悩みにサヨナラ!感謝の言語化とは!?(『道は開ける』より)【悩みと言語化シリーズ・2】
はじめに

前回のnoteは、唱えるだけですぐ効く「魔法の言葉」がテーマでした。つまり、「自己暗示」の言葉を紹介していたのです。⬇
ですが悩みに対する方法は、他にもあります。
今回のnoteでは、古典的名著『道は開ける』(D・カーネギー)を手がかりに、人類がこれまでどのように悩みに対処してきたかを学びます。そしてそこから発展して、現代の私たちでもできる悩みの対処法・マインドフルネスについて、お伝えします。
これを読んでいただければきっと、今まで見逃していた幸せに、気づけるようになるでしょう。
では、本文へどうぞ。
(⚠️今回は引用多めです。引用後に「まとめの文章」が入れてあるので、引用部分はサラッと読み飛ばしていただければ幸いです。)
1. 祈り
カーネギーは『道は開ける』の中で、祈りが悩みに効くと述べています。
あなたが神を信じなくても――まったくの懐疑論者でも――祈りは想像以上に「実用的」で役に立つ。神を信じる信じないにかかわらず、祈りには3つの効能がある。
①祈りは、私たちが悩んでいることを、言葉にするのに役立つ
第2章4で述べたように「そもそも事実を把握していないと、どんな問題においても賢明な判断に到達することはない」。ある意味、祈りは、問題を紙に書くことと非常に似ている。誰かに問題の解決を依頼するときは――その相手が神であっても――何が問題で何を解決したいのか、言葉にする必要がある。
②祈りで、重荷を自分一人でなく、誰かと分担している感じになる
私たちは、非常に重い荷物や、耐えがたい困難を、自分一人で背負えるほど強くない。悩み事は、近親者や親友にさえ言いづらいこともある。そんなときには祈りがある。気がふさいだり緊張したり、魂が苦しんだりしているときは、誰かに話すことで治療効果がある、と多くの精神科医が言う。私たちも誰かに言ってみよう――神にならいつでも言える。
③祈りには、「行動」がともなう
祈りは「実現」への第一歩だ。何かの実現のために毎日祈るという行動をすれば、一日一日は実現までの歩みになる。
ここでは祈りの3つの効用について語っています。
簡単にまとめると、
①祈りは問題を言語化して把握するのに役立つ
②祈りによって悩みを共有できる
③祈りは行動につながる
という効用が、あるということです。
この部分だけでも、悩みの対処法として示唆に富んでいます。
すなわち悩みに対処する際に重要なのは、以下の3点です:
問題を明確にすること
一人で抱え込まないこと
何かしらの行動をすること
しかし残念なことに「祈り」は、現代では、少し縁遠く感じると思います。
昔の人が「祈り」という実践を行っていた背景には「信仰心」という土台がありましたが、今の人にはそうした「信仰心」は薄れてしまったからです。
そこで次の章では、あえて、「信仰心」について掘り下げていきましょう。
2. 愛と信仰
信仰については、次の3段落が参考になります。
イエスは、信仰に大切なことはたった二つだと力説した。それは心から神を愛すること、隣人を自分自身のように愛することである。それを実行する人は自覚していなくても信仰者なのだ。
この経験で、自分自身を幸せにするためには、ほかの人たちを幸せにする必要があることがわかりました。幸せは、人から人へと伝染します。私たちは、与えることで受けとることができるのです。私は、誰かを助けることで、そして愛情を差しのべることで、不安と悲しみと自己憐憫を克服し、新しい人間に変われました――そのときだけでなく、それからもずっと。
なぜ、毎日の良い行いが、驚くような効果をもたらすのだろう? それは、他人を喜ばせようとすれば私たちは自分のことを考えなくなるからだ。自分のことを考えすぎると、不安や恐怖、憂鬱に陥る。
ここで言われていることは、悩みを抱えている自分をいったん保留にして、他人のために尽くすことです。そうした他人への愛(与えたり、助けたりすること)こそが信仰の証であって、愛と信仰があれば、自分の悩みはどこかにいくというのです。
この箇所も、悩みの対処法として示唆的です。
すなわち、自分のことでグルグル悩んでしまいたくないのであれば、他人への献身で忙しくしてしまえばいい。ただ夢中で行動することで、悩みを頭から追い出せばよいのです。
ですがこうして他人(あるいは神)に尽くすという信仰をもつことも、自分のことばかり考える利己主義が蔓延る現代では、難しいかもしれません。
前の章でも述べましたが、信仰心は、現代では薄れてしまっているのです。
しかしながら実は、現代においても、信仰をもつことに近しい効果をもたらすものが流行っています。
次の章では『道は開ける』を超えて、今回の目玉・マインドフルネスについて、お伝えしましょう。
3. マインドフルネス
マインドフルネスとは何でしょうか。その定義は次です:
マインドフルネスとは、今という瞬間につねに注意を向け、自分が感じている感覚や感情、思考を冷静に観察している心の状態のこと。
つまり、「今、ここ」に100%心を向ける在り方のことです。
このようにマインドフルネスとは、「今、ここ」にいるありのままの自分に目を向ける心の状態のことを指しています。この思想は仏教の瞑想から着想を得たもので、昨今の心理療法で重要視されています。
(→参考サイト)
では、「今、ここ」に注意を向けるとは、どういうことなのでしょうか。
次の箇所が参考になります。
マインドフルネス瞑想で、唯一することがあるとすれば、「何もしないこと」です。
この瞑想では、リラックスしようとしたり、呼吸を深めようとすることはやめ、考えることもやめて、頭と身体のスイッチをOFFにします。
思い通りにコントロールしようとする「doing」モードから、努力せずにただ存在する状態「being」モードに切り替える意識が重要なのです。
何かを得ようとする気持ちや、すべての方向性を手放します。
何かを得ようとするとき、どこかに向かおうとするとき、「今」がそれを得るための手段になってしまいます。そうではなく、ただ「今、ここ」に存在することを目的にしていきます。
つまりマインドフルネスとは、「何かをしようとする意識」を手放し、「今ここにいる自分」を味わうことです。別の言い方をすれば、「したい」という欲を滅して、「そのまま」を受け入れること。それが、マインドフルネスなのです。
こうした現在目線の姿勢でいると、普段通り過ぎてしまっていたものに、気づけるようになります。次の一節を見てみましょう。
マインドフルネス朝散歩は、「青空」「空気」「日差し」「自然」など、普段からそこにありながら、なかなか気付きづらいものに気付いていく練習です。ポイントは「清々しい」「爽やか」「美しい」「癒やされる」という感覚に気付き、それを味わうこと。その瞬間、瞬間に、セロトニンが分泌されているはずです。
このように、意識を今の自分に向けてみると、「自然」などの普段から与えられてきたものに目を向けることができます。
つまりマインドフルネスとは、なにげなく(他者あるいは神から)与えられていた「当たり前」を改めて受け取り直し、「恵み」としてそれに感謝することなのです。
そうして感謝の念をもつことによって、幸せホルモンであるセロトニンが分泌され、満たされた気持ちになることができます。過去や未来に心を奪われることをやめ、今の恵みに目を向けてみてはいかがでしょうか。
現代においては、「祈り」を捧げることも、他者や神に愛を与えることも、縁遠いかもしれません。
しかしながら、「今、ここ」の自分に目を向けるマインドフルネスであれば、すぐにでも実践することができます。
「当たり前」が与えられていたことのありがたさに改めて気づき、「感謝の言語化」をしましょう。
最後に私の好きな本を2つ紹介して、本章を締めくくります。
感謝には、「非感謝」や「無感謝」といったような反対語がありません。
感謝と相反するものは「当たり前」です。
感謝せず、それが当たり前だと思っていると、結果として人が離れていきます。
そもそも、感謝とは「与える」ものではなく、「気づく」ものです。
あなたがいる場所、目の前にあるものごとや人に対して、「ありがとう」を見つけるというゲーム感覚で、感謝に気づいてくださいね。
幸せは遠くにあるものではありません。
あなたの目の前にありすぎて、見えていないのです。
だからこそ、今ある感謝に気づくのです。あなたが永遠の幸せを感じ続けるためには、感謝し続けること以外に答えはありません。
昨日のことはもう忘れよう。それはもうすでに過ぎ去ったのだから。 明日のことを思い悩む必要はない。それはまだ来ていないのだから。そんなことより今日に意識を向けて歓迎しよう。それは貴重な贈り物だから。
スティーブ・マラボリ (アメリカの作家)
おわりに
このnoteでは、悩みに対処する方法を探るというテーマのもと、以下の内容で進めてきました。
祈り:「祈りの効用」について
愛と信仰:「他人に尽くす」という人類の知恵について
マインドフルネス:「当たり前に気づき感謝すること」について
この文章を読むことで、悩みの対処法の糸口が見つかれば、幸いです。
このnoteは、「悩みと言語化」シリーズの2つ目の記事でした。
すぐ効く!悩みが軽くなる魔法の言葉(『言語化の魔力』より)
悩みにサヨナラ!感謝の言語化とは!?(『道は開ける』より)
言語化って難しそう?こうすれば、あなたも言語化マスター!(『こうやって頭のなかを言語化する』より)
もう1つだけ、お付き合いいただければ嬉しいです。
せっかくなので。
今回の内容に関連して、私のお気に入りの曲を紹介したいと思います。
SUPER BEAVER(2015)「証明」です。
歌詞はこちら。
以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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それでは、失礼します。
(追記:シリーズの第3回ができました)
(今回紹介した本のamazonリンク)
