【"読む"HRBP研修】 HRBPが大事にする「5つの役割」
人事の1つの職種として「HRBP」の認知度はかなり高まっており、HRBPの役割や手法・スキルについてお問い合わせを頂くことが増えています。
私自身も企業の人事部勤務時代は、約10年間、複数の外資系企業や日本企業でHRBPに従事していました。
そうしたHRBPの実務経験をベースに、「HRBPアカデミー」として<HRBPの役割>と、その中で重要な<人事戦略の策定方法>を中心とした研修を開発し提供しています。
既にHRBPに従事されている方の他に、新任/若手のHRBPの方、将来のキャリアパスとしてHRBPに関心のある人事の方を主に対象としています。
今回から全5回で、研修として提供している「HRBPアカデミー」のポイント/ダイジェストをご紹介したいと思います。
1回目の今回は 「HRBPの重要な役割」について整理してみたいと思います。
【セッション1】HRBPの大事な役割を「5つのブロック」で考えてみましょう。
HRBPの業務範囲は非常に広く、日々、多岐にわたる大小のタスクが実行されています(下の「リアルなタスクリスト」をご参照)。
私がHRBPの時には、人材開発の検討の後に 労務関連のシビア打合せがあり、その後 採用の面接官を行い、担当部門の人事戦略を検討、その後に現場管理職からの問合せに1件ずつ対応し…と、毎日30分から1時間刻みで頭を切り替えないとやっていけない状況でした。
常にHRBPとしての大事な役割を意識していないと、優先順位を見失い、次々と起きる目先の問題への対処で手一杯となってしまいます。
そこで、HRBPが常に立ち戻るべき原点となるように、HRBPの大事な役割を5つのブロック(下図)に整理しました。
最初の【セッション1】では、この5つのブロックについて説明します。

研修の中でははよく「望ましい組織カルチャーの醸成」もHRBPの重要な役割では無いのですか?と質問をいただきます。
HRBPにとって担当事業部門の組織カルチャー醸成(や組織開発)は非常に重要で大きな役割です。ただ、実務の上では「組織カルチャー醸成」と掲げても漠然としていてどう動いてよいか分からないという声も多く聞いてきました。経験上、ブロック①から⑤の役割を果たすことが望ましい組織カルチャーの醸成にも繋がるため、または組織カルチャー醸成のためには①から⑤の役割を果たすことが重要となるため、あえて組織カルチャー醸成は記載していません。ブロック①から⑤の中でそれぞれ組織カルチャーにも触れています。
ブロック① 人事戦略のデザインと実行
HRBPの役割の中でも最も重要でHRBP活動の起点となる役割です。
毎年度または中期的な視点で、HRBPが担当している事業部門の人事戦略(タレントストラテジー)を事業部門トップや関係者と共にデザインし実行をリードします。
人事戦略の全体像は次回、その具体的な作成方法は次々回で紹介します。
ブロック② 人事制度・施策の適正運用
自社の人事制度や人事の各施策が意図した通りの効果を生むか否かは、制度・施策の内容だけでなく 現場での運用が大きなカギを握っています。また、望ましい組織カルチャー醸成のためにも制度・施策の適正な運用は重要となります。
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