想い出のオムライス
今日は妻が仲良くしていたカフェが閉店するということで、一緒に足を運びました。
海辺の街にある人気のカフェで
オムライスがメイン料理。
若いご夫婦でお店をやられていて、
ご主人のオムライス。奥さんのマフィン。
がお店の代名詞。
旧店舗の時に何度か妻と訪れて、美味しさと癒しで満たされる時間を愉しんだことが懐かしいです。
新しい店舗に移転して、より一層素敵な時間を届けていた同店ですが、店主が若くして病に倒れ旅立たれてしまったため、涙の閉店にいたりました。
僕もオーナー夫妻とは、バーベキューをご一緒させていただいた機会があって、おふたりの持つ雰囲気にあたたかさを感じていました。
あまりにも若すぎる旅立ちに、言葉がでません。
新しい店舗には行きたいなぁと思いつつも、行けていなかったことが、心残りです。
今日は奥さんのマフィンと残りわずかの営業にお別れをするために出向いたのでした。

開店1時間前から列ができるそうです。
僕らは出遅れてしまったため、列の後方で想いを巡らせて待ちました。
残り1つのマフィンを後方で待つファンの方々に申し訳ないと思いながら、ある種の運命めいたものを感じ、有り難く買わせていただきました。
お店に入った瞬間に流れていたハンバートハンバートの「さようなら君の街」が奇跡としか思えませんでした。
外を歩く、風が頬をなでる
はじめて来た街のような気がする
少しずつ変わっていく
少しずつうすれていく
街も僕の記憶も
商店街は見知らぬ店がならび
君と行ったあの店もいまはない
少しずつ変わっていく
少しずつうすれていく
街も僕の記憶も
やあやあ、僕だよ、久しぶり
ずいぶんとここで待っていたよ
さあさあ、君はもう帰りなさい
いま君が住んでるとこへ
道がゆれる、胸が大きく打つ
白いパズル、ピースがひとつはまる
少しずつわかっていく
少しずつ気づいていく
僕の夢の終わりを
やあやあ、僕だよ、久しぶり
ずいぶんとここで待っていたよ
さあさあ、君はもう帰りなさい
いま君が住んでるとこへ
かあかあ、からすが山の向こう
おうちへ帰ろと鳴いてるよ
さあさあ、君とも別れの時間
いま君をまた忘れよう
カウンター席から見える景色

走る電車を眺めながら食べるオムライスは特別な時間を紡ぎだしていたに違いないと想いを馳せます。
客席から見える厨房

ここに2人の影が見えて、こみ上げてくるものがありました。
僕もカフェで2年ほど働いていた経験があり、中の人しかわからない景色や心情が重なります。
「おじいちゃん、おばあちゃんになるまでお店を続けていこうね」と話していたと聞きました。
今を精一杯生きること。
無情な運命もあるということ。
あの時のオムライスは、これからも僕らに語り続けるでしょう。
ブラウニー
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