「頑張るほど負ける」——チャールズ・エリス『敗者のゲーム』
今日も読んでいただきありがとうございます🌸
コスモス:オルカン積み立ててるのにさ、
なんか「これでいいのかな」って思うときない?
エール :またSNSで「+50%」とか見て焦ってるの?
コスモス:今はそうでもないんだけど、
昔焦ってたなぁって思い出してさ。
エール :少し前に『NISA損切り』という言葉も話題だったよね。
コスモス:うん。でね、今回読んだ本に大事なことが
書いてあったから紹介したいと思ったの。
チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』っていう本。
エール :敗者のゲーム?ちょっとピンと来ない。
コスモス:投資で一番大事なのは「勝つこと」じゃなくて
「負けないこと」なんだって。敗者のゲームとは
エール :それ、どういう意味?
コスモス:エリスはテニスに例えてるんだけど。
プロの試合は「勝者のゲーム」って言うんだ。
自分のウィニングショットで勝負が決まるから。
エール :じゃあアマチュアが「敗者のゲーム」?
コスモス:正解!アマチュアは相手のミスで勝負が決まるんだよ。
ダブルフォールトとかネットとか。
勝つっていうより、負けない人が勝つ。
エール :なるほど。で、投資はどっちなの?
コスモス:昔は「勝者のゲーム」だったんだ。
個人投資家が中心で、知識や努力が報われる場だったから。
でも今は違うんだよね。
機関投資家というプロ同士がしのぎを削っていて。
「敗者のゲーム」になってるんだ。
エール :つまり、素人がプロを出し抜こうとするのは無理ってこと?
コスモス:そう。エリスはこう言ってたよ。「プロが支配する市場で、
無理にスマッシュを打つのは自滅するだけだ」って。プロも8割が勝てていない
エール :じゃあ、プロはみんな勝ってるの?
コスモス:それがね……
プロでも8割は市場の平均に勝ててないんだって。
エール :うーん。それってさ…
コスモス:うん。普通に考えたら、
私たちが勝とうとする方が無理あるよね。
エール :じゃあ、どうすればいいの?
コスモス:エリスの答えはシンプルだったよ。
市場に勝とうとせず、市場そのものを所有すること。
それだけで、結果的に上位20%の投資成績になるんだって。
エール :つまり、頑張らないことが一番の戦略?
コスモス:そう。でも長く続けていると、これが実は本当に難しいの。稲妻が輝く瞬間とは
エール :どこが難しいの?
コスモス:「稲妻が輝く瞬間」って言葉を知ってる?
エール :かっこいいけど、意味わかんないね。
コスモス:過去数十年の市場リターンの大部分は、
ごく短期間の急騰日に集中してるんだ。
米国株でいうと、上昇日の上位10日間を逃すだけで、
リターンの大半が消えるって言われてる。
エール :つまり、暴落時に売るとその後の急騰に乗り遅れる?
コスモス:そう。2024年8月の暴落を覚えてる?
あの時売った人は、その後の回復という「稲妻」を逃したんだ。タイミングを計って市場を出入りする人は、
このベストデーを逃して長期リターンを半減させる。
エール :じゃあ、暴落しても何もしないのが正解?
コスモス:そう。エリスは「感情による判断」が
最大のリスクだって言ってる。SNSが私たちに余計な行動をさせる
エール :でも、SNSで「+50%」とか見ると焦るよね。
コスモス:そこが現代の最大の敵なんだ。
情報が多すぎて、逆に変な判断しちゃうんだよね
エール :あー、わかるかも。
コスモス:特にSNSは、資産を増やすツールじゃなくて
「余計な行動をさせる装置」になりがちだよ。
エール :自分のポートフォリオが地味に見えるときある。
コスモス:その「これで本当にいいのか?」っていう不安が、
間違った行動を引き起こしちゃうの。
エール :その間違った行動って何?だから私たちがやってはいけないこと
暴落で売ること
SNSで見た銘柄に飛びつくこと
ルールを持たないこと
エール :それなら覚えられそうだね。
コスモス:この3つを守るだけで、大きな負けはほとんど防げるんだ。
エリスが提案してるのが「投資方針書(IPS)」。
自分のルールを紙に書いて固定するんだ。
これ、ちゃんとした紙じゃなくていいよ。
スマホのメモでいいから、見返せるようにしておくのが大事。何に投資するか
毎月いくら入れるか
暴落したらどうするか
エール :でも、オルカンって面白くないよね。
コスモス:オルカンがつまらなく感じるなら、たぶんちゃんとできてるよ。
面白い投資って、大体どこかで無理してるから。
エール :……そういうものなの?
コスモス:投資の目的は「面白さ」じゃなくて「資産を増やすこと」でしょ?
エール :確かに。お金を増やすのが目的なら、地味でもいいか。
コスモス:その理解ができた時点で、もう「敗者のゲーム」から抜け出せてるよ。最後に1つだけ。
もしあなたも、「もっと儲けたい」と焦ってしまうなら、
ぜひ『敗者のゲーム』を手に取ってみてください。
「勝とうとしなくていい、負けなければいい」
きっとそう思えるはずです。
最後まで読んでくれてありがとうございました🌸

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※本記事はチャールズ・エリス『敗者のゲーム』の内容を基にした解説です。特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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