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【英国文豪、令和を歩く】第38回:Easter day, let’s laugh and play, sweets all around in a bright display!

京都、哲学の道に近い静かなオープンカフェ。春の柔らかな日差しが、散り始めた桜の花びらをテーブルに運んでくる。ウィルは淡い桃色のストールを揺らし、ドイルはツイードの袖をまくって、運ばれてきたゆで卵を眺めている

ウィリアムシェイクスピア                                                                                                                    

(卵の殻を軽く叩きながら)
見て、ドイル。この小さな卵一つにも、春の息吹が閉じ込められているわ。今日は「イースター」……復活祭ね。死の影が去り、命が再び芽吹く喜びの日。私の劇の中なら、ロレンス法師が庵室で若き恋人たちの手を結ぶような、そんな神聖で騒がしい朝だわ。

                                                                                                                            コナンドイル

(手元の卵を険しい目で見つめ)
復活祭か。医学的、あるいは論理的に言えば「死からの生還」などという現象は、ニコラス・クレーグ船長のような悼ましい最期を遂げた者には訪れない。だがウィル、君が言うように、この季節の空気には確かに人を「再生」させる奇妙な力があるようだ。私の友人も、冬の間は室内で毒に蝕まれたように沈んでいたが、四月の風が吹くと、まるで魔法にかかったように自転車を駆って捜査へ飛び出していく。

(くすくすと笑って)
あら、それは素敵。でもドイル、復活祭といえば「新調の胴衣」を忘れてはいけないわ。私の物語に出てくるマーキューシオーなら、復活祭の前に新しい服を着たというだけで仕立屋と喧嘩を始めるでしょうね。新しい靴に古い紐をつけただけで争いになる……そんな、血が騒ぐような「新しさ」への熱狂が、このお祭りにはあるのよ。

(苦笑して)
血の気の多い話だ。だが、その「新しさ」へのこだわりは理解できる。私の記録にも、自転車に乗る若い女性依頼者が、不愉快な境遇を脱してロンドンへ戻ろうとする緊迫した四月の朝がある。春は、人が古い皮を脱ぎ捨て、未知の運命へと跳ねる季節だ。それはまさに、墓所を抜けて光の中へ走り出す、あの「復活」の寓意そのものじゃないか。

(身を乗り出して)
そう、まさにそれよ! 悲哀がどれほど深くても、その刹那には易えられない喜びが必ずやってくる。「アーメン、アーメン!」と叫びたくなるようなね。たとえその後に過激な終焉が待っていようとも、今この瞬間に命が爆発する喜び……。ドイル、あなたもたまにはその難しい理屈を横に置いて、この「卵」の殻を割るように、自分の殻を破ってみたらどう?

(卵を丁寧に剥きながら、少しだけ表情を緩めて)
殻を破る、か。……確かに、ベーカー街の隠れ家で暖炉の火を見つめているだけでは、真実の半分も見えてこない。春の光に包まれていると、現実から少し浮かび上がる感じがする。君みたいに夢見るのも、一興だね。復活の日まで秘められた謎を追いかけるのもいいが、今日はこの陽光を享受するとしよう。

(満足そうに頷き、自分の卵を掲げて)
名言だわ、ドイル! さあ、その「論理的なゆで卵」で乾杯しましょう。古い自分を葬り、新しい驚きに出会うために。ほら、あそこの桜の木の下を見て……。あんなに軽やかな足取りで歩く人々は、きっとみんな、何か素晴らしい「復活」の物語を胸に秘めているに違いないわ。

(微笑んで卵を掲げ)
ああ、ウィル。君の言葉は、どんな毒薬よりも効く「節々の塗り薬」だ。では、この春という名の神秘に。ハッピー・イースター。

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