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【イラスト小説】コードの果て【#34】第6章 Reverse - 堕ちた天才|光と闇のAIバトル

イラスト小説「コードの果て」レオンのプロフィールを見つめるカシアの画像。「コードの果て」で検索!

究極のハッキングAI「クロノス」を完成させるには、優秀なプログラマーが必要だ。しかし、今の開発者たちを業務から外すことはできない。
外部から見つけなければ……

デスク上の画面に映るのは、一人の男のプロファイルだった。

レオン・ヴァレン。25歳。
元グラン・ラボラトリーズ社のAI開発チームリーダー。
上司との激しい口論の末に自主退社。以降、無職。

イラスト小説「コードの果て」カジノで借金を抱えて追手から逃げるレオンの画像。「コードの果て」で検索!

最後の行動記録は、地下カジノでの高額借金。追っ手から逃げ回る姿が、監視カメラに捉えられていた。

「優秀な才能を、こんなところで腐らせるなんて……」

イラスト小説「コードの果て」特殊部隊のゼロにレオンを捕獲するよう指示するカシアの画像。「コードの果て」で検索!

カシアは静かに呟き、指を軽く動かした。
画面が切り替わり、指令が特殊部隊のチャンネルへ飛ぶ。

「ゼロ。対象を確保して連れてきて。」

返事は即座に来た。

「了解。出動します。」

イラスト小説「コードの果て」薄暗い裏路地で借金取りから逃げるレオンの画像。「コードの果て」で検索!

薄暗い裏路地、レオン・ヴァレンは息を切らして走っていた。
背後からは三人の男の怒声が近づいてくる。

「待て、レオン! 金返せって言ってんだろ!」

「逃げても無駄だ!」

「止まらないと、ぶっ放すぞ!」

レオンは振り返らず、路地の角を曲がった。
しかし、そこは行き止まり。錆びた鉄柵が道を塞いでいる。

額から汗が流れ落ちる。

「くそ……もう終わりかよ……」

イラスト小説「コードの果て」催涙弾の煙幕に混乱するレオンと借金取りの画像。「コードの果て」で検索!

レオンは目を閉じた。
その瞬間――シュッ、という空気を切る音。
白い煙が一瞬で路地を満たした。

催涙弾の煙幕が広がり、追っ手たちが咳き込み、目を押さえてよろめく。

「な、なんだこれ!?」

イラスト小説「コードの果て」煙の中から現れた、黒髪ショート、青く光るスマートグラスを装着した黒の戦闘服の女性ゼロの画像。「コードの果て」で検索!

煙の向こうから、黒いシルエットが現れた。
黒髪のショートカット、青く光るスマートグラスを装着した黒の戦闘服の女性――ゼロ。

ゼロはレオンに視線を移した。

「レオン・ヴァレン、逃げるぞ!」

レオンは目を見開いた。

「誰だよ、お前……!?」

ゼロは答えず、レオンの腕を掴んで引き起こした。
力は強く、抵抗する間も与えない。

イラスト小説「コードの果て」車に乗り込み本社に向かうゼロとレオンの画像。「コードの果て」で検索!

彼女はレオンを路地の奥へ引っ張り、待機していた黒塗りのバンへ向かった。後部ドアを開き、ゼロはレオンを押し込むように乗せた。
自分も乗り込み、ドアを閉める。

レオンはシートに沈み込み、震える声で呟いた。

「なぜ俺を助けた?……それとも、拉致したのか?」

ゼロは前を向いたまま、短く答えた。

「確保しただけだ。黙ってろ。」

バンは街を抜け、ネオンの海を切り裂くように本社へと向かった。
レオンの人生は、この夜、完全に変わろうとしていた。


次回【#35】才能の選択

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