でもあった。
そう考えると、この人事は単なる満了として片付けてよいのか。
何が評価され、何が評価されなかったのかという問いが自然に浮かぶ。
■募集時に描かれていた役割
この副市長は全国公募で選ばれた。
募集内容を見ると、
• 民間視点の導入
• 行政改革の推進
• 地域の価値向上
• 発信力の強化
といった、内外両面の役割が期待されていた。
つまり本来は、
👉 「内を変えながら、外にも価値を生み出す存在」
だったはずだ。
■実際に進んだのは「内向きの改革」
一方で、実務として進んだのはDXを中心とした内部改革である。
• 業務の効率化
• デジタル化
• 組織改善
これは間違いなく重要であり、むしろ正攻法とも言える。
ただしここに一つ特徴がある。
👉 成果が見えにくい
■評価との間に生まれるギャップ
DXのような改革は、
• 内部の改善
• 長期的な効果
をもたらす一方で、
👉 短期的に“分かりやすい成果”として見えにくい
一方で、自治体に対して外から見られやすい指標は、
• 知名度
• 人の流入
• 外部評価
といった“外向きの成果”である。
■KPIのズレはあったのか
ここで一つの見方が生まれる。
👉
「この問題は人事に見えるが、その背景にはKPIのズレがあったのではないか」
整理すると、
• 進めていたこと:内部改革(DX)
• 求められやすい成果:外向きの変化
という構図も考えられる。
もしそうであれば、
👉 取り組みと評価の軸にズレがあった可能性
がある。
■「方向性の違い」の意味
今回の説明は「方向性の違い」だった。
この言葉は曖昧だが、
• 何を優先するか
• どのスピードで進めるか
• 何を成果とするか
こうした違いが積み重なると、
👉 「方向性の違い」という形で表れる
ことは珍しくない。
■No.2というポジションの難しさ
ここで冒頭の話に戻る。
副市長はNo.2である。
その役割は、
• トップの意思を実装する
• 現場と調整する
• 組織の安定を保つ
つまり、
👉 「正しさ」よりも「整合性」が求められるポジション
しかし、
👉 トップとNo.2の間で重視するものがズレたとき
このバランスは崩れる。
■すでに見えている“組織の揺らぎ”
今回の件では、
• 統括部長が「体制への不安」で辞職
• 議会が方針決定を求める
といった動きが出ている。
これは単なる人事にとどまらず、
👉 組織全体の不安定さが表面化している可能性
も示している。
■もう一つの視点:時間軸の違い
さらに考えられるのは時間軸だ。
• 行政:長期的に効く改革
• 政治:任期内に見える成果
この違いが、
👉 求められる成果の形を変える
可能性もある。
■まとめ
掛川市の副市長人事は、
👉 人事の問題であることは間違いない
ただしそれだけではなく、
• 何を成果とするかというKPI
• 内向き改革と外向き成果のギャップ
• No.2という役割の難しさ
• 時間軸の違い
といった複数の要素が重なっているようにも見える。
この問題はまだ途中にある。
ここからの判断次第で、
この取り組みがどう評価されるかも変わってくるのだろう。
• 「No.2とは何か——掛川市副市長問題から考える」
• 「これは人事か、それとも構造か」
• 「“方向性の違い”の中身を考える」
• 「評価されにくい改革のリアル」
• 「副市長問題に見るKPIのズレ」
• 「No.2が難しい本当の理由」
• 「人事に見えて、それだけではない話」
• 「地方改革がつまずくポイント」
• 「DXと知名度、その間にあるもの」
• 「掛川市で今起きていること」
#掛川市
#副市長
#地方政治
#行政改革
#DX
#地方創生
#ガバナンス
#組織論
#No2論
#人事問題
#自治体
#静岡県
#政策分析
#リーダーシップ

