アメリカ9日目:オクラホマの自転車屋「City Cycles」

アメリカ9日目:City Cycles
2025年10月9日。昨日はStillwaterでグループライド。オクラホマのダートをしっかりと味わってきました。
今日はStillwaterから車で約1時間の場所にあるTulsaへ移動。TulsaはElaineがかなり強くプッシュしてくれたエリアで、自転車屋さんをはじめ、公園やカフェまでいろいろと教えてくれました。そこまで推されるのであれば行ってみなくては、ということで1泊2日でTulsaに滞在することに。

Tulsaという街
まずはTulsa(タルサ)という街について簡単に。オクラホマ州第2の都市で、規模としては「地方都市としてはしっかり大きい」印象です。20世紀前半、オクラホマで石油が大量に採掘されたことで急激に発展し、特に1910〜30年代には「Oil Capital of the World」と呼ばれるほどでした。石油会社の本社や関連ビジネスが集まり、莫大な富が流れ込んだことで、当時の富裕層が街に多くの文化的遺産を残しています。今もダウンタウンに残るアールデコ建築の多さは、その象徴のように感じます。
石油景気は当然ピークを過ぎていますが、現在はエネルギー産業に加え、航空機、金融、アート、スタートアップなどへと分散。歴史的に富が集積された街であり、その名残として教育機関や文化施設、インフラがしっかりしている、というのが実態に近い印象です。

The Gathering Placeという公園
今回訪れた場所のひとつが「The Gathering Place(ギャザリング・プレイス)」という巨大な公園です。ここは、石油で築かれた富が現代的なかたちで街に還元された、アメリカでも象徴的な公園。Tulsa出身の実業家ジョージ・カイザーが率いるGeorge Kaiser Family Foundationを中心に、ほぼ民間資金で整備されました。カイザー家は石油・エネルギー関連で財を成し、その資金を教育や福祉、都市環境へ再投資してきたことで知られています。Gathering Placeもその流れの中にあり、「誰でも自由に使える世界レベルの公共空間をつくる」という明確な思想から生まれた場所です。

City CyclesとTulsaのライド
午前中にStillwaterからTulsaへ移動し、まずはCity Cyclesへ。この自転車屋さんとは事前に連絡を取っており、今日の閉店後にライドしてご飯を食べに行こうという約束をしていました。まずは軽く挨拶をして、店内を見せてもらいます。

いままで訪れたアメリカの自転車屋さん全般に言えることですが、とにかくお店が大きい。数十台の自転車が並んでいても、まだスペースに余裕がある。どこも個性があって、眺めているだけで楽しいです。City Cyclesはオープンしてから3年弱とのことですが、すでに常連がしっかり根付いていて、まるで昔からTulsaにあったかのような存在感がありました。Tulsaはクロモリバイクよりもカーボンロードが多い街だそうですが、そんな中で彼らは独自性を打ち出していて、ビジネスの話でも大いに盛り上がりました。

夕方に再びお店を訪れ、いろいろ話したあとグループライドへ。広大なThe Gathering Placeを抜け、シングルトラックを走り、その後は街で人気のレストランへ。最後はダウンタウンをクルーズ。一緒にライドしてくれた方々も本当に優しく、昨日のグループライドとはまた全然違う体験ができました。ライド動画はこちらのInstagramから。

ライド後はお店からモーテルまで自転車で自走。エリアにもよるとは思いますが、Tulsaは比較的安全な印象です。というわけで、今日もなかなか濃い一日を過ごしました。明日はStillwaterに戻り、念願の彼と食事の予定です。文章では触れきれなかった、今日の写真はこちらから。
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