ママ友界の都市伝説と私の低空飛行受験期
娘の受験にあたって、私がやったこと。
それは、「最低限」のことだけだ。
だから、私の体験記はあまり役に立たないかもしれない。
けれど、娘は第一志望の私大には滑り込んでくれた。
ママ友付き合いが苦手な方には、私の「低空飛行な受験期」が少しは参考になるかもしれない。
ママ友界の都市伝説:大学受験編
大学受験は、三年生になってから始まるものだと思っていた。
でも違った。
公立進学校では、入学式の看板の前で写真を撮っている時点ですでに始まっていたのだ。
「もう塾決めた?」
「〇〇塾は一年から入らないと席がないらしいから、うちはもう入れたよ」
「⬜︎⬜︎塾が一番進学実績良くて安いらしいよ」
らしい。
らしい。
また、らしい。
もはや都市伝説である。
信じるか信じないかは私次第だ。
だから、ママ同士の情報合戦が、私はとても苦手。
不安だけが大きくなる。
子供のためには、仕入れた方がいいのだろうと思いつつ、
精神衛生上、一定の距離を取ることにした。
塾も結局、近所の映像授業のチェーン塾にした。
理由はシンプル。
コンビニくらいの気軽さで、自習室が使え、親も面談に行きやすい。
大学受験は長い。
"わざわざ気合を入れて出向かなくてもいい距離"というのは、親にとって"マチのほっとステーション"だった。

YouTuberなつめさんちのご夫婦のイラスト集を買って、
こんな絵どうやったら描けるのかと、
隅々まで虫眼鏡で見ながら研究して、
気を紛らわしたりした。
「口出し」という名の自爆
三年春の時点で、娘の目標は国公立。
正直、心の中では思っていた。
「今からじゃ、遅すぎじゃない?」
中高一貫校の子達は、スピーディーな先取り学習で箱根の山を登り始めている。
まだ、品川駅くらいの位置にいる娘が全力疾走して、果たして間に合うのか。
「それなら、もっと勉強しないと。」
余計な一言を放つと、娘の機嫌は目に見えて悪化。
部屋のドアの閉まる音が、日増しに力強くなっていく。
でも、娘の「勉強も行事も全力投球」な姿に、私はすぐ口を閉ざした。
夏休みは体育祭の準備で、日焼けして真っ黒になりながら、
終わったら塾に直行して夜中まで勉強。
周りには、サボって受験に集中する子もいるけど、娘は昔から近道をあえて通らないタイプ。
そんな娘の武士(もののふ)のような背中を見せられたら、私が先にへこたれていたらカッコ悪い。
負けていられない。
軍師として、どんな結果でも受け入れよう。
そう決めた。

気持ちがウキウキする。
ボネクドのジェヒョンくんを描いた時のもの。
まぁ、可愛くて癒されるんだわ。
アドビフレスコでペン画。

色塗りはライブブラシの水彩。
アイビスペイントよりアドビの方が、水彩ペンが本物っぽくて面白い。
まだ色付けは苦手。
モデルはEXOのD.O.の若い頃(10年前)
涙のデッドライン
本格的な受験勉強スタートは九月。
界隈では「絶望的な遅さ」である。
学校も塾も「とにかく上を目指せ」とは言う。
でも、本当に間に合うのかどうかは誰も言ってくれない。
どこかで踏ん切りをつけないと、
娘の納得する結果にはならないだろうとも思っていた。
結局、志望校を変えると言い出したのは娘だった。
十二月の終わり、彼女は泣いていた。
でも、私は逆に感心してしまった。
「冷静に自分の現在地、確認できてるじゃん」と。
親の頭によぎる不安は一つ。
最後まで現実とのズレに気づかないまま、特攻精神で全落ちしてしまうことだ。
不謹慎にも、「英断だよ!」と肩を抱いて喜んでしまった。
もしこの時から私立対策に全集中していなかったら、
きっと間に合わなかった。
実際受かったのは第一志望と滑り止めだけ。
第二、第三志望も落ちた。
受験は「少しの運」と「対策」だと痛感した。

旦那は単身赴任で不在。
次の土日に、祖父母も交えてしゃぶしゃぶで盛大にお祝いした😋
敗戦処理のシミュレーション
娘は受験が終わったあと、
「回り道しすぎて、無駄が多かった」
とぼやいた。
確かにそれもあったかもしれない。
でも私は思う。
最初に高い目標への急階段を登って基礎固めしておいたからこそ、
最後の数ヶ月でワープできたのだと。
そしてもう一つ。
私がやった「最低限」にして「最大」の準備。
それは、浪人のシミュレーションだ。
"浪人した方が良いケース"と、"その後の動き"の情報を得るために、普段行かないママ会合にも参加した。
・本人に心残りがあるなら、一浪だけは許してあげた方がいい
・一年やったからって必ず偏差値が上がるわけじゃないから、受かった中で一番偏差値の高いところはキープしておいた方がいい
とても納得のいく助言で、
最低限の不安を取り除くための情報なら、取りに行った方がいいなと思った。
そして、キープのしかた、予備校情報を調べた。
いざというとき、人はパニックになる。
非常時の備えあれば、憂いなし。
大嵐の中でもお茶をすすっていられるような、図太い精神状態を保つことができた。
教訓:英検は「命綱」
最後に、下の子への教訓。
「英検だけは、早めに仕込んでおけ」。
これに尽きる。
三年の秋に英語と格闘するか、英語を「免除」として他の教科にリソースを割くか。
これは、お弁当作りでいうところの、作り置きようなものだ。
朝起きたら、それをポンと詰めるだけでいい。
メインが決まっているという安心感。
空いた時間で、少し凝った副菜(地歴や国語)を作る余裕も生まれる。
受験はどうやら、
少しの情報と、少しの運と、かなりの心構えで出来ている。
親にできることは、そのくらいだ。
受験期は、心がほっこりする記事を書くようにしてました😅👇

