【オクトラ0】サザントスはなぜロンドにだけ辛辣なのかーサザントスとロンドとおしめー
オクトラ0、クリアして考察記事を書いても、まだ語り足りないことがたくさんありました。
今回は推しのサザントスとロンドの関係に注目してストーリーを見てみます。
ネタバレを含みますので、閲覧にはご注意を。
あと、私はサザントスが大好きです。

名声を授けしものの教会内部の犯人当て、誰にしましたか?
私は迷推理をしてしまい「犯人はロンドだ!」と教皇に告げたせいで、後々ロンドと接するたび、敬意を示されるたび「ごめん…」と彼の顔がまっすぐ見れない感じでした。
さて。
サザントスって、ロンドに対する当たりが超強いんですよね。逆に特別なんだろうなと感じる。
BL的な意味じゃないんですが、どうしてだろうな? と思ったので考えてみました。



サザントスは元々皮肉っぽい物言いをする人ではあります。「私は言葉が不得手でな」ともよく言っていますね。
前置きはしたから好きに言うぞというあざとい計算なのか、本当にそう思ってコンプレックスだと思ってるのか。後者だとしたら、たぶん教皇あたりに怒られたんでしょう。
ヒューゴ(初対面)などはサザントスに対して敵意があったので、サザントスの方も敵意で応えるのは不思議ではありませんが、ロンドは全く別。
命の恩人、憧れの人、目指すべき目標、とサザントスに全面的な好意しかありません。ロンドは根が真っ直ぐで純粋です。サザントスから一本取りたいと、彼の隙を狙って攻撃を仕掛けます。





本人の前だろうと前じゃなかろうと、ロンドに関しての評価は辛辣。
足枷、半端な助け、論外。我が炎が泣いている。甘ったれ。
サザントスさん、あなた上司でしょ。先輩でしょ。それをパワハラと呼ぶんですよ。
この人はコミュニケーションが取れない人なのか?と思いそうになりますが、主人公には丁寧です。




主人公は滅ぼされた故郷を復興させて、かつ復讐も果たした人間。サザントスの中で善悪の評価は未確定だったけど、会ってみたら予想以上に心が綺麗そうだったので、丁寧な態度をとったということでしょうか。
でも帰ったばかりで休んでないという主人公を問答無用で連れ出すあたり、自分の要求は通すタイプですね。
この後のサザントスを見てると、ここまで丁寧に初めましてをやってるの主人公だけです。
「聖火守長サザントスと申す」「これこれこんな用で来た」くらいの挨拶しかしないので、この人。
簡素な態度で摩擦が起きそうな微妙なコミュニケーションの隙間を、いつもロンドがフォローしている。
もしこれが会社だったら、有能だけどコミュ力のない先輩社員と、駆け出しだけどコミュ力お化けの新入社員でしょうか。

サザントスさん、マウント。
ロンドが業務上の質問をしても、煙を追え、知識と語らうのだ、とちょっと謎かけめいた返答。
ちゃんと教えなさいよ。


王城に初めて来て、はしゃぐロンドを嗜めるサザントス。
炎を継ぐ理由を聞いたら、ロンドに「秘密です」と言われて微妙にキレる。

ご武運を、と言われて「フン」と応える先輩。感じ悪っ!

ロンドが世話になってるな、とヒューゴに言われるサザントス。満更でもないことを見抜かれているみたい。

えっ、私が見抜いてたんですか!? 急に振らないで!

おしめという単語をRPGで聞くと思わず。
オクトラ0で印象に残ったシーンを集めたら、5本の指に入りそうなサザントスのおしめいじり。

これからサザントスと敵対します。
主人公ってたくさん指輪持っていたんですよね、こんな感じでしょうか。



辺獄でわざわざ待っていたっぽいサザントス。
間抜け面、新しい悪口ですね。
アラウネも主人公もいるのに、まる無視してロンドしか気にしていないサザントス。


急にいじけ始めるサザントス。
どうせ私の気持ちなんか、誰もわかってくれないんだって言ってますがな。

あなたに憧れていたと叫ぶロンド。

たぶん内心かなり嬉しくて、フフフってなっちゃったサザントス。
ロンドを勧誘したいんだよね。
部下として(たぶん)優秀なシグナは、主人公たちが攻めてくるのを知っていて、早めに手を打ったほうが勝算が高いと思って進言するものの、サザントスは余裕綽々であり、むしろ嬉しそうですらある。

ロンドを勧誘するつもりなのですか?と問うシグナ。ロンドを毒だと言います。

サザントス、キレる。
ロンド仲間にしたいんだもんね。


この人、何回空中にロンドを思い出して話しかけているんだ。



おしめきたーーー!!赤子ね。「お前の母ちゃんでべそ」レベルの悪口ですね。



タイタスとヴェルノートと利用した結果、リンユウが命を散らしてしまうシーン。
リンユウは戦友グラムの忘れ形見。道に迷うサザントスに「希望はある」という信念を見せてくれた特別な存在だったと思う。
ここのサザントスは、自分の行ったことの結果、リンユウが死んでしまって結構ショックを受けていると思われる。
感謝してほしいぞ、と唐突に言い出すのは、動揺を隠すためなんだろうかと邪推。

ロンドが止める。


そしてやっぱり、ロンドに来て欲しい。
「守灰文書を知ってるか?」とロンドに聞くのも、そういう文献があって、それには教会の非道が書いてあった。その中心に自分がいてとてもショックを受けた。お前もそれを読んだらわかるという意味であります。
それを読んでくれれば自分がこうなってしまった理由もわかる。お前も教会を信じられなくなるはずだ。それでこっちに来い。っていうか、読んで、わかって、こっち来てって。寂しいのかな。


珍しく話しかけられた選ばれし者。
でも欲しいのはロンドの炎。



画像は以上で、ここから考察入ります。
イベントだけ見てるとサザントスさん、ずっーっと「ロンドよ」「ロンドか」「ロンド」って言ってばかりで、もう二人でダンスでも踊ってろよ(ロンドを)って感じなのですが、これだけロンドロンド言ってると、BL的なニュアンスで捉えられてもおかしくないなあ。
ロンドはサザントスと違って普通に帰れるレイヴァースの家があり、自分たちを襲ってきた暴漢から守ってくれたサザントスに憧れて聖火騎士になってます。自分を頼りにしている妹(コーデリア)がいて、妹を守りたいという気持ちもある。
サザントスとロンドが全く違うのは、人が人として確立する地面の部分ですね。ロンドは言うならば、しっかり耕された地面に真っ直ぐ育った丈夫な木です。対するサザントスは、地面がふにゃふにゃで、しっかり根も張れない環境で形だけ決められて育った木。風が吹くとグラグラしてしまうのは、サザントスの方なのです。
サザントスが闇落ちした後、ロンドは自分に打ち勝ち聖火を宿し、甘ったれという言葉も受け入れ、サザントスを倒す覚悟もしました。どこから見ても、ロンドの方が大人。
サザントスは使命の方を先に植えつけられた人です。使命だから世界を守る。使命だから指輪を探す。サザントスには、炎に選ばれたから、自分の使命だからやらなければという外から植え付けられた動機しかなく、内側は空洞です。家族の思い出もない。ファラメの記憶は奪われていて、しかも改竄されている。人形のように作られたけど、人形ほど自我を消しきれなかった人です。
サザントスの中にはロンドのように、守りたい家族も、憧れた人もいない。横で共に使命を負ったグラムは、もういない。サザントスはそういう空洞を持った自分にどこかで気づいていたと思います。だから彼は、なぜ聖火守長になったか聞かれて、「さてな」と言葉を濁すしかないんです。
ロンドのように「あなたに憧れた」と真っ直ぐに言えるような何かはなく、そう決まっていたからとしか言えない。
それを自分自身で言葉にするのは、躊躇ってしまう部分があったんじゃないでしょうか。
サザントスにとってロンドは、自分に憧れて懐いてくる可愛い後輩であると同時に、自分の空洞を無意識に刺激してくるイライラする存在だったのじゃないかなぁと思います。だからロンドには一番言葉がきつい。辛辣。超辛辣。
サザントス自身はロンドにきついこと言ってる自覚はたぶんあって(たぶん)、それでロンドが自分を嫌ってくれたら納得感があるんですよ。でもロンドは自分を嫌わない。折れない。憧れ続ける。言葉の足りない自分のフォローをする。
自分の悪意や悪口対してもまるでめげず、真っ直ぐでキラッキラな好意を向けてくるロンドーー自分の後継者。
私がサザントスなら、負けた気がするだろうなぁと思います。
自分にはそれしかないから聖火守長をやっているのに、それ以外にも何かを持っているロンドが、自分より聖火の守り手にふさわしい内面を持っていて、しかもそれに無自覚。
サザントスは歳は大人ですが中身は子供なので、気に入らないと意地悪を言います。けれど、ロンドに素直に「憧れです」と言われるのはイライラしつつ、でも嬉しい。複雑!
そんなロンドーー青い炎を受け継ぐ素質がある彼に、自分のことを理解してほしいって気持ちが闇落ちしてからは露骨に出ちゃってるかなと感じました。
己の炎に問う、とサザントスは言いますが、その炎って自分自身の信念みたいなものだからサザントスの中にあるようでない。
聖火守長は正義を成す使命の人間だから人を守るという後付け的な信念はあったろうけど、サザントス自身に「人を守りたい」って気持ちはあったかは難しいところ。だから炎に問うてもわからない。迷ってしまう。
結局サザントスは、外部の出来事を通して、人は一体善悪のどちらなのか判断していくしかなかった。
リンユウや主人公、ロンドはサザントスにとって善側だったけど、量や数としては圧倒的に悪だと判断する人間のほうが多かった。その流れの中で守灰文書を読んでしまった彼は、自分のルーツに何が起こったか知った。
セラフィナの炎に触れ個人の人生では体験仕切れないほどの悪意の数々を見て、サザントスの中で人は悪で滅ぼした方がいい存在であると確定したんだろうなと思います。
もしロンドがセラフィナの炎に触れていたとしても、サザントスと同じ道には行かないと思います。
彼の中には彼自身が育てた信念があり、それに基づいて行動している。彼の中の炎が違うことを成せと言っても、自分の信念と違うのならロンドは抗うでしょう。
それが本来あるべき聖火騎士の姿なのだと思います。無理やり作られた騎士ではなく。
ロンドがサザントスの複雑さを理解できるかどうかは、わからないなあ。
ロンドは一貫して太陽のような真っ直ぐな好人物として描かれているので、サザントスの迷いに「なんでなんですか? 人を守るなんて当たり前のことじゃないんですか?」と思っていそうです。
「サザントスさんがどう言おうが、自分を守ってくれたサザントスさんはそういう人です」と。
自分の理想のイメージが強いあまり、サザントスの本当の内面を見てはいない。サザントスのヒーローとしての行動を見て中身も高潔だと思い込んでいるし、そういう像を暗に押し付けてもいる。サザントスがロンドの描く“高潔無比なヒーロー像“に応えられているうちは良かったんでしょうが、それでもやっぱりイライラしちゃうかもですね。その純粋さに。
サザントスはロンドに弱みは見せられないし、ヒーロー強要されるし、嫉妬もあるし、自分の空洞に気づいてないのを刺激されるからモヤモヤして毒舌になるんだけど、でもロンドに追いかけても来てほしい。
私の推測はこんな感じですね。サザントスがこじらせている。
太陽(ロンド)は誰かを照らすけど、照らされた人間は自分の影が下に落ち、濃くなる。
うーん、良い対比。
全体通してみて、サザントスにとってもし恋愛があるとすれば、フラグが立ちそうなポジションにいたのは唯一、リンユウですね。でもリンユウはヴェルノートしか見てないので、フラグ消滅。
主人公は兄妹なのでその線はなくなってしまい、ちょっと残念。
愛による救済は安易ですが、安易だから良い部分もある。
生存エンド後、彼の救いになれるとしたら誰だったんだろうな。ロンドじゃないのかもしれないなぁ、と書いていて思いました。
以上で終わりです。
他にも考察記事いているので、そちらもよければどうぞ⭐︎
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