軽トラ屋台放浪記9 ワカサギ釣りと避けては通れない問題とは?
「寒いぃィィィッ!!」
本日は極寒の山上湖に来ている店長と源さん。
ワカサギ釣りに人が沢山集まってくる場所です。
店長は車から降りた途端に寒さでめげそうな声を出しています。
源さんは割と平気そうな顔…。
「寒くないんですか?」
「いえ、自分も寒いは寒いですよ。
生まれ持っての耐性やら環境もありますが
以前にもっとキツい現場ありましたし。」
「あー、夏にそういう話を聞きましたね。」
よろしければこちらをご参照ください💁
「源さんが特殊だってことは無いんですか?」
「個人差もあるんでしょうけどねー。
よくわかりません。」
「と、とにかく準備をしましょう。
動かないとただ寒いだけです!」
準備したのは電動アシスト自転車を改造したマシンです。
不用品でいただきましたスノーボードを前輪部分に取付、後輪はキャタピラ風の作りにしています。
早い話がお手製の自転車スノーモービル!
さらに、軽トラの荷台から下ろしたのは
大きいサイズのスノコに古いスキー板を履かせて作った台車風なソリ!
ソリ台車の上にはテントを建てましたね。
中にはポータブルトイレと手洗い場を設えました!
釣り好きな店長、ワカサギ釣りの際に氷上からトイレまでの時間が惜しい!
釣り好きとしての想い。
それと、お腹が痛くなったりの緊急時はたまったもんじゃありません。
小さい子や女性はさらに逼迫した問題かもしれないと考え移動トイレを作りました。
湖によっては氷が張らない場所もあり、離れた陸にトイレはあったり、簡易トイレが釣り場近くにあったりもします。
氷上でも屋形船ではトイレ完備もあります。
有料で屋形船以外の方も使えたり。
しかし、釣場の規模や条件によっては自力でなんとかするか施設まで歩くか…。
雪上ではなかなかの厳しさ…。
それに災害時にも重要なトイレ問題ですし、
野外や移動営業の際の検証をするためにも作りました。
屋台での営業のみならず店舗のトイレ問題は重要案件ですからね。
この湖は環境保護のためエンジン式の物はスノーモービルも船も発電機も禁止されています。
なので人力に電動アシストを追加したワケです。
セッティングが終わり、早速スタート!
体力ある源さんがスノーモービル?でソリを引っ張って、店長がソリに乗って下り坂でのブレーキ操作などを担当します。
「源さん!あんまり飛ばさなくて良いですよー!」
安全第一!
順調に走り、狙っていたポイントに到着すると、
電動ドリルで氷に穴を開け、釣り用テントを張りまして準備は完了です。
通常ですと徒歩でソリを引っ張っりますが、
今回はラクだし移動が早い!
トイレテントがあるから交代でトイレに行くロスも無し!
早速15mほど下まで仕掛けを投入しまして、
竿先で誘いをフワフワとかけます。
竿先を見つめて変化を逃がさないように
何度か繰り返していると、前アタリとも言われる説明の難しいアタリ!
詳しく伝えたいのですが…。
繊細な感覚はやたらに長くなるのでまことに残念ながらバッサリ割愛!
やがて氷穴からキレイなワカサギが釣り上げられました!
魚を外し、すぐに仕掛けを投入、
ツイ〜と落ちていきます。
釣れたという事は真下に魚が!
手返しよく狙うのがコツです。
まずまずの数を釣り上げると、
「源さん、そろそろ行きますか。」
「ですね、この場所はベースとしましょう。
けっこう釣れる場所みたいですしね。」
巡回時間を書いたのぼりを準備しておりまして、
ここに戻ってくる時間を表示してあります。
ソリの上のトイレテントには
「移動式トイレ フィールドテスト中」
と横断幕を張りました。
「無料なのでお試しください」とも書いてます。
準備が終わったところに丁度通りかかった男女のお二人、怪訝そうな顔で見ていますが…
陸のトイレ場所までの距離を見やると男性が様子を見るかのように聞かれました。
「あの…これって使わせてもらって良いんでしょうか?」
どうぞどうぞと勧める店長と源さん。
中に入りしばし経つと…
安心した顔で出てきました。
連れの女性に何か小声で話してますね。
安心して使えるってことなんでしょう。
実は、テントの中には銀マットとプチプチシートを内張にして防音と防寒を施してあります。
水の流れる音がする電池式の機器も備え付けました。
ポータブル式ですが、薬品をポンプで流す水洗になってます。
手を洗うのも電池を使わないシャワーがあります。
男性が先に使ってみて、これなら大丈夫だと確信していただけたようなので女性もお使いいただけました!
こちらのお二人、店長達と話をしまして、
自分達の釣り場に来て貰えないかとなりました。
まずまず釣れる場所ではあるけれど、陸のトイレ場所は遠いし、簡易トイレの場所はそこそこ近いけど嫌がる人もいて…とのこと。
そういう事情があるからこそ作ったトイレですから断る事情などありません。
ソリ台車に3人が乗り込み案内してもらいます。
源さんは電動アシストをマックスパワーにして軽快に漕ぎます!
奇妙なスノーモービルとソリ台車に乗って戻った仲間2人から事情を聞いたグループ、
早速使わせて下さい!となりました。
珍しさから見に来たお子様も親を連れて戻ってきて親子で使用。
そういう連鎖が続き、遠くにいたグループに連絡が周り、ポイント移動です。
とても感謝され見送りいただきましたよ!
ベーステントの場所と巡回時間も分かったので皆さん安心していました!
ベーステントに戻るとカートリッジの取替えや水の補給などをしつつ釣りも再開、
そして氷上のお楽しみ、温かい食べ物ですよー❤️
ワカサギ釣りと言えば!
その場で天ぷらのイメージが強いですが
昨今は湖上で油をこぼすと環境に非常によろしくないですから禁止の場所が多いのです。
今回はアルミホイルに包んだおにぎりを焼き網で炙って温めます。
味噌おにぎりは甘めの味噌がじゅわじゅわしたところへチューブのバターを一絞り、
味噌バターの香りがたまりません!
醤油を混ぜ込んで握ってきたおにぎりもあり、
こちらは仕上げに醤油を表面に塗ったら炙って仕上げます。
そのまま食べても美味しいですが、
お吸い物やお茶漬けのパックを持ってきていますからして…。
器に入れたらお湯をかけまして、出汁茶漬けができました〜!
寒さ対策におにぎりの中身は唐辛子漬けを入れてきたのがスープにしみでると味わい深いですねー。
トイレを求めてきた方に
「それ売ってます?」と聞かれたのはご愛嬌!
さて、あちこち巡回してるうちに手を振ってくれる子供さんがいたり、漁協の方が視察に来たり、お礼にお菓子をもらったり、色々とありました。
もう日も暮れそうだし片付けだな…って時に店長が叫びましたっ!
「来ましたよ!」
スマホを取り出し画面を見ると、ベーステントの置き竿が写っています。
三脚に固定してある置き竿の穂先がグッと沈んだタイミングで店長が握っていたコントローラーでアワセを入れました。
画面では電動リールが悲鳴を上げ、三脚の足が雪に食い込んでいきます。
店長お手製の遠隔式釣竿!
電動リールをコントロールしてのファイトです。
「ぼくの◯休み」みたいなゲーム内の釣りを想像してくださいませ!
源さんがシャカリキ!顔負けの勢いでペダルを漕ぎベーステントに到着しますと、
置き竿を手に取りリアルファイトです。
「店長、大丈夫ですか?」
「はい、バッチリかかってます!
けっこうデカそうですよ、コレは!」
そして…、氷穴から釣り上げたのは50センチはあろうかというサクラマスでした。
人気が無いのが良かったのかワカサギを餌にした置き竿にサクラマスがかかってくれました🎵
しかし抜け目なくセンサーと遠隔操作で対応していた店長、釣り好きの執念を感じますねー。
「これはご褒美かもしれませんねぇ。」
サクラマスを手に取り満足げな店長です。
さて、その後のお話です。
店長の工場では雪上だけでなく、
イベント用、車載用、車椅子対応シャコタンのトレーラートイレ、バイク用サイドカートイレ、
イカダ式水上トイレなど。
バリエーション豊富にご要望を受付ました!
「どうせなら快適な場所にしましょう!」
これは将来のお話になりますが…
店舗を開業した店長、
一風変わったお店と旨い食事でメディアの取材申し込みが多数あります。
取材OKの条件は、
『トイレもちゃんと紹介すること』 でした。
安心できる店だと来店者が増えて売上も好調、
なにより、トイレに入ってみたいという理由で来店者が沢山いたそうです。
「きっと良いムーブメントが起こりますよ。」
現在の店長はそう考えながら作業をしています。
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天井裏から愛をこめて!
ナイタラダメヨ
(元ネタはアンジーです、知らない方すみません…。)