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人と会った翌日に寝込む人へ。気疲れを「呼吸・ことば・笑い」で翌日に残さない脳活呼吸メソッド

人と会った日は、ちゃんと笑えた。

相手の話も聞けた。

失礼なことを言わないように気をつけた。

場の空気も壊さなかった。

その場では、何とか普通に過ごせた。

それなのに、翌日になると、どっと疲れが出る。

朝から身体が重い。

何もしたくない。

洗濯物を見るだけでため息が出る。

スマホの通知を見るだけで気が重くなる。

昨日の会話を思い出して、

「あの言い方でよかっただろうか」

「余計なことを言ってしまったかもしれない」

「相手は本当はどう思ったのだろう」

と、頭の中で反省会が始まる。

そして、せっかく人と会ったのに、

「やっぱり人づきあいは疲れる」

「私は人と会うのに向いていないのかもしれない」

「もう予定を入れたくない」

そんな気持ちになってしまう。

もし、あなたにこの感覚があるなら、最初にお伝えしたいことがあります。

あなたは、人嫌いではありません。

人づきあいが下手なのでもありません。

性格が暗いわけでもない。

ただ、人と会っている間に、脳が働きすぎているのです。

帰ってきたあとも、脳がまだ相手の前に残っているからなのです。


人と会う疲れには、2種類あります。

ひとつは、身体の疲れです。

外出する。

歩く。

電車や車に乗る。

荷物を持つ。

長い時間座る。

帰宅後に家事をする。

これは、わかりやすい疲れです。

「今日はよく歩いたから疲れた」

「長時間だったから疲れた」

と、自分でも理由がわかります。

けれど、もうひとつの疲れは、外からは見えません。

それは、脳の気疲れです。

相手の表情を読む。

声の調子を読む。

話題を選ぶ。

沈黙にならないように気をつける。

自分の話ばかりにならないようにする。

失礼なことを言わないようにする。

感じよく見えるように笑う。

相手が退屈していないか気にする。

帰り際の一言まで気を配る。

こうした作業は、手足を動かしていなくても、脳にとってはかなりの労働です。

特に、まじめで気配りの多い方ほど、会話中にたくさんのことを同時に処理しています。

相手の目。

相手の声。

相手の間。

その場の空気。

自分の表情。

言葉の選び方。

帰ってからのお礼。

次に会う約束。

これらを一度に見張りながら話しているのです。

だから、その場では普通に見えます。

笑えます。

話せます。

合わせられます。

でも家に帰ったあと、脳の電池が切れてしまうのです。

どのため、翌日になって、身体が動かなくなります。

これは怠けではありません。

気疲れが、時間差で身体に出ているのですから。


50代以降になると、この気疲れはさらに強くなります。

若い頃は、人に会って疲れても、ひと晩寝れば戻ったかもしれません。

少し無理をしても、翌日は何とか動けた。

けれど人生後半になると、脳の回復には時間がかかります。

身体の体力だけではありません。

長年、人に合わせてきた疲れ。

家族のために動いてきた疲れ。

職場で気を張ってきた疲れ。

親や子どもや夫婦関係の中で、ずっと空気を読んできた疲れ。

そうしたものが、少しずつ積み重なっています。

だから、人と会った日の疲れは、その日の疲れだけ原因で起きているわけではないわけです。

過去から続けてきた「感じよくいなければ」という自意識も、一緒に動き出します。

嫌われたくない。

迷惑をかけたくない。

変な人だと思われたくない。

年を取ってわがままになったと思われたくない。

ちゃんとしていたい。

明るくしていたい。

相手に気を遣わせたくない。

こう思うほど、会っている間に自分を小さく抑え込みます。

本当は少し疲れている。

本当はその話題はしんどい。

本当はそろそろ帰りたい。

本当は静かにしていたい。

それでも、場を壊さないように笑う。

最後まで感じよくいる。

相手に合わせる。

この「感じよくいる努力」が、脳を疲れさせます。

そして翌日、脳はこう言います。

「もう今日は、これ以上動きたくありません」

これが、人と会った翌日に寝込む本当の理由です。

だから大切なのは、人と会うのをやめることではありません。

会ったあと、自分へ戻る方法を持つことです。


ここで、脳活呼吸メソッドの出番です。

脳活呼吸メソッドは、ただ息を吸って吐くだけの呼吸法ではありません。

呼吸。

ことば。

笑い。

この3つを使って、脳と身体を上機嫌に戻す方法です。

呼吸で、身体を戻す。

ことばで、脳の向きを変える。

笑いで、感情のこわばりをゆるめる。

この順番が大切です。

人と会ったあとに疲れる方は、帰宅してからも脳が相手の前に残っています。

身体は家にある。

でも頭の中では、まだ会話が続いている。

相手の表情を思い出している。

自分の言葉を採点している。

相手の気持ちを想像している。

つまり、家に帰ってきたのに、脳だけがまだ外出中なのです。

だから、帰宅後に必要なのは、反省会ではありません。

まず、自分へ戻ることです。

ここで使うのが、

「ただいま上機嫌リセット」

です。

やり方は、とても簡単です。

人と会って帰ってきたら、すぐにスマホを見ないでください。

すぐに昨日の会話を反省しないでください。

まず、バッグを置きます。

上着を脱ぎます。

椅子に座ります。

足の裏を床につけます。

ここから、呼吸、ことば、笑いの順番で整えます。

まず、1つ目。

呼吸です。

口から、ふうっと息を吐きます。

長く吐こうとしなくて大丈夫です。

きれいな呼吸をしようとしなくて大丈夫です。

今ある息を、外へ出します。

そして、足の裏が床に触れている感覚を少しだけ感じます。

これで、身体が「家に帰ってきた」と思い出します。

次に、2つ目。

ことばです。

息を吐いたあと、心の中でこう言います。

「今日は、もう終わりました」

もう一度、息を吐いて、こう言います。

「相手の気持ちは、相手に返します」

さらにもう一度、息を吐いて、こう言います。

「私は、私に戻ります」

このことばは、脳の向きを変えるためのことばです。

人と会ったあと、脳は相手の表情や言葉を何度も思い出します。

でも、相手の気持ちは、相手のものです。

あなたが家に持ち帰って、夜まで抱え続ける必要はありません。

だから、ことばで区切ります。

今日は、もう終わりました。

相手の気持ちは、相手に返します。

私は、私に戻ります。

この3つのことばで、脳に帰宅の合図を送るのです。

最後に、3つ目。

笑いです。

大笑いしなくてかまいません。

面白いことを探さなくてかまいません。

無理に明るくしなくてかまいません。

ただ、口角を1ミリだけ上げます。

そして、息を抜くように、

「ふっ」

と、小さく笑います。

声に出してもいいです。

声を出さずに、口元だけゆるめてもいいです。

ここで大切なのは、楽しいから笑うのではない、ということです。

人生後半に必要な笑いは、無理に明るく振る舞う笑いではありません。

固まった顔をゆるめる笑いです。

張りつめた胸をゆるめる笑いです。

考えすぎた脳に、すき間を作る笑いです。

口角を1ミリ上げる。

「ふっ」と息を抜く。

それだけで、脳は少しだけ、

「今は安全だ」

「もう家に戻った」

「これ以上、相手の前で頑張らなくていい」

と受け取りやすくなります。

これが、脳活呼吸メソッドです。

呼吸だけでは、身体は戻ります。

ことばを添えると、脳の向きが変わります。

そこに小さな笑いを足すと、感情のこわばりがゆるみます。

だから、人と会ったあとの疲れには、呼吸だけでなく、ことばと笑いまで必要なのです。

「ただいま上機嫌リセット」は、1分もかかりません。

帰宅したら、座る。

足の裏を感じる。

息を吐く。

「今日は、もう終わりました」

「相手の気持ちは、相手に返します」

「私は、私に戻ります」

最後に、口角を1ミリ上げて、

「ふっ」

と笑う。

これだけです。

でも、この小さな1分が、翌日の重さを変えていきます。

人づきあいで疲れる方は、やさしい方が多いです。

相手のことを考えすぎる。

場の空気を壊さないようにする。

自分より相手を優先する。

最後まで感じよくいようとする。

そのやさしさは、もちろん素晴らしい。

ただ、やさしさを使ったあとは、自分へ戻る時間が必要です。

戻らないまま眠るから、翌日まで疲れが残るのです。

だから、今日からは、人と会ったあとに自分を責めないでください。

あの言い方でよかったか。

もっと明るくすればよかったか。

変に思われていないか。

嫌われていないか。

その反省会を始める前に、まず自分へ戻ります。

呼吸で戻る。

ことばで区切る。

笑いでゆるめる。

この3つを、帰宅後の習慣にしてください。


自分の疲れ方を知りたい方へ。

人と会った翌日に寝込む方は、ただ体力が落ちてきているだけでは済みません。

人の顔色を読みすぎている。

会話を反省しすぎている。

予定の前から緊張している。

帰宅後も相手の言葉を思い出している。

休んでいるのに、脳だけが人間関係の中に残っている。

そんな状態になっていることがあります。

そして、その疲れは、呼吸だけで整えるよりも、

呼吸で身体を戻す。

ことばで脳の向きを変える。

笑いで感情のこわばりをゆるめる。

この3つで整えた方が、戻りやすくなります。

まずは、今の自分の疲れ方を知るところから始めてください。

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人と会うと疲れる。

だからといって、あなたが弱いわけではありません。

あなたは、その場を大切にしようとしているのです。

相手に失礼がないようにしているのです。

ちゃんとした人でいようとしているのです。

ただ、その分だけ、脳はたくさん働いています。

だから、会ったあとは戻る時間が必要です。

呼吸で、身体を家へ戻す。

ことばで、相手の気持ちを相手へ返す。

笑いで、張りつめた顔と胸をゆるめる。

大笑いできる日ばかりでなくていいのです。

口角を1ミリ上げるだけでいい。

「ふっ」と息を抜くだけでいい。

その小さな笑いが、脳にすき間を作ります。

そして、そのすき間から、上機嫌は少しずつ戻ってきます。

人づきあいをやめるのではなく、人づきあいのあとに自分へ戻る。

それが、人生後半の新しい整え方です。

ため息の多い毎日を、上機嫌に変える。

その入口は、

息を吐くこと。

自分へ戻ることばをかけること。

そして、ほんの少し笑うこと。

この3つから始まります。

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「今日の自分に戻る方法」を
少しずつ増やしていきたい方に向けて書いています。

えもん(笑門)ひろし
脳活呼吸メソッド提唱者・主宰


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