ゼンゼロを4機種で比較 ~画質・フレームレート・安定性・最適化~[Ver 2.6]
はじめに
こんにちは、チルダです。
今回はゼンゼロ(Zenless Zone Zero)というゲームを
スマホ3台、PC1台の合計4機種で動作の検証をしていくという記事です。
すでに色んな検証動画、検証記事が他にもあると思いますが、
普通にプレイする分には問題ありません。
しかしゼンゼロはPS(プレイスキル)で負荷が大きく変わってくるゲームです。
ゼンゼロはボスが重いというよりはキャラのエフェクトが重いです。
そのため、クイックスワップやその他ちょっとしたテクニックを使用していないと本来の負荷は掛かりません。
そして最近では追加攻撃という、キャラが裏から攻撃してくれるというスタイルも増えてきています。
今回はそれらを加味した動作検証を行いたいと思います。
※前回の記事から引用する所も多いので、上の記事も一応見ておいたほうが今回の記事を深く理解できると思います。
もう一度スペック要件の確認
推奨スペック
・PC
CPU:第10世代Intel Core i7
RAM:8GB
GPU:NVIDIA GeForce GTX1660以上
・iOS
SoC:iPhone11 Pro(A13 Bionic)以上
RAM:4GB
(Macは非対応)
・Android
SoC:Snapdragon 888、Dimensity 8200、Kirin 9000以上
RAM:8GB以上
対応スペック
・PC
CPU:第7世代Intel Core i5以上
RAM:8GB以上
GPU:NVIDIA GeForceGTX970以上
・iOS
SoC:iPhone Xs(A12 Bionic)以上
RAM:4GB以上
(Macは非対応)
・Android
SoC:Snapdragon 855、Dimensity 1200、Kirin 990以上
RAM:8GB以上
ストレージ要件
・PC
115GB以上の空き容量
・iOS
26GB以上の空き容量
・Android
20GB以上の空き容量
スペック要件は前回の記事と変わっていないので詳細は省きますが、
今の時代なら誰でも簡単に超えられるスペック要件です。
検証機紹介・検証設定
スマホ
・iPhone13
・iPhone15Pro
・iPhone17Pro
PC
・Ryzen7 5700X, RTX2080TI, DDR4 32GB,
検証設定は以下の通りです。
・最低品質
・中品質
・高品質
・最高品質(MetalFX込み)
全て60FPS制限で検証
なるべく条件を同じにするため、
危局強襲戦の「ミアズマの司祭」戦で検証し、
パーティ編成や動きもなるべく同じにして差が出にくいようにします。
※長時間プレイすることを加味して、すでにクロックダウンしたところから検証します。
Androidを所有していないためiPhoneとPCのみの検証になりますが
iPhoneは僕の環境ではフレームレートを測れないため
PCのみフレームレートを測ります。
ゼンゼロが重い原因
色々理由はありますが、ゼンゼロのゲームエンジンである
Unity Engineがマルチコアを多用しづらく、シングルコア性能に大きく左右されることが1番の原因です。
そのため、ルミナスクエアのようなNPCがたくさんいる場面で
CPU負荷が高くなりカクついたり、フレームレートが出ないということになります。
戦闘面だとボスぞれぞれの負荷は大きくは変わらず、ボスが重いというよりもキャラ自体のエフェクトが重いです。
iPhone13の検証結果
iPhone 13は、
長時間プレイによるサーマルスロットリング(熱による性能制限)の影響を顕著に受ける結果となりました。
発熱が進むとCPUクロックが2000MHz程度まで低下し、負荷の高いシーンでのボトルネックとなります。
※上から最低品質→中品質→高品質→最高品質の順番で検証しています。
・最低品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
最低品質(推奨環境:〇)
大きな重さは感じず、通常のプレイであれば支障はありません 。
まずはこの設定をベースにすることをおすすめします 。
・中品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
中品質(推奨環境:△)
致命的なカクつきはないものの、フレームタイム(描写の安定性)が目に見えて不安定になります。
アクションの爽快感を重視するなら、少し厳しさを感じ始めるラインです。
・高品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
高品質(推奨環境:×)
体感40〜50FPS程度まで落ち込み、フレームタイムの乱れから「快適」とは言えない状態です。
この端末で「高品質」を維持するのはかなり酷な印象です 。
・最高品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
最高品質(推奨環境:非推奨)
安定性の欠如に加え、操作の遅延(入力ラグ)が気になり始めます 。
アクションゲームとしての楽しさが損なわれるため、推奨できません。
僕の総評 iPhone 13ユーザーがゼンゼロを遊ぶなら、「最低設定」で安定度を優先するのが最も賢い選択と言えそうです。
iPhone15Pro
iPhone 15 Proは、発売当初から指摘されている「発熱の早さ」が検証でも顕著に現れました。熱による制限でCPUクロックは1728MHzとかなり低い数値まで低下しますが、その割にフレームレートが極端に崩れない点は驚きです。
ただ性能は高いですが、その性能をを維持できる時間が短い印象です。
・最低品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
・最低品質(推奨環境:◎)
かなり安定していて快適にプレイができました
クロックが低下しているにも関わらず、安定したフレームレートが出ていると思います。
・中品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
中品質(推奨環境:〇〜△)
基本的には安定してプレイ可能です。
ただし、エフェクト負荷の高い「儀玄の終結」などのシーンでは明確なカクつきが発生します。
コンボのテンポを重視するアクション重視派の方は、設定をもう一段下げるか、冷却対策を検討すべきラインです。
・高品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
高品質(推奨環境:×)
意外にも大きなカクつき(フリーズのような挙動)は少ないですが、高負荷時のフレームレート全体の低下が激しくなります。
15 Proの性能をもってしても、この設定での常用はおすすめできません。
・最高品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
最高品質(推奨環境:非推奨)
高品質と同様、瞬間的なフリーズは抑えられているものの、「操作遅延(入力ラグ)」と大幅なFPS低下が発生します。
敵の攻撃を避けるのが難しくなるため、攻略には不向きです。
僕の総評 iPhone 15 Proは「粘り」は強いものの、熱によって本来のポテンシャルを出し切れていない印象です。「中品質」をベースにしつつ、重いシーンでの妥協が必要な端末と言えます。
iPhone17Pro
iPhone 17 Proは、iPhoneシリーズで初めて「ベイパーチャンバー(冷却機構)」を搭載した、まさにゲームチェンジャーと言えるモデルです。
CPUクロックは3500MHzを維持。これまでの機種とは一線を画す安定感を見せつけました。
・最低品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
最低品質(推奨環境:◎)
iPhone17Proでもかなり快適にプレイができ、カクつきも一切感じませんでした。
・中品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
中品質(推奨環境:◎)
一切のカクつきを感じさせず、極めて快適にプレイ可能です。
負荷の高い「儀玄の終結」でもフレームレートの低下が全く見られず、性能の余裕を感じさせます。
・高品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
高品質(推奨環境:◎)
この設定で遊びたいなら、iPhone 17 Pro一択と言えるほど安定しています。
クイックスワップでキャラクターが激しく入れ替わる場面でも、挙動は非常にスムーズです。
・最高品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
最高品質(推奨環境:◎ 推奨)
「最高品質はさすがに厳しいか?」という予想を裏切り、驚くほど快適に動作しました。
ここまで安定していれば、グラフィックを最大限に引き出した状態でのプレイを自信を持って推奨できます。
僕の総評 ベイパーチャンバーの恩恵は絶大です。iPhone 15 Proで課題だった「熱による性能低下」を完全に克服し、ゼンゼロを最高の設定で遊び尽くせる最強のデバイスに仕上がっています。
・iPhone17Pro 最高品質(MetalFX)
ゼンゼロではiPhone16Pro以上の機種にMetalFX Upscalingというアップスケーリング設定が存在します。
これはNVIDIAやAMDが提供するDLSSやFSRと同じで、
AIを使って画質、パフォーマンスを向上させることができる機能です。
iPhone 16 Pro以降で利用可能になった最新のアップスケーリング技術「MetalFX」。理論上は「画質を維持しつつ負荷を下げ、パフォーマンスを向上させる」機能ですが、今回の実機検証では意外な結果となりました。
ルミナスクエア
危局強襲戦
・最高品質 MetalFX(推奨環境:△~〇)
パフォーマンスの不安定化
MetalFXをオンにすると、かえってCPUクロックの低下が顕著に見られました。
その影響で、エフェクトが重なる高負荷な場面では、明確なフレームレートの低下が発生します。
視覚的なメリットが薄い
アップスケーリングによる画質の向上を期待しましたが、ネイティブ画質と比較しても、目を凝らしてようやく気付くレベルの差しかありません。
リソース(RAM)の圧迫
MetalFXは演算のためにRAM(メモリ)を多く消費します。ゼンゼロのようなメモリ消費の激しいタイトルでは、このリソース消費が快適さを損なう要因になっている可能性があります。
僕の総評 「最新機能だからオンにする」のが正解とは限りません。iPhone 17 Proの素の性能(ネイティブ)が非常に優秀なため、「最高画質・MetalFXオフ」でプレイするのが最も安定して快適であるという結論に達しました。
PC
・最低品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
最低品質(推奨環境:◎)
文句なしに快適でした。
もっと画質を上げても問題ありません。
・中品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
中品質(推奨環境:◎)
最低品質と同様、もっと画質を上げても問題ありません。
・高品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
高品質(推奨環境:◎)
最低品質、中品質と同様、もっと画質を上げても問題ありません。
・最高品質
ルミナスクエア
危局強襲戦
冷却とクロックの安定性
適切な冷却機構を備えたPCであれば、モバイル端末のような熱によるクロック低下(サーマルスロットリング)の心配はほぼありません。
長時間のプレイでもパフォーマンスが落ちることなく、常に安定した動作を維持できます。
画質設定による差
最低品質から最高品質まで、どの設定においても動作に目立った差はなく、一貫してスムーズなプレイが可能です。
スペック要件を満たしている環境であれば、迷わず「最高品質」を選択してゼンゼロの美麗なグラフィックを堪能できると言えます。
僕の総評 「スペックさえ足りていれば、設定を気にせず最高体験ができる」のがPC版の最大の強みです。デスクトップPCならではの余裕を感じさせる結果となりました。
それぞれのおすすめ度・比較
・iPhone13
おすすめ度 ★☆☆☆☆
少し前の機種で比較的に安く手に入るiPhone13ですが
ゼンゼロ用途で購入するのはおすすめしません。
・iPhone15Pro
おすすめ度 ★★★☆☆
かなり上位機種になりますが、結果は微妙でした。
もしかしたら冷却ファンを使用すれば動作が改善する可能性はありますが、
スマホケースを付けた状態でプレイするのはおすすめできません。
・iPhone17Pro
おすすめ度 ★★★★☆
iPhone17Proから搭載されたベイパーチャンバー。
冷却機構のおかげで高クロック維持。
最大パフォーマンスを維持しやすいスマホになっています。
最高設定でも不満なくプレイできるのでお勧めします。
・PC
おすすめ度 ★★★★★
スマホの欠点を埋めてくれる素晴らしい結果になりました。
お金に余裕があればぜひPCを選んでください。

ここまでで
iPhone13
iPhone15Pro
iPhone17Pro
PC
で検証をしてきましたが、どうでしたか?
ゼンゼロはアップデート毎にパフォーマンスを改善させてきているのは事実
しかし自分の端末でプレイする以上、スペックは気にしなければいけません。
もちろん最強格はPCですがスマホでも工夫をすれば快適にプレイができると思います。
月額料金はかかりますが、クラウド版を使うのも一つの手です。
検討してみてください。
今回の記事でゼンゼロをどの機種で遊べば快適にプレイできるか
参考になれば幸いです。
