露出計の仕組み(3)
「露出計の仕組み(2)」では、露出計の指針と絞り羽根の連動についてご説明しました。今回は、実際にどのように内臓露出計を利用して、カメラを操作をするのかについてご説明します。
〇 追針式(図1・図2)



図1の赤色指針が露出計指針ですので、明るさに応じて指針が動きます。緑色指針は、図2の鏡胴リングに連動して動く指針です。鏡胴リングを回転させて、緑の指針を赤の指針に合致させます。
その時が適正露出となり、シャッター速度と絞りの組み合わせが決定されます。シャッター速度と絞りの組み合わせが一義的に決まるプログラムEEのカメラによく用いられる方式です。
〇 定点合致式(図3、図4)



図3の緑色指針が露出計指針ですので、明るさに応じて指針が動きます。図4のシャッター速度リングと、絞りリングを調整すると、この緑色指針が上下に動き出すので、指針がちょうど中央に来るように調整します。
その時が適性露出となります。最初にシャッター速度を決めてから、絞りリングを調整することもできますし、絞りを先に決めてから、速度を調整することも可能です。
この方式は、シャッター速度リングと絞りリングの内部に抵抗器があって、リングを回転させることで抵抗値を変化させる仕組みです。抵抗器については、「露出計の仕組み(1)」をご参照ください。
〇 EV方式・LV方式(図5、図6、図7)




図5の赤色指針が露出計指針ですので、明るさに応じて指針が動きます。図5の露出計指針はEV10の位置を示しています。この数値をEV(Exposure Value)値といいます。当時はLV(Light Value)と言っていました。
次に、図6のリングにEV値(赤字)が表示されていますので、「10」出るように、シャッター速度、絞りリングを調整します。これが適性露出となります。
後は、この10という値を維持したまま、シャッター速度と絞りリングの両方を同時に回転させれば、適性露出を維持できます。
図6では、速度1/30秒・絞り5.6になっています。図7では、速度1/15秒・絞り8になっています。速度1/60秒・絞り4などとしても適性露出を維持することになります。このような方法をEV方式(LV方式)といいます。
今回は、実際にどのようにカメラ内臓露出計を操作するかご紹介しました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
露出計の仕組みは、次回で完結の予定です。
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