くつした
ぼくのくつした
かたっぽどこへいったんだろう
ちょっとおでかけしたのかもねとママはいった
さみしくないのかなってぼくがいうと
たまにはひとりもいいものよって
のこったくつしたさみしいねっていうと
まっているのもいいものなのよって
ちゃんとかえってくるのか
ぼくはしんぱいなんだけど
かたっぽのくつしたは
ひきだしのなかでまっている
***
只今、お気に入りの靴下が片っぽ行方不明になっています。洗濯機にも洗濯かごにもなくて……どこいったん。
そういえばわたくし、子供の頃、靴下がとても苦手でした。
★くつしたがいやだと泣いて困らせたこと浮かべつつ丁寧に履く
『小鳥のようにうたいながら2022
〜Decembre 師走〜』より
幼稚園に入る前の幼い時の記憶が残っています。
出かける前に履かせようとする父と全力で拒むわたし。
大いに泣いて駄々をこねるわたしに、ほとほと困り果てる父。
攻防の末、押入れの上段に乗せられてさらに泣くわたし……
どうしてそこまで靴下がいやだったのか自分でもよくわかりません。窮屈な感じがしていたのかな。
もちろん、そのうちにちゃんと履くようにはなったのですけれど、外から帰るとすぐに脱いで裸足になっていました。実はそれは今でもそうで…… 抜けないクセ、みたいなかんじで。
裸足に もふもふスリッパが気持ちいい。
*
靴下は好きです。
ついつい買って引き出しに増えてしまうアイテムのひとつ。お気に入りを履けばちょっと楽しくなったりもします。服装によっては、ちっとも見えなかったりするのですけれど。
近しい人にはよくプレゼントしたりもします。
季節もそれほど問わないし、だいたいの足のサイズさえわかっていればいいし、消費期限もありません。必要なものだから、大抵とても喜んでもらえます。
こっそり足を守ってくれる、どこか控えめな優しい感じもいいし、寒い冬には足元をしっかりと温めてくれる必須アイテム。
シンプルなものから個性的なものまで。
ビジネス、カジュアル、スポーツ用も。
色も、柄も、素材もとても豊富で、最近はおしゃれなものがたくさんあります。
価格もさまざまで、そのシーンや用途などによって使い分けや調整も自在。
目立たない地味な存在のようだけど、けっこうポイントになるアイテムで、その人の好みや個性もよく表れる気がします。
ちらっと見えた靴下がきれいだったり、おしゃれだったりすると素敵だなって思います。
靴下なら、なかなか手の出せない色や柄にも冒険しやすいかもしれません。
おしゃれはくつしたから。
ぬくもりはくつしたから。
たのしいはくつしたから。
クリスマス、年末も近づいてきましたね。
自分へ、大切なひとへ、思いを込めてとびきりの一足をプレゼントするなんていかがでしょうか。
ほっこりと足元から、気持ちまであったかくなるかもしれませんよ。
どうぞ よい一日を、よい一週間を。
よい12月をお過ごしください。
#229. 『 くつした 』
⭐︎遊歩道の落ち葉に混じる片っぽのベビーピンクの柔きくつした
⭐︎右足の裾から覗くアーガイル あのこがほしい花一匁
ー ちる ー

