国会議員は何のために議員になったのか? 大切なのは「国民」より「後援会」!?
自分の選挙区で当選した国会議員が、本会議や委員会でどのような発言をしているか確かめたことはありますか? Xでは、11月8日に行われた衆議院厚生労働委員会で、国民、特に高齢者をバカにしているとしか思えない議員の発言が話題になっていました。国民は国会議員にこんな説明を求めているのではないことを、もっと知らせる必要があるのではないでしょうか。
11月8日 衆議院厚生労働委員会
今回の質疑・答弁があまりにヒドかったので1例としてあげましたが、このような議員は1人や2人ではないでしょう。国民の「無関心」が、このような状況を作っている要因の1つであると思い、わかりやすい例として記事にしました。
下記は議員本人のチャンネルで公開されている動画(20分)で、前半の約10分がワクチンに関する質問です。
「国民に伝わるメッセージ性の高い答弁を」・・・?
私はこの動画を見て、この議員が国民の命や健康のことなど考えていないことが伝わりました。

9月からのXBB対応ワクチンの接種について、「もう予約が入らなくて、私の後援会にも諦めた人がいっぱいいます」という話から、来年度以降は特例接種ではなくなる方向で調整しているので、それをしっかり国民に知らせる必要があるという話につながっていきます。
ワクチンの安全性に関する話が出ないのが一番の問題だと私は思いますが、それは別として、「予約ができない人が多いが厚労省は把握しているのか」という質問はわかります。その後に、「国民はやっぱり懐のことを考えるんですよ」という流れになるのがよくわかりません。特例接種で受けられるのは今年度限りということを感染症対策部長に確認してから、「今回ワクチンを打てない人が出て、今度4月ぐらいになってじゃあワクチン打とうと思ったら、いや今年からは金払えって言われたら、岸田政権の支持率が下がることになると思うんですね」と言っています。
これは、誰のための質問なのでしょうか。
さらに、特例接種で受けられるのは今年度限りだから、それを踏まえた上で自分の接種計画を立ててくださいということを、国民にしっかりと伝えるべきだと厚労大臣に言っています。
その中で、下記の発言がありました。
6:42 このワクチンの有効性については重症化予防効果は1年以上一定程度持続すると言っておりますから、今タダのうちに打っておけばですね、来年1年間ぐらいは重症化予防できるわけですよ。
「重症化予防効果は1年以上一定程度持続する」というのは、どこのデータなのでしょうか。今接種しているXBB対応ワクチンは、マウスのデータだけで審査されました(下記参照)。
しかも、短期間の中和抗体価だけです。ヒトでの重症化予防効果が1年も持つなんて、どうやって調べたのでしょうか。9月20日から接種が始まったのだから、まだ1年経っていません。
これまでのワクチンのデータだとしても、承認審査で重症化予防効果は認められていませんし、添付文書にも重症化予防効果があるとは書かれていないのです(下記参照)。
接種計画について厚労大臣は、下記のように答えました。
8:57 厚生労働省としても接種を希望する方が接種を受けられるように、ホームページやリーフレットなどを通じて国民の皆様に対して丁寧に分かりやすく周知、広報に引き続き取り組んでまいります。その上で来年度以降の方針がまとまり次第、速やかに国民の皆様に丁寧にご説明をしていきたいと思います。
それに対して、福島議員は下記のように言っています。
9:21 私、大臣っていうのはですね、役人じゃない感覚だからこそ大臣で入る意味があると思うんですよ。是非私のこの話を聞いていただきたいんですけど、その答弁をやったら、まず国民はですね理解できませ
ん。大体その安定的ななんだとかそんなのね、聞かないですよ高齢者の方は。もっと分かりやすく、来年以降は金がかかるんだから今のうちに打っちゃいなと。打てば1年以内はね、重症化しないって、そういう話し方しないと分からないんですよ。
そんなことでは「国民は理解できない」と言いきり、「来年以降は接種にお金がかかるようになるのだから、今、打っちゃいなという話をしないとわからない」と言ったのです。これが議員の言葉でしょうか。国民をバカにしています!!
国民に知らせるべきなのは、「事実」ではないのでしょうか。臨床試験での発症予防効果が何%とかではなく、もう実際に接種したデータがあるはずなのだから、接種したけど発症した人がどれくらいいるのか、接種後の健康被害がどれくらい出ているかなどの「事実」を、なぜ伝えようとしないのでしょうか。
厚労省は、2023年1月27日の厚労科学審議会で新型コロナウイルスの感染状況について「国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがある状態とは考えられなくなった」と言いました。緊急の使用が必要な状況ではなくなったのに、なぜ通常より短い期間で作って特例承認したワクチンを使い続けるのか、質問する議員はいないのでしょうか。
前半の質問は、厚労大臣に向けて下記の言葉で締めくくりました。
9:52 是非、役人の答弁書を読むことなく、政治家として国民に訴える答弁をしていただければと思います。
厚労大臣にこのように言っていますが、結局、国民に何を伝えたかったのか私にはわかりません。
福島議員の質疑は、後援会から「ワクチンの予約ができない」と言われたという話から始まっていますが、結局、「特例接種のうちにもっとたくさん接種させよう」という話のように思えます。
福島議員は冒頭、後援会について下記のように語っています。
私の地元には、昔日本医師会長やった原中先生がおりまして、地域の私の後援会の会長もそれぞれの地区の医師会長の先生にしていただいておりまして。よく酒の場で出るのは、武見先生はなかなか医師会の言うことを聞いてくれないという話も出ます。
後援会の会長は医師会長と言っているので、「国民」ではなく「医師会」の要望に応えることが、この議員の役目なのでしょう。そうしなければ、次の選挙に当選することができなくなるかもしれないのですから。
2021年の選挙では、茨城1区は1議席のところ2人しか候補者がでていませんでした。もう1人も比例で当選しているようですが、次の選挙ではどうなるのでしょうか。

もう1つ気になったことは、この部分です。
1:00 8月から9月頃、うちの息子や妻もかかったんですけども、新型コロナウイルスの感染者が身のまわりで増えて、私が出たお葬式でも病院の院内で感染して亡くなったという方の葬式もありました。同世代の女性の方が重症化して入れる病院が夜中になくて、救急車でたらい回しにあってる間に瀕死の状況になったなんて話も聞いてるところであります。
そうした身のまわりで起きるのを見るとやっぱりまだまだコロナは怖いとなって、高齢者を中心にワクチン接種の要望っていうのは、まだまだ強いものがあるというふうに考えております。
この方たちは、ワクチンを接種していていたのでしょうか。国民の8割が接種していたのですし、ワクチンを勧めている議員の家族なら当然接種しているのではないでしょうか。「重症化予防効果は1年以上一定程度持続する」というのがこれまでのワクチンの話だとしたら、言っていることと矛盾しています。接種していても重症化したなら、効果があるとはいえないと思いますが、そのことには触れていません。
ワクチンの超党派議員連盟に入会していた!?
しかも驚くべきことに、福島議員は「子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟(会長:川田 龍平)」に入会していました。今も入っているかはわかりませんが、2022年9月には名前がありました。大石氏の解説でも名前が書かれたリストが紹介されています。
14に名前があります。

念のため同一人物か確認するために、動画のチャンネルにHPが書かれていたので、そこをチェックしました。


「419号室」と書かれているので、同一人物なのでしょう。
ワクチンに疑問を持っているから、入会したのではなかったのでしょうか。ただ、本人出席にも、代理出席にも◯がついていないので、最初から本気で取り組もうという気持ちがあったわけではないのかもしれません。では、何のために入会したのでしょうか。
下記のリリースにも、名前が掲載されています。
「子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟」については、下記の記事で取り上げました。
選挙が終わった後に、当選した議員がどのような活動をしているか、確認している人は多くはないと思います。私もこれまで、確認したことはありませんでした。自民党などの目立つ議員はテレビでも取り上げられますが、そうではない議員は自分で調べなければわかりません。まずは投票に行くことが大切ですが、その後の言動をチェックすることも大切なのだと改めて思いました。
本当に国民のために行動している議員は、何人ぐらいいるのでしょうか。
