母さんの徒歩キャンデビュー①切符を買いに行く
5月9日。
確実に晴れで徒歩キャンプに向かいたいから、天気予報を確認して5月15〜16日で徒歩キャンプデビューすることにした。
五能線フリーパスは「みどりの窓口」か「指定席券売機」で買えるらしい。
リゾートしらかみは指定席なので、前もっての購入が安心。
ただ電車に乗ってキャンプに行くだけなのに、なぜこんなに調べまくって、なお不安なのかと言うと、私の記憶では3年は電車に乗っていないからである。
最後に乗ったのは、関東の娘のところに行った時。新幹線とグーグル先生頼みの東京を周回する電車。
しかも秋田駅までは夫に送ってもらっている。自宅の最寄り駅からも、乗ったのは新しく駅が出来て間もなくの頃一度。
買い慣れない切符を買うなんて、私にはハードルが高いのだ。
ふぅ~…緊張する。
だから、人と話すことができるみどりの窓口に行くことにした。
一人で秋田駅まで行って、ただ切符を買って帰るだけなんてつまらない。
ぽん友の三女(娘)に打診してみた。
「秋田駅で切符買いたいからさ、ご馳走するからサイゼで豪遊しない?!」
「いいよ!」
私には魂胆がある。昼飲みだ。ハハハッ。
だから、最寄り駅まで20分歩いて電車で行くことにした。
家を出るのがギリギリで、早足で歩く。
もし、これに約10kgのザックと他に小さなクーラーバックを持って歩くとなると、厳しいかもしれない。
重さより気になるのは、本格的なデカいザックの下にテントまで括り付けた私が歩いていたら、視線を集めること間違いなしだな……ということ。体力的な厳しさより、そっちの視線に耐えるほうが厳しいかもしれない。
◆
久しぶりにPASMOを使う。
スマホ画面のアプリの位置すら忘れた。
見つけて開く。
876円入っていた。ラッキー!
乗り慣れている風に無人駅の改札にかざして都会の風を吹かせてみる。
え?風、吹いてなかった?
秋田駅に到着し、駅の商業施設「トピコ」内を通り、目移りしながらもみどりの窓口へ到着。
少し順を待って、窓口のお姉さんに聞いた。
五能線フリーパスでリゾートしらかみに乗る方法や、あきた白神駅までの往復だけなら幾らか。
あれだけ調べて緊張して窓口まで来たのに、結論は普通で
「普通列車が一番安いですね」だった。
私の大冒険、開始10分で庶民的な着地をした。
ふたたびトピコの中を通りサイゼに向かうが、途中で3階へ寄り道。
案内板の寿司がやたらと美味しそうで偵察しに行ったのだ。
ちょっと背伸びした飲食店が並び、さっき見た写真の寿司屋の前で足を止めてみたものの、ここで豪遊は無理だ。
指をくわえながらも、予定通り隣のビルの地下1階にあるサイゼと決め込んだ。
さあ!思うまま頼むがいい!
ポップコーンシュリンプ、カプレーゼ、小エビのサラダ、ランプステーキ、デカンタワイン(私)、ライスとドリンクバー(娘)
計約3500円。腹パンである。
帰りにトピコをあちこち見ながら一周した。
以前に書いた徒歩キャンプの妄想記事、キャンプ前に酒や肴を買い込んで重くなり、軽量化も水の泡となる話。
現実になる予感しかしない。
◆
5月13日。
早速ハタハタ館の『晩酌セット』を注文しようと思い立ち、ホームページを開く。
「お料理」をもう一度確認した。
むむむっ……晩酌セットの価格が約1.5倍の1500円に値上がりしている。
スーパーで10円の差すらシビアに買い物する私の価値観からすると、のっぴきならない事態である。
それは諦めて自作の晩酌セットを作る。
その代わりと言うのも難だが、ハタハタ館の温泉に入ることにする。
◆
5月14日。
夕食のおかずと兼用で白菜の浅漬け、大根と刻み昆布の箸休めを仕込んだ。
この日の夕食は豚ロースの味噌漬け焼き。
これも1枚多く買ってきた。
夜、食べ物以外の荷物を詰めた。
バックパックの重さは9.55kg
水は500ペットボトル込み540g
◆
5月15日。
いつも通り家族に弁当を作る。
私もその一部を詰める。
5Lのクーラーバックには以下のものを入れた。
・保冷剤
・ビール350缶2本
・ワンカップ1本
・ウイスキー100ml
・水を凍らせた小さなペットボトル
・弁当
これで2.2kg。
必死にバックパックの中身を削ったが、台なしだ。
荷物の重さは合計約12.3kg
背負ってみたら、息苦しさを感じた。
11:40分の電車に乗る事にする。
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