労働資本主義:真の積極財政で全員ウインウインの明るい未来へ⑥
⑥実践!労働資本主義、ジャパノミクス後編
改めて労働資本主義を説明すると従来の経済学がインフレターゲットでお金の価値を中心に考えてることから脱却して賃金ターゲットで労働者の価値を中心に考えることだよ。
そして「民間が得意なことは民間で政府が得意なことは政府で」とそれぞれの役割をハッキリさせて、政府がやるべき投資をジャパノミクスと名付けたよ。
前回はジャパノミクスの前編で、カイゴノミクス、アグリノミクス、エデュノミクスを見てきたよ。
今回はジャパノミクスの後半戦だね。
エコロノミクス
まず、エコロジー、つまり環境。
エコロジーって外部性そのものだよ。
経済性だけなら火力発電がコスパ最強。
でも、環境やエネルギー自給率を考えれば、多少コストがかかっても再生可能エネルギーに取り組む意味がある。
安全保障の観点からも、エネルギー自給率を高めるのは外部性利益がデカい。
東日本大震災で脱原発の気運が高まったとき、FIT(固定価格買取制度)を導入して、採算の取れない太陽光パネルの設置を採算が取れるようにしたよね。
消費者に負担を押し付けて外部性利益を内部利益に変えたわけ。
でも、労働資本主義的には外部性利益は外部のまま、政府が負担した方が良かったと思う。
環境や景観にもっと配慮できたはずだし、国産パネルを使うように工夫することもできたはずだよ。
それと再生可能エネルギーって太陽光だけじゃない。
風力、地熱、バイオマスとか、それぞれメリットとデメリットがあるから全部に取り組むべきだし、デメリットを打ち消す蓄電池の開発も大事。
将来的には核融合技術がエネルギーの中心になる可能性もあるから、そこにもガッツリ注力すべきだね。
で、原発。
ハッキリ言ってオワコンだから、特急で撤退しないと。
でも、撤退って廃炉と核のごみの処理まで完了して初めて完結。
単に停めるだけじゃダメなんだ。
停めても廃炉が終わるまでは危険性が消えないし、廃炉には莫大な予算と技術が要る。
原発を動かさないと発電事業者に廃炉予算がないから、停めるほど廃炉までの時間が伸びちゃう。
さらに頭が痛いのが核のごみ。
何万年も保管しないといけない、将来世代への負担そのもの。たった数十年使った原発のために、何万年も押し付けられる将来世代はどう思うだろう。
本当にいたたまれない。
でも、これに革新的なアプローチがあるよ。
次のアストロノミクスにつながるけど、核のごみを太陽に捨てるってアイデア。
こういうことに予算をつけるのがシャパノミクスの柱、エコロノミクスだよ。

アストロノミクス
次はアストロ、つまり宇宙。
宇宙の重要性は年々高まってるし、打ち上げ技術も進化してる。
でも、どんなに技術が進んでも、ロケットに核のごみを乗せるリスクは絶対犯せないよね。
じゃあどうする?
宇宙エレベーターの開発だよ。
今は技術的ハードルが高くて夢物語っぽいけど、何万年も核のごみを保管するより、50年でも100年でもかけてハードルをクリアする方が現実的じゃない?
課題はスペースデブリとケーブル素材の量産らしいけどね。
核のごみ以外にも、宇宙エレベーターは宇宙開発の決定的なブレークスルーになるよ。
宇宙に運ぶ1kgのコストが100分の1に下がる。
他の天体からレアアースを採掘できたり、宇宙で昼夜天候関係なく太陽光発電してマイクロ波で地球に送電できたり。
無重力を使った新技術や新素材が生まれるかもだし、宇宙旅行が当たり前になったり、無重力スポーツが流行ったりするかも。
地球で農業するより、宇宙で天候に左右されない安定した収穫ができるかもしれない。
ゆくゆくはスペースコロニーだって夢じゃない。
こんなワクワクを実現するのがシャパノミクスの柱、アストロノミクスだよ。

アーミノミクス
最後はアーミー、つまり軍事。
食料やエネルギーだけじゃなく、防衛装備品や兵器の自給率も危機的だよ。
安全保障の観点から、これを高めるのは外部性利益がデカい。
防衛って陸・海・空だけじゃなく、宇宙やサイバー空間も大事な課題になってる。
サイバー防衛は民間企業だけじゃ取り組みにくいから、政府が動かないとね。
防衛省がやるか警察組織がやるかは議論が分かれるけど、どっちにしても人材育成がカギ。
あと、国防としてスーパーコンピューターの開発も必要かも。
憲法9条は自国政府を戦争から縛れるけど、他国の侵略までは防げない。
平和を守るためにも抑止力は要るよね。
それと同じくらい大事なのがODA(政府開発援助)。
「自国民が苦しんでるときに海外支援なんて大盤振る舞いだ」って批判もある。
確かにその通り。
自国にしっかり投資するのが前提だけど、支援で日本の味方を増やすのは抑止力につながるよ。
それだけじゃない。
ODAにはいろんな形がある。
たとえば円借款で港を建設すれば、日本企業が受注して経済成長につながる。
返済されれば税負担もないし、その港を起点に貿易が活発になれば、さらに好循環が生まれる。
そして何より、国防で大事なのは国民一人ひとりがイキイキ生活すること。
「あなたがそこに生きている」、それだけで国を守ることになってるんだ。
こういうことに予算をつけるのがシャパノミクスの柱、アーミノミクスだよ。

カイゴノミクス、アグリノミクス、エデュノミクス、エコロノミクス、アストロノミクス、アーミノミクス。これらを総称して、日本発展のための経済「ジャパノミクス」と名付けたよ。
ただ外部利益は本当はこの6つだけじゃない。
想像力の限り増やしていける。
でも長くなるのでその紹介はまたの機会に。
ジャパノミクスと従来の公共工事は、民間企業じゃできないか、できても時間がかかりすぎること。
ジャパノミクスで日本の未来とチンタゲを両立させるんだ。
不本意な失業を作り出すなんて本当にもったいないよ。
ただ、支出を増やせばいいってわけじゃなくて、賃金の推移を見ながら増減させることが大事だね。
では⑦で、カイゴノミクスのとこでは触れなかった年金改革を見ていくよ。
この連載は全10回予定で、毎週日曜18時頃にアップするから、次回は4月13日18時頃ねこちらです。
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