第2話 「世の中にインパクトを与えたい」病を斬る!浅い志望動機から脱するべし!【ビヘイビア対策修行】
拙者はケース侍田中。
日々、ケース面接対策のことを考え、人々にケース的思考のすばらしさをどう伝えたら良いかを考えている。
ある日大学の後輩、小次郎君から連絡があった。
話を聞けばJTC(いわゆる日系大手企業)に辟易し、戦略コンサルへの転職を目指しているという。
だが、ビヘイビア対策が不十分なまま転職活動に挑んでおり、苦戦していた。
そこで、拙者にビヘイビア対策の指南を依頼してきたというわけだ。
新たなる挑戦が、いま始まる…!
【前回までのあらすじ】
ケース対策と同じ位、ビヘイビアの対策も大事
田中「では、まずは志望動機からブラッシュアップしていこう。改めて、なぜコンサルを目指すのか教えてくれるかな?」
小次郎君「そりゃあ、『戦略コンサル』て、なんか響きがカッコイイじゃないですか!給料もJTCよりも上がりそうだし、モテそうですしね!」
田中「正直な本音でOK。でも、そのまま面接で言うとまずいね。面接だとしたら、どう答える?」
小次郎君「ゴホン。失礼しました。そうですね、あらためて面接用に言うなら……『世の中に大きなインパクトを与えたい』から、ですかね。」
田中「なるほど。その“インパクト”って、具体的には何を指しているの?」
小次郎君「うーん、やっぱり、人々がもっと幸せに、生き生きと暮らせる社会を実現したい……ですかね。」
田中「小次郎君がコンサルに入ったとして、どういった状態になれば、小次郎君が考える幸せな社会になるの?」
小次郎君「・・・うーん、難しいですね。やはり、みんなが生き生き出来る社会でしょうか」
田中「さっきと話が繰り返しになっているね。確かに、このままだと面接突破は難しいね」
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コンサルを目指す志望動機として、小次郎君の様な「世の中にインパクトを与えたい」という表現は、ありがちである。
そして、実はそれが面接官に抽象的で浅く見られてしまう原因にもなる。
というのも、コンサルの仕事が実際にはどんなものか、よく知らない状態で転職活動を始める人が多く、ネットの情報を参考に「それっぽいこと」を言おうとしてしまうからだ。
しかし、このような抽象的な言い回しを本番の面接で述べることは危ない。
抽象的な表現ほど、深く考えずに話せてしまうからだ。
だからこそ、面接官からは「この人は深く考える習慣がないのかもしれない」と面接官に判断されてしまうのだ。
もし志望動機で「インパクトを与えたい」と言うなら、それに続けて具体例を添えてみよう。
例えば、「世の中にインパクトを与えたい。具体的には、xx領域で、xxを提案し、xxに貢献していきたい」などである。
ポイントは、「自分がどの領域に関心を持ち、どんな価値を提供したいのか」を具体的に語ることである。
言葉の抽象度と「考える力」は連動している。
だからこそ、自分の体験や問題意識を踏まえ、志望理由を「具体性」で語れることが重要なのだ。
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小次郎君「なるほど、『世の中にインパクトを与えたい』だけだと、考えていない様に映るんですね」
田中「その通り。志志望動機は、自分の言葉で、具体的な体験や思考を織り交ぜながら伝えていこう」
小次郎君「はい、トライしてみます!」
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