見出し画像

■スペイン・フランス旅note■⑧:ヴェルサイユへ

ヴェルサイユ宮殿、ってどこにあるかわかりますか?

パリ市街にあるとばかり思っていましたが・・、実はパリの郊外にあるのです。ヴェルサイユ宮殿は、フランス革命が起きる前に、国王ルイ14世が絶対王政の権威を象徴する宮殿を作った場所。市民から少し離れた場所で貴族を集めて、権威を象徴するような贅沢な宮殿を創り上げたのがこの場所です。

高校の授業も地理選択で、世界史には結構疎く、女性陣だと、「ベルサイユのばら」などで、マリーアントワネットなどの名前を思い浮かべ、この地を訪れてみたい・・というような方もいらっしゃったりするのかも・・ですが、個人的には「第一次世界大戦終結の、ヴェルサイユ条約締結の地」くらいしか、正直あまり印象に残っていない場所でした。

その地を今回は年末年始の旅行の旅先として、訪れてみたいと思います。(前回の記事はこちら)

■1 ヴェルサイユを目指す鉄道

旅行先として、ヴェルサイユ宮殿に行こうと思い、下調べをしていると、ヴェルサイユ宮殿の最寄り駅は3つあり、別の路線が乗り入れていることを知りました。下調べ段階での記事はこちらです。

ヴェルサイユ宮殿の最寄り駅、こちらの3つです。

  • Versailles-Château-Rive-Gauche駅(ヴェルサイユ・シャトー・リブ・ゴーシュ駅:RERーC線)

  • Versailles-Rive-Droite駅(ヴェルサイユ・リブ・ドロワ駅:トランジリアンーL線)

  • Versailles-Chantiers駅(ヴェルサイユ・シャンティエ駅:トランジリアンN線)

色々と由来を調べていたのですが、最も宮殿に近い、シャトー・リブ・ゴーシュ駅は、元々は1840年に、モンパルナス駅を起点とする、セーヌ川左岸(フランス語でリブ・ゴーシュ)鉄道の終着駅として建設されました。一方のリブ・ドロワ駅は、1839年に、セーヌ川右岸(リブ・ドロワ)のサン・ラザール駅を起点とする鉄道として建設されています。セーヌ川の右岸と左岸両方からヴェルサイユを目指すということは、やはり当時も重要な場所という位置づけだったのでしょうね。その後、フランス西部鉄道として、長距離の鉄道を敷設していく際に、ヴェルサイユ・シャンティエ駅ができたとのこと。シャンティエは直訳すると「作業場」みたいな単語で、かつては宮殿を作る人たちが住んでいた場所だったそうです。

今は、シャトー・リブ・ゴーシュ駅に乗り入れる鉄道は、モンパルナス駅ではなく、「RER-C線」という鉄道路線の一部になっています。RERとは、パリの都市圏(イル・ド・フランス)の高速鉄道サービスで、都心部を地下で走り抜けて、郊外の路線を近代化させ、都心に直通する鉄道です。日本で言うところの、東京メトロとJRの路線が相互乗り入れしている感じでしょうかね??C線は、セーヌ川左岸沿いに市街地を走り、ヴェルサイユ付近のいろんな場所を結ぶ路線です。今回は、まずはこの線に乗るために、エッフェル塔周辺を散策し、シャトー・リブ・ゴーシュ駅を目指し、帰りはシャンティエ駅からモンパルナス駅に戻る、というルートで散策しました。前置きが長くなり過ぎましたが、訪れた記録を書きます。

■2 エッフェル塔を目指す

まずは、宿泊していた場所から、エッフェル塔を目指します。宿泊していたのは、実はパリ市から少し外れた、地下鉄13号線の「Malakoff–Plateau de Vanves」駅です。

地下鉄13号線の、「Malakoff–Plateau de Vanves」駅。
駅の中の雰囲気。

モンパルナスで、地下鉄6号線に乗り換えて、エッフェル塔を目指します。

地下鉄6号線のモンパルナス駅。

6号線は、前日乗ったバトームッシュの舟から見た、地上でセーヌ川を渡り、エッフェル塔が眺められる路線です。

車窓からエッフェル塔がきれいに見えました!
Passy駅で下車。結構古そうな地上駅。
Passy駅からセーヌ川に続く地下鉄の高架橋。素敵すぎます!
地下鉄が通過。セーヌ川は、上層が地下鉄、下層が道路のビル・アケム橋を通ります。
エッフェル塔とセーヌ川。
イエナ橋とエッフェル塔。
エッフェル塔の直下から。
斜めに登るエレベータがあるのですね。

エッフェル塔は、今回は登ってはいなくて、下から見物です。周辺は観光客で大賑わいでした。

■3 RER-C線に乗る

エッフェル塔のすぐ近くに、Champ de Mars Tour Eiffel駅がありますので、そこからRER-C線に乗ります。この駅は、セーヌ川の河岸の半地下構造の駅。セーヌ川沿いの道路の下にありますが、河岸に向けては採光窓がついている、という形です。

駅構内の様子。RER-C線だけで、いくつも行先があります。
ヴェルサイユ行きの電車は、約30分毎の運転です。
電車が来ました。バルセロナと同様、2階建ての通勤電車です。

ここから約30分電車に乗り、ヴェルサイユ・シャトー・リブ・ゴーシュ駅を目指します。

■4 ヴェルサイユに到着

電車は終点の、ヴェルサイユ・シャトー・リブ・ゴーシュ駅に着きました。

駅に到着したら、たくさんの観光客が下車。

恐らく、乗客の大半がヴェルサイユ宮殿を目指します。何だか京都の嵯峨嵐山駅に来ているような印象を受けました(笑)。

頭端式ホームと、歴史を感じさせる駅舎。
観光客で一杯です。
コンコースも観光客で一杯でした。
駅舎の全貌。古い駅をリノベーションした感じのようです。
駅のすぐ横にあるのが、ヴェルサイユ市庁舎の建物。
そして、そこからつながるのが、パリ大通り。
宮殿とパリを結ぶ、表通りだったのでしょうね。
パリ方面を眺めたところ。広い並木道です。
パリ大通りを宮殿に向かって歩きます。とても広い歩道です。

■5 ヴェルサイユ宮殿を散策

宮殿の前庭に到着。そこに鎮座するのは・・、
大きなルイ14世の像です。この宮殿を創り上げた人です。
宮殿に近づいていきます。本当に多数の人で賑わっていました。
豪華な建物とお庭。実に素晴らしい。
宮殿内の礼拝堂。王室はこの上の階から参拝する構造だとか。

宮殿内は驚くほど広く、実に様々な部屋があり、たくさんの絵画なども展示されているのですが、観光客の数もとても多く、きれいな写真をいくつか紹介する(中身はわからない部分も多い(笑))ようにします。

きれいな天井画、絵画と、多くの観光客。
全てがスケールが大きいです!
全てがきらびやかなのです。
有名な「鏡の間」ですかね。人の多さにも圧倒されました(笑)。
マリーアントワネットや、ナポレオンなどの絵も飾られています。
こちらがナポレオンですね。
宮殿の裏側には、広大な庭園が広がります。
いやー、こりゃ広いです!!
疲れたので、シャトー・リブ・ゴーシュ駅の
すぐ近くのスターバックスでしばし休憩。

■6 ヴェルサイユ・シャンティエ駅を目指す

宮殿から、帰りは少し長い距離を歩き、長距離列車も停車する、ヴェルサイユ・シャンティエ駅を目指しました。

途中のヴェルサイユ市街の様子。普通のちょっと高級な住宅地のイメージでした。

ヴェルサイユ・シャンティエ駅は、宮殿からもやや離れているからか、観光客もまばらで、普通のフランス郊外のちょっとお上品な駅のイメージで、なかなか好感が持てる場所でした。

夕暮れのヴェルサイユ・シャンティエ駅。
石造りの荘厳な駅舎です。
改札口の前に、大きな丸い時計が。何だかおしゃれな感じです。
鉄道路線図でしょうか?面白い地図のオブジェ。
駅のホーム。こちらは長距離列車の途中駅なので、
本数はとても多いです。

トランジリアンN線の駅なので、いろんな方向からの電車が来ていて、ターミナルであるモンパルナスを目指します。この駅は他の路線との分岐駅でもあり、結構規模の大きい駅のようです。

何だかJR高崎線とか、そんなところにありそうな駅です。
シャンティエ駅の駅名標。
モンパルナス行きの電車が到着。まさかの短編成で、
みんな焦って前に移動(笑)。
2階建て通勤電車の車内。結構洗練されたデザインです。

■7 パリのターミナル・モンパルナス駅

終点、モンパルナス駅に到着。
堂々としたターミナル駅。何だか阪急うめだ駅を巨大化したイメージでしょうかね?
いろんな電車が発着する巨大ターミナル駅。
24番線まであります!大きい駅です。
ここは、TGVが発着するホーム。大きな荷物を抱えた人が一杯です。

■8 エッフェル塔のライトアップを見学

夕方のモンパルナスに帰ってきたので、再び地下鉄6号線に乗り、エッフェル塔のライトアップを見に行きました。

Passy駅付近のセーヌ川から見た、ライトアップされたエッフェル塔。
とても美しかったです。

毎時0分には、「シャンパンフラッシュ」というイルミネーションがキラキラ光る演出が見られます。これのために撮影に来ている人が多かったです。

■終わりに

パリ郊外のヴェルサイユ宮殿。歴史上もとても重要な場所なので、そこに向けて敷設される様々な鉄道も、歴史があり面白いものがあるようです。ヴェルサイユまで足を伸ばすことで、フランスの鉄道のことなどにも色々と触れることができました。エッフェル塔も、昼と夜の姿を眺め、そしてそこに走る地下鉄6号線など、とても印象的な場所に訪れることができました。

旅はもう少し続きます。次の日は、パリ市内中心部を訪れた模様をお伝えします(笑)。

いいなと思ったら応援しよう!

TakashiKATO よろしければ応援をお願いします!新たな街歩きをしていきたいです。

この記事が参加している募集