【吉安】木の葉天目の郷・江西省吉安県の吉州窯訪問記 その2 発掘後、息を吹き返す南宋時代の登り窯
マガジン「中国100のやりたいこと」No. 番外編
達成日: 2025年3月6日
場所: 中国・江西省吉安县永和镇
お薦め度: ★★★★★
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翌日は劉先生とお弟子さん女子の案内で吉州窑博物馆に行く事が決まっていた。出発前にY先生とホテルで腹ごしらえ。全季の朝食は悪くないと知っていたが、ここもまた割と良かった。




博物館は吉州窑游览区という観光地内にあり、劉先生の車で向かう。泊まっていた全季ホテルとの位置関係はこんな感じ。車だと20分程度。

この日は小雨。道すがら、陶器のモニュメントが見えます。

吉州窯景区に着きました。全容はこんな感じです。国家AAA景区の様です。

こちらが博物館。我々は窯元関係者としてVIP待遇です。ガイドさんが迎えに来ました。

入ると床がいきなり木の葉天目柄です。

陶器製造の様子の像が並びます。これ自体が陶器だと思われます。

こちらが吉州窯で作られて来た陶器の種類のラインナップ。
勿論中心に木の葉天目。

北宋時代の有名窯元の地図


翻訳はこちら

発掘された陶器が展示されています。















吉言祥文 一文字の「寿」「福」「吉」「羊」、四字の「福寿康寧」「福如東海」「福禄永昌」「早入中書」「金玉満堂」「長命富貴」といった等のおめでたい文字で幸福な人生への憧れを表現している。
「釉上貼花」と書かれているものは和紙的な紙を切り抜いて貼り付けてその上に釉薬をかけて焼いて模様を付けたものです。この件については後の記事で詳しく書きます。
ここからは木の葉天目の製造を実物を用いて説明。
素焼きした器に釉薬を塗り、その上に桑の葉を置きます。
更に釉薬をかけて焼くらしいです。

実際に触ると凹凸を感じます。

うまくできたものは水を張るとあたかも葉が水面に浮かんでくるかのように見えるとのこと。

お土産物として豪華ラインナップの天目茶碗セットが売っていました。博物館は吉安を上げて運営していますから、工房以外ではここで購入しても悪いものは置いていないそうです。やきものファンなら購入する人もいそう。

こちらは禾目天目の手法を使ったティーポット。映えます。

お値段の参考はこんな感じです。258元、約5300円。
日本で売ったら15,000円位しそう。

吉州窯へは以前は日本の陶芸関係者も定期的に訪れたりして交流があったそうなのですが、新型コロナ後は関係者の高齢化もあり途絶えたままとのことです。残念。
ここからは博物館を出て、登り窯の遺跡に向かいます。

池の右手に見えて来ました。屋根のついた斜めっている建造物がそれです。

おや?ここにも打卡点が(笑)

吉州窯講経台岭作坊遺址
南宋時代の登り窯を発掘して今現在使用している。

登り窯の横からの全容

こちらは正面下からの全体

小さいものを入れるところ。専用の枠に収めて入れます。

大きいものはここから入れる。こちらの方がより高い位置にあります。

薪を淹れたりして温度調整。

こちらは伍映山先生の以前の工房。この窯の真横にある。
殆どのものは電気炉も使うが、ここ一番のものはこの窯を使って焼くそう。

別の角度から。

小さいものはを入れる枠とはこれです。ここに沢山積み上がっているという事は今、窯が稼働していないという事を意味しています。

このこんもりした林は「吉州窯遺跡十九号窯包 斜家嶺遺跡」。こちらは発掘されておらずそのままになっている。今後、国の当局の指示があれば発掘する。発掘は地元民は決める事ができず、国家の指示によるものとなるとのこと。

雨だったせいもあるのか、人はまばらでした。

しかし、これだけのものがあるのにあまり人が訪れていないなんて、醴陵の博物館に続き、非常に勿体ない。何せ南宋時代の登り窯ですよ!
しかしまあ、確かに旅慣れた人でないと中国人でも来辛い事は確か。

次はいよいよ伍映山先生の工房に向かいます。
こちらご参考です。私がいつ行った事を基に書いているのかの一覧表です。
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