在宅ワークはパズルだった|時給・成果報酬・発信を組み合わせて生活を回す
私はクラウドワークスを通して、データ入力や事務に近い仕事をしています。
家を長く空けることが難しい生活の中で、在宅で働けることには何度も助けられてきました。
ただ、続けるうちに、
一つの働き方だけで、収入も生活も安定させるのは思っていたより難しい
と感じるようになりました。
時給案件なら、働いた時間が報酬になります。
月の稼働時間に目安があれば、収入の見通しも持ちやすくなります。
それでも、依頼量や仕事の始まる時期まで一定とは限りません。
成果報酬なら、作業した件数に応じて報酬が増えます。
自分のペースで進めやすい面もあります。
ただ、依頼が来なければ、自分だけでは仕事量を増やせません。
noteで発信もしています。
記事は、一度書けばあとから読まれる可能性があります。
けれど、書いたからといって、すぐ生活費を支える収入になるわけではありません。
それぞれに助かるところがあり、それぞれに足りないところがあります。
そうして一つずつ経験する中で、私は、
どれか一つを完成形にするより、役割の違うものを少しずつ組み合わせる方が、今の生活には合うのかもしれない
と思うようになりました。
私にとって在宅ワークは、正解の働き方を一つ選ぶものではありませんでした。
そのときの仕事量、家の予定、体力に合わせて、置き方を変えていくパズルに近いものでした。
時給制は、報酬を見通しやすくしてくれた
時給制は、働いた時間が報酬になる仕組みです。
出来高型のように、一件ごとの処理速度によって実質時給が大きく変わることは少なくなります。
私も、時給案件にはかなり助けられてきました。
一時間あたりの金額と、月の稼働時間の目安が分かれば、
今月はどのくらい働くのか。
どのくらいの収入になりそうか。
その時間を、生活のどこへ置くのか。
を考えやすくなります。
報酬額だけでなく、考え続けることが減るのも大きな違いでした。
出来高型では、
あと何件進めれば、いくらになるか。
この作業へ時間を使いすぎていないか。
今の速度で続けてよいか。
と、作業中にも効率を計算します。
時給制では、その計算を毎回しなくて済みました。
働いた時間と報酬の関係が分かりやすい。
この見通しは、生活に余裕が少ない時期の私には大切でした。
時給制でも、仕事量まで一定とは限らない
ただ、時給制だから仕事全体が安定するわけではありません。
ある案件では、時期によって作業量に波がありました。
忙しい時期が終わると、ほとんど作業がない日もあります。
実際に仕事をしていなければ、タイムシートへ記録する時間もありません。
それでも、いつ依頼が来るか分からない。
完全に仕事から気持ちを離すこともできない。
手は動いていないのに、案件の近くで待っているような状態です。
反対に、別の時期には依頼が急に集中することもありました。
仕事が増えれば、稼働時間も増やせます。
その分、収入も増えます。
ただ、家事や子どもの予定、自分の体力まで同じようには増やせません。
「急がなくて大丈夫です」と言ってもらっても、仕事が積み上がっていると気になります。
仕事が少ないと、収入にならない。
仕事が多いと、生活が圧迫される。
どちらも、同じ時給案件の中で起こりました。
時給制は、報酬の計算方法を安定させてくれます。
でも、
依頼の量や届くタイミングまで安定させるものではありませんでした。
成果報酬は、依頼があるときに動きやすい
成果報酬の仕事では、一件いくら、処理した件数に応じていくら、という形で報酬が決まります。
作業が速く、ルールが明確で、修正が少ない仕事なら、効率よく進められることがあります。
私も、決まった作業を一つずつ処理することは比較的続けやすい方です。
依頼がまとまって届き、余力があるときなら、成果報酬は収入を少し増やす助けになります。
時給案件のように、決めた時間を先に確保しなくてもよい場合があります。
今日は少し進める。
今週は多めに対応する。
生活の状態に合わせて、量を調整しやすいこともあります。
ただし、成果報酬は依頼があることが前提です。
作業したいと思っても、依頼がなければ収入にはなりません。
すぐ対応できるように予定を空けていても、その待ち時間には報酬がつきません。
修正や確認が増えれば、一件あたりの負担も変わります。
自分が速く作業できることと、安定して依頼が来ることは別です。
時給制には、稼働量の波があります。
成果報酬には、依頼量の波があります。
どちらかを選べば、不安定さがすべてなくなるわけではありませんでした。
発信は、今月の収入より先の選択肢をつくる
時給制や成果報酬のほかに、私はnoteで発信しています。
自分が経験したこと。
生活の中で困ったこと。
仕事を続けるために考えてきたこと。
それらを記事として残しています。
発信は、書けばすぐ生活費になるものではありません。
記事が必ず読まれるとは限りません。
有料記事を出しても、必ず購入されるわけではありません。
時間を使って書いても、その月の収入がほとんど増えないこともあります。
そのため、発信を今の生活を直接支える仕事として見ると、不安定に感じます。
それでも、過去の経験を言葉にして残すことで、あとから読まれる可能性があります。
一度終わった経験が、別の人へ届く形になります。
今の仕事だけでは使わなかった考え方や文章を、少しずつ育てられます。
私にとって発信は、
今月の不足をすぐ埋めるもの
というより、
今の仕事以外にも、小さな選択肢を残しておくもの
に近いです。
それぞれに、同じ役割を求めなくなった
以前は、一つの仕事でできるだけ安定したいと思っていました。
毎月同じくらいの仕事がある。
同じくらいの収入になる。
生活へ無理なく入る。
その仕事を長く続けられる。
一つですべてが整えば、分かりやすいです。
でも、現実には仕事にも生活にも波があります。
依頼が少ない月。
急に仕事が増える時期。
子どもの予定が重なる日。
自分の体力が落ちる週。
家の用事が増える時期。
一つの働き方へすべてを任せると、その一つが揺れたときに生活全体まで不安定になります。
だから私は、それぞれへ同じ役割を求めなくなりました。
時給制は、今の生活を支える土台。
成果報酬は、依頼と余力があるときの上乗せ。
発信は、すぐには収入にならなくても、先の選択肢を育てるもの。
どれか一つに、収入、安定、自由、将来性の全部を背負わせない。
そう考えるようになってから、
この働き方だけで何とかしなければならない
という焦りが少し減りました。
組み合わせればよい、という単純な話でもない
ただ、収入源や仕事の種類を増やせば、生活が安定するわけではありません。
仕事が増えると、管理するものも増えます。
連絡先が増える。
契約や請求が増える。
締切が重なる。
使用するツールが増える。
頭を切り替える回数が増える。
それぞれの進捗を覚えておく必要がある。
収入源を増やしたつもりが、管理だけで疲れることもあります。
特に、すべての仕事が急ぎで、連絡も多く、締切も近いなら、種類を分けた意味がありません。
足りないところを補うどころか、同じ負担が重なります。
そのため、私が考える組み合わせは、数を増やすことではありません。
役割が大きく重ならないものを、今の生活で管理できる数だけ持つことです。
時給案件が忙しいなら、成果報酬や発信を減らす。
依頼が少ない時期なら、少し記事を書く。
体調が落ちているなら、締切のある仕事を追加しない。
すべてを同時に最大限進めようとしない。
組み合わせることより、
増やしすぎたときに減らせること
の方が大切でした。
毎月同じ形でなくても、生活は回せる
仕事量も生活の状態も、毎月同じではありません。
子どもの予定。
自分の体調。
集中できる時間。
家事の重なり。
案件から届く依頼の量。
そのため、私の働き方も、毎月まったく同じ形ではありません。
時給案件が多い月は、記事を書く量を減らします。
仕事が少ない月は、過去の記事を整えることがあります。
成果報酬の依頼が続いたときは、ほかの予定を少し軽くします。
体調が落ちている時期は、新しい仕事を増やさないようにします。
きれいに計画どおり進んでいるわけではありません。
何を優先すればよいか迷う月もあります。
収入が思ったより少ない月もあります。
それでも、
今月は何を支えるか。
何を少し育てるか。
何を休ませるか。
を変えてよいと思えると、一つの働き方に自分を合わせ続けなくて済みます。
在宅ワークは、一度完成させた形を守るものではありませんでした。
生活の状態が変われば、働き方の置き方も変えてよい。
私には、その考え方の方が現実的でした。
安定は、何も変わらないことだけではなかった
以前の私は、安定とは、
毎月同じ仕事量がある。
毎月同じ収入が入る。
予定どおりに働ける。
ことだと思っていました。
もちろん、その状態に近づけるなら助かります。
ただ、生活にも仕事にも波がある以上、すべてを同じに保つことは難しいです。
最近は、
一つの仕事が減ったとき、すぐ生活全体が止まらない。
体調が落ちたとき、負担の大きいものを減らせる。
仕事が増えたとき、発信を一度休められる。
今月うまくいかなくても、翌月に組み直せる。
という状態も、安定の一つだと思うようになりました。
崩れないことではなく、崩れたときに戻る場所があること。
何も変わらないことではなく、変わったときに選び直せること。
在宅ワークをパズルのように感じるのは、このためです。
ピースの大きさは毎月変わります。
今は使えないものもあります。
すべてをきれいに埋められない月もあります。
それでも、生活全体が大きく崩れず、次に組み直せるなら、それでよいと思っています。
おわりに|一つに絞れないのではなく、役割を分けている
時給だけで安定できない。
成果報酬だけでは依頼の波がある。
発信も、すぐ大きな収入にはならない。
そう考えると、
どの働き方も中途半端なのではないか。
一つに絞れない自分は、働き方が下手なのではないか。
と思うことがあります。
でも、今は少し違う見方をしています。
一つに絞れないのではなく、それぞれへ違う役割を持たせている。
時給制には、今の生活を支える役割がある。
成果報酬には、余力を収入へ変える役割がある。
発信には、今の仕事以外の選択肢を少しずつ育てる役割がある。
大切なのは、仕事の数を増やすことではありません。
今ある仕事の中で、
何が今を支え、何が余力を使い、何が先を育てているのか
を一度だけ分けてみることです。
役割が見えれば、すべてを同時に頑張らなくてもよくなります。
今月は土台だけを守る。
余力がある月だけ、少し上乗せする。
発信は止めずに、細く続ける。
そのときの生活に合わせて、配置を変えてよい。
私にとって在宅ワークの安定は、一つの完成形を手に入れることではありませんでした。
生活が変わったときに、働き方のパズルを組み直せることでした。
あわせて読みたい:
今回の記事では、時給、成果報酬、発信のどれか一つへすべてを任せるのではなく、それぞれに違う役割を持たせ、生活の状態に合わせて組み替えることについて書きました。
一つひとつの役割が見えていても、実際には、
時給案件をどこまで増やすか。
成果報酬の依頼が来たとき、今月は受けられるか。
先のために発信へ使う時間を、今どのくらい残せるか。
と迷うことがあります。
有料記事では、複数の条件が重なったときに、自分の生活条件へ戻りながら、その仕事を土台にするのか、上乗せにするのか、試すのか、今は増やさないのかを考える流れをまとめています。
「それぞれの良さは分かった。でも、今の自分は何を残して、何を増やさない?」と迷ったときに使うための記事です。
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