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【文章の話】いい文章を書くための、ライターズハイ。【シリーズ2/4】

はじめに


あなたは文章が、好きですか?
「ライターズハイ」をテーマとした本シリーズ。今回は、文章を通じて感じる喜びや驚きについて、語っていきます。

この記事はシリーズの第2回です:
第1回:ライターズハイとは何か(定義と例)
第2回(今回):ライターズハイの重要性
第3回:ライターズハイになる方法
第4回:ライターズハイを捉える哲学(おまけ)


前回の記事では、ライターズハイとはどういう現象を指すのか、明らかにしました(↓)


簡単に要約すると、「書き続けていくうちに、文章がおのずから湧き出ること」を「文章が自走する」といい、そのときの高揚した精神状態のことを「ライターズハイ」といったのでした。


これを受けて今回は、なぜライターズハイが重要なのか、というお話をしたいと思います。詳しくは本文でお伝えしますが、ライターズハイは、「いい文章」を書くために重要なのです。

(なお、本シリーズにおける「いい文章」とは、「人の心を動かす文章」であることにします。「情報伝達が目的である文章」は扱いませんので、ご注意ください。)



簡単に自己紹介しておきます。私はこんな人(↓)



では本文にどうぞ。





3. ライターズハイの重要性

3ー1. 書き手を、思いもよらない地平に連れていく。

文章を書いていると、突然光が差します。


ライターズハイになる、すなわち文章それ自体の波に乗ることは、書き手に喜びや驚きをもたらすという特徴をもっています。

私の実感を表現してみます。こんな感じです(↓)

文章を書き進めるにつれて、これまではぼんやりと頭の中に浮かんでいるだけだったものが、形をとる。すると、「ああ、私はこんなことを考えていたのか。」と納得したり、「おお、なるほど、これはすごい!」と感動を覚えたりするのである。

私の実感


このように、うまく文章の波に乗ることができると、頭のモヤモヤが整理され、自分自身も考えていなかった地平へと連れていかれる感覚がするのです。それは喜びや驚きの感覚です。


この感覚が起こるとき、私は、自分の文章が「いい文章」だという絶対の自信を感じます。なにせ私自身の心が揺さぶられるのですから、他の人の心を揺さぶる力をもつに違いないのです。私が証



3ー2. 読み手も、思いもよらない地平に連れていく。

思えば遠くまで来たものだ。


自走する文章が運ぶのは、書き手だけではありません。書き手によってよく「計算」された文章に乗ることができると、読者もまた、文章のうねりに乗っていくことができるのです。

ここで「計算」という言葉を使いましたが、それは次のような技術です:

最初はお馴染みの理論に従っているように見せながら(また実際に従いながら)、進んでいく。しかしそれでいて、あるときふと、足下に地面があったことを思い出させ、世界との豊かなつながりを回復させる。

私の実感(参考:『感応の呪文』(Abram, 2017年訳)


要するに。
いい書き手は読み手のことを常に考えており、”向きや歩幅を合わせる”ことからはじめます。
そして、読み手を導きながらともに同じ方向に進んでいくのですが、気づいたときにはもう、いつもと違う世界の景色が広がっている。

さらに言い換えれば。
「いい文章」の波に乗れたときには、
「ああ、それだけではなかったんだ…!」
と思いもよらない発見が生まれ、「これはこうなんだ」という日常の固着した考え方が、優しくほぐれていく
のです。

こうした”手品”のような文章が、「いい文章」ではないでしょうか。



おわりに


ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます!

ライターズハイの面白さや重要性について、伝わりましたか?「いい文章」の考え方は様々ですが、今回の記事で発見があれば、うれしいです。

次回は「ライターズハイに入るための方法」について、お話してみたいと思います。
フロー体験と関連づけて考えてみようと思いますので、ぜひ読んでいただければ幸いです。


では今回はこの辺で終わりにします。
次回もまたお会いできれば幸いです。
ごきげんよう~





(追記:次回は↓です)


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