情報商材は売った後が重要?投資情報発信者が見落としやすい「継続フォロー」の落とし穴
「情報商材を販売しただけだから問題ない。」
投資情報を発信している方から、このような考えを耳にすることがあります。
もちろん、投資に関する教材やレポートを販売しただけで、直ちに投資助言・代理業に該当するわけではありません。
しかし、最近の投資系ビジネスを見ていると、実際に注意すべきなのは「販売そのもの」ではなく、「販売後の運営」であるケースが増えています。
例えば、
note販売後にLINEへ誘導する
Discordコミュニティで継続配信する
メンバーシップで購入者向けコンテンツを提供する
オンラインサロンで日々相場を解説する
こうした流れは、今では珍しいものではありません。
だからこそ、「教材販売」と「継続フォロー」は分けて考える必要があります。
教材販売よりも、その後の運営が問題になることがある
教材は、一度販売して終わるコンテンツです。
一方で、LINEやDiscordなどを利用すると、
購入者から質問が届く
継続的に情報を発信する
相場についてコメントする
売買タイミングについて話題になる
というように、購入者との関係が継続します。
この「継続性」が加わることで、単なる教育コンテンツだったものが、投資判断へ影響を与える情報提供として見られる可能性もあります。
つまり、「教材そのもの」だけではなく、「販売後に何をしているのか」という視点が重要になってくるのです。
特に注意したい4つの場面
販売後のフォローでは、特に次のような場面が注意されやすいと考えられます。
① 個別質問への回答
教材内容の補足説明であれば問題になりにくい場面もあります。
一方で、
「この株は今から買えますか?」
「私なら今エントリーしますか?」
といった質問に対して、具体的な投資判断につながる回答を継続的に行う場合には、慎重な対応が求められます。
② 継続的な銘柄コメント
教材の中で自分の考えを紹介することと、
「まだ保有で大丈夫です。」
「今回の下落は気にしなくていいです。」
といったコメントを継続して配信することでは、性質が異なります。
購入者との継続的な関係があるからこそ、影響力も大きくなりやすい点に注意が必要です。
③ リアルタイム配信
最近はDiscordやLINEオープンチャットで、
「今買いました。」
「今売りました。」
とリアルタイムで発信するケースも珍しくありません。
発信者としては自分の取引を共有しているだけでも、受け手は売買判断の参考として受け止める可能性があります。
リアルタイム性が高くなるほど、より慎重な運営が求められるでしょう。
④ エントリータイミングの案内
投資情報というと銘柄ばかりが注目されがちですが、
今が買い場
明日の寄り付きで入る予定
この押し目は狙い目
といったタイミングに関する発信も、実務上は重要なポイントになります。
「推奨しているわけではありません」「投資は自己責任です」といった免責文言を書いていても、それだけで判断されるわけではありません。
実際にどのような情報を提供しているのかという点が重要になります。
「一つひとつは問題なさそう」が積み重なることも
最近の投資系ビジネスでは、
note販売
LINE
Discord
メンバーシップ
オンラインサロン
などを組み合わせて運営するケースが増えています。
そのため、「この投稿だけを見れば問題なさそう」と考えるのではなく、ビジネス全体としてどのような情報提供を行っているのかという視点を持つことが大切です。
教材販売と販売後のフォローは、一体ではなく、それぞれ別の論点として考えることが重要だといえるでしょう。
より詳しく知りたい方へ
今回は、「情報商材販売後の継続フォロー」というテーマについて、実務上押さえておきたいポイントを紹介しました。
私のブログでは、
なぜ販売後の運営が重視されるのか
LINEで個別相談が注意されやすい理由
Discordやオープンチャットで起こりやすいケース
リアルタイム配信と売買タイミング情報の考え方
情報商材販売者が運営設計で意識したいポイント
などについて、具体例を交えながらさらに詳しく解説しています。
「自分の運営方法は大丈夫だろうか」と感じた方は、ぜひブログの記事もご覧ください。
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✍執筆者プロフィール
金融法務コンサルタント。元行政書士として、I投資助言・代理業登録やIFA事業の開業支援を中心に、金融ビジネスの立ち上げ・運営に関する法務支援に携わってきました。
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