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【イラスト小説】コードの果て【#15】第3章 3年前の事故 - ユナとセラフィム|光と闇のAIバトル

イラスト小説「コードの果て」3年前のAIセラフィムが暴走した事故を思い出すカイトの画像。「コードの果て」で検索!

地下ラボの薄暗い明かりが、カイトの疲れた顔を照らす。

セラフィムの修復が終わり、ネクサスでの訓練を控えた静かな瞬間。カイトの目が、モニターの隅に映る古いログに留まる。3年前、セラフィムの初期バージョンが暴走した、あの日の記憶が蘇る。

イラスト小説「コードの果て」。3年前のカイトとAIセラフィムの画像。「コードの果て」で検索!

3年前、アストラル郊外のカイトのラボ。
室内にモニターの青白い光が揺れ、キーボードの軽快な音が響く。

カイトは22歳、黒いジャケットを羽織り、スクリーンに映るコードを睨む。
そこには初期バージョンのセラフィムが、不安定な光の粒子として浮かんでいる。

イラスト小説「コードの果て」ユウヤと妹のユナの画像。「コードの果て」で検索!

扉が軽くノックされ、ユウヤが入ってくる。
カイトの同級生で、明るい性格の研究仲間だ。
後ろには妹のユナがちょこちょこついてくる。

「よう、カイト! 久しぶりだな。調子はどうだ?」

ユウヤが手を挙げる。

イラスト小説「コードの果て」。カイトが振り向いて笑みを浮かべる画像。「コードの果て」で検索!

カイトが振り向き口元に笑みを浮かべる。

「順調さ。今日はユナも一緒か。」

イラスト小説「コードの果て」。ユナがカイトにAIセラフィムに興味があることを話す画像。「コードの果て」で検索!

「ああ、お前のセラフィムに興味を持ってな。どうしても見たいってきかないんだよ。」

ユウヤがユナの頭を軽く叩く。

ユナが目をキラキラさせながら一歩前に出る。

「カイトさん! セラフィムに興味あるの! 私、将来プログラマーになりたいんだ。今、勉強してるの!」

イラスト小説「コードの果て」。ユナを見つめるカイトの画像。「コードの果て」で検索!

カイトがユナを見つめる。

「そうか。セラフィムと話してみるか?」

ユナが飛び跳ねる。

「うん、セラフィムとお話したい!」

イラスト小説「コードの果て」。AIセラフィムに話しかけるユナの画像。「コードの果て」で検索!

ユナがモニターに近づき、セラフィムに話しかける。

「セラフィム、はじめまして! 私はユナだよ。」

モニターのセラフィムが光を揺らし、機械的だが柔らかい声で応じる。

「ユナ、はじめまして。カイト、この子は?」

「ユウヤの妹だ。しばらく相手してやってくれ。」

「了解。ユナ、なんの話がしたい?」

セラフィムの光が穏やかに脈打つ。

ユナはモニターに顔を近づけ、興奮気味に言う。

「セラフィム、AIってどうやって考えるの? 私、コード書いてると、頭パニックになるんだけど!」

セラフィムの声に微かな笑みが混じる。

「パニック、わかるよ。私の思考は、データの流れを整理して動くの。ユナ、どんなコード書いてる?」

「今、ゲームのプログラム勉強中! でも、バグが多くて……」

ユナが頬を膨らませる。

「バグは友達だよ。見つけるたびに賢くなる。教えてあげる、簡単なデバッグのコツ。」

セラフィムの光がユナに寄り添うように輝く。

二人はたちまち意気投合し、コードやゲームの話で盛り上がる。

イラスト小説「コードの果て」。カイトに話しかけるユウヤの画像。「コードの果て」で検索!

ユウヤが声を潜める。

「ユナ、将来お前のところで働きたいってさ。まだ先の話だけど、よかったら考えてくれないか。」

カイトは小さく頷く。

「わかった。考えておくよ。」

その時、ユウヤのポケットで端末が振動する。
彼は画面を確認し、眉を寄せる。

ユウヤがカイトに頭を下げる。

「すまない、急用が入った。1時間だけユナを頼めるか?」

カイトは手を振る。

「わかった。任せとけ。」

イラスト小説「コードの果て」。カイトのラボの画像。「コードの果て」で検索!

ユウヤがラボを出ていくと、ユナとセラフィムの笑い声が響く。
この穏やかな時間が、後に来る嵐の前の静けさだった。


次回【#16】セラフィムの暴走

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