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覚悟という言葉が、少しこわい

私は、
それっぽい安っぽい言葉で
「覚悟」を語る人が、あまり好きじゃない。

そう言いながら、
自分にたいそうな覚悟があるかといえば、
まったくそんなことはない。

だからこそ、
軽く扱っていい言葉だと思えないのだと思う。



私にとって「覚悟」は、
かなり重たい。

自分の人生を懸けるとか、
他人の人生を背負うとか、
そういうときに、ようやく使える言葉。

そんな感覚がある。



だから、
テレビでスポーツ選手を見ながら
「あいつには覚悟がない」なんて言葉を聞くと、

少し、ぞわっとする。



あるいは、
自分とは直接関係のない業務なのに

「これはあなたの覚悟が問われる」
「覚悟しなくちゃいけない」

そんなふうに言われると、
強い違和感が残る。



その言葉を言った人は、
本当に責任を取るのだろうか。



私の中では、

“自分で責任を持つと言えること”にしか、
覚悟という言葉は使ってはいけない。

そんな勝手なルールがある。



でも。

世の中には、
もっと軽やかにこの言葉を使う人がいる。

どうやら彼らにとって覚悟は、
精神論のスローガンのようなものらしい。



・自分は分かっている側だと示したい
・成果が出ない理由を相手の内面に置きたい
・指導者っぽく見せたい
・構造や戦術の問題を直視したくない



「覚悟」という言葉は、
それらを一瞬で片づけてくれる。

とても便利だ。



強い言葉を口にすると、
自分が強くなった気がする。

でも、
本当に強い人は、
わざわざ他人に覚悟を要求しない気もする。



―ここまで書いて、
私は少し苦笑する。



軽々しく語られる言葉に違和感を覚える、
と言いながら、
私もまた、覚悟について語っている。

しかも、
それなりに“それっぽく”。



矛盾している。



たぶん私は、
覚悟を語りたいのではなくて、
言葉の重さ
大切にしたいだけなのだと思う。



同じ言葉でも、
人によって重さが違う。

そのことを、
忘れないでいたい。



だから今日も、
覚悟という言葉を、
少しこわいままにしておく。



▶︎ 言葉より、在り方

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あおい|仕事と本音のあいだ 仕事に子育て、アニメ。ごちゃまぜな日々の中でいつも何かを考え中です。日常のつぶやきですが、どこかで「わかる!」と共感してもらえたり、心に響くものがあればとても嬉しいです☺️ 良ければぜひ、応援よろしくお願いします🍀