vol.178おひとりさま編【無料トランクルーム】我慢発うつ病行き 1266
前話
我慢発うつ病行きマガジン
※モラハラ夫編•パワハラ編は別マガジンに収録
弱っちいメンタルのまま、何とか近隣でパートの職を得て2ヶ月強。
なし崩し的にひとり暮らしになって2ヶ月弱。
ペットボトルなんかのゴミは激減、トイレットペーパーの減り方が遅くなったし、エアコンの温度に文句を言われることもない。
思いがけなく気楽で、寂しさなんて全然感じない。
……と思っていたのは強烈な暑さと眩しすぎる陽射しのお陰だったのか。
あんなに待ち焦がれた本物の秋の気配に、気分までもが大人しく鎮まっていこうとしている。
センチメンタル?
メランコリック?
未だそこまでじゃない。
でもひとりでいると、ちょっとだけシンミリ。
元はといえば、4月。
雇用保険受給が終了し無収入になることを恐れた私が、当時同居していた修(仮名、長男、私とは何年も前から喋らない)に「月々、生活費を入れて」と持ちかけたのが発端。
6月。
修から「7月末に引っ越し予定」だとメモを渡され、「私物が多すぎる修が家を出る訳がない」と高を括っていた私は青天の霹靂。
修と同居していても、「無料の賄いのオバチャン」でしかない私なのに、面白いほど動揺して寂しくなってしまった。
修は、「この日までご飯食べる」とか「この日にいなくなる」とはっきり言わないまま(私とは喋らないから当たり前なんだけど)、ふんわりとフェイドアウトするように帰ってこなくなり、前日だったか当日だったかに購入した食材を前に途方に暮れた。
日々料理して食べきったけど。
私物の処分には取り組んでたけど、回収日と合わず大量の不用品が残された。
致し方なく私がゴミ置き場との間を何往復もする羽目に。
これはそのうちのほんのほんの一部。

致し方なくこの日は5往復
書籍•紙類はとにかく重い
それより何より、未仕分けの私物や、恐らく新居に運ぶためにとまとめたままの私物が山のように残されている。
好きとはいえ、どうしてコミケでこんなに買い漁るのか?売るほどあるやん?と理解できないでいたのだけど、どうやら修は「売る方」の人らしい。
先月、久しぶりに会った進(仮名、次男)が教えてくれた。
知らなかった‼︎
新居の住所を知らないから送りつけることができない。
そもそも連絡先を知らないから督促することもできない。
しかも修は好きなときに取りに来て、欲しい物だけ持って行く。
ちょい待て。
そんなん、ウチは24時間出し入れ自由な無料トランクルーム状態やん。
朝に来ることも昼間に来ることも、仕事帰りの23時前頃に来ることもある。
一度だけ就寝中の真夜中に来たこともあった。
「ガチャリ」と鍵を開けて黙って入ってくる。
修だと思い込んでるから怖くないけど、違う人だったらヤバい。
職場から帰宅したら、「あれ、何だかいつもと雰囲気が違う」と違和感を持つことがある。
空き巣?と恐る恐るリアル間違い探し。
先日は、玄関から外して伏せて裏向きに置いてた表札が表向きになっててびっくりした。
多分、私の留守中に修が何かを持ち出したんだな。
「そんなん、息子さん狡いわ‼︎
今度黙って入ってきたら、荷物はいついつまでに全部運び出してって言ったら?
そうしなかったら全部捨てます、引っ越しもできないじゃないの、って‼︎
勝手に出て行って、お金も出さんと置きっぱなしにするなんて、おかしいわ‼︎」
知人から散々言われた。
そりゃあそう思うよね。
私だって、人様にならきっとそう思うわ。
ところが、修が黙〜って部屋に入って来たら「おかえり」と迎え、心で「お、元気にしとるね」と生存&安否確認して嬉しくなってしまう自分がいる。
「早く全部持って行っちゃってよ‼︎」「いつまで置いとくつもり?」と思う反面、「そうしたらもう会えなくなっちゃう?」と残念に感じる自分がいる。
私とは何年も喋らないけど、「生理的に嫌なら家に寄りつかないはずよね?」「顔も見たくないほど嫌ではないってことよね?」と自分を慰めながら、「気をつけてね、又ね」と送り出す。
勿論、修は終始無言。
人恋しくなっちゃったのかなぁ。
揺らぐ気持ちが忙しい。
日照時間?気温?気圧?
それもこれも、きっと秋のせいよ。
知らんけど。




2025.9.23
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