HRBPが考えるべき人事戦略の「8つの要素」 【"読む"HRBP研修】
今回は実践!HRBP研修の2回目となります。
前回はHRBPの大事な役割を5つのブロックに分けて紹介しました。
今回のテーマは、この5つの大事な役割の中で最も重要で、HRBP活動の起点・基盤となるブロック①の「人事戦略」です。

<今回の流れ>
まずはこの後すぐの【セッション2】で人事戦略の全体構造/枠組みのイメージのためにとして8つの構成要素について紹介します。
その次の【セッション3】では8つの構成要素を1つずつを紹介していきたいと思います。
(【セッション1】は前回の「HRBPが大事にする5つの役割」をご参照下さい。)
【セッション2】 人事戦略の全体構造/枠組みをイメージしましょう
人事戦略の全体構造/枠組みを少しでも理解していただきやすいように、下の図の通り①から⑧の構成要素に分けました。

それぞれの構成要素の中身はこのあと【セッション3】で1つずつ整理していくので、ここでは①〜⑧の全体像と繋がりをイメージしていきたいと思います。
人事戦略デザインでは、各構成要素の内容だけでなく、構成要素同士の繋がりもイメージしておくことがとても大事です。
構成要素同士の繋がりを見失わないように
実際、人事戦略デザインの際、構成要素①から⑧それぞれに集中して細部まで詰めていくと、気がつくと構成要素同士の繋がりを見失ってしまっていることがあります。繋がりを見失うと、各構成要素は"綺麗に"検討されていても全体としては一貫性や整合性の無い人事戦略となってしまいます。私の苦い経験上、全部完成してからの修正は本当に大変なので、最初にまず全体像として繋がりをイメージしておくことを強くお勧めします。
上の図の人事戦略の構成要素①〜⑧それぞれのポイントと繋がりを下記にまとめました。
HRBPが担当している事業部門を対象として:
① 事業戦略・計画の実行に最適と考えられる組織構造を設計する(現行組織からの変更を設計する)。
② その新組織内のポジションを洗い出し役割や人材要件を定義する。事業戦略・計画の実行が役割として落とし込まれていることを確認する。
③ 組織内のポジションの中で 事業部門のビジネス上で特に重要なポジションを区別し設定し、組織として優先・重点的にフォローすることを確認する。
④ 事業戦略・計画の実行も含めてビジネスに必要な人材の質と量を明らかにし、現状とのギャップも明確にする(人員計画)。
⑤ 必要な人材と現状との間に大きなギャップ(特に不足)がある人材領域を特定し、組織として優先的・計画的な育成や異動・採用等を通じた確保策を設計する(最適なタレントプール/人材ポートフォリオの構築方法を設計する)。
⑥ そのタレントプール/人材ポートフォリオの中に、将来の経営人材/後継者候補プールも構築し、重点的・計画的な育成策を設計する(サクセションプラン)。
⑦ 適所適材を目指して、人材が必要なポジション(上記②③)にアサイン(登用・配置・役割付与)する最適な人材(⑤)と、そのアサイン方法(異動・社内公募 他)を設計する。
⑧ 組織内で(適所適材を目指して)配置された人材が、その能力を最大限発揮して活躍できる環境(活躍環境)を描き、実現方法を設計する。
次の【セッション3】構成要素①〜⑧それぞれの中身の整理の中でも、「①で定義した・・・を活用し」や「この結果はこの後の⑦で活用します」など、構成要素の間を行ったり来たりする部分が随所に出てきます。もし頭の整理が必要な時は、いつでもこの【セッション2】の全体像に立ち戻って下さい。
【セッション3】 人事戦略の8つの構成要素の中身を見ていきましょう
ここからは人材戦略の構成要素①〜⑧の内容を1つずつ見ていきましょう。
なお、このnote記事の最後に【付録】として人事戦略の構成要素①から⑧の実施手順/タスクリストを載せましたので、併せてぜひご参照ください。

① 組織構造の設計
担当事業部門の今後のビジネス推進に効果的な組織構造(組織図)をデザインします。新規に編成されたり統合された事業部門でなければ、 現行の組織図の(一部)変更=組織変更になるかと思います。
組織構造デザインの上で重要な点は、
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