合格証書は届いたけれど…社労士試験「足切り」の悪夢【完結編】
前編・後編は、社労士試験の受験生や経験者の方々にぜひ読んでいただきたい内容でしたが、最後に爆弾級の破壊力を持つ事実をお届けしたいと思います。
特に妻から「これは絶対に書いて!」と言われたので、ここに記します。最後までお付き合いいただけたら幸いです。
10月15日、合格証書と成績通知書が届くも…
その日、私は在宅ワークをしていました。
「今日は妻の合格証書が届く日だな、楽しみだな」と心待ちにしつつも、クライアントからの指示が非常に難解で、頭を抱えていました。
普段あまり手直しを命じられることはないのですが、この日は本当に作業が難航していたのです。
仕事に過集中していると、いつの間にか隣に妻が笑顔で立っていました。
そして、信じられない一言を呟いたのです…。
「労一も、足切りしてた」
妻が笑顔で見せてくれた成績通知書。
そこには、選択式の「労災」が2点であることに加え、なんと「労一」までもが2点と記載されていたのです…。
私は咄嗟に叫んでしまいました。
「労一も,じゃないよー! 危なすぎるやろ!」
今年の選択式試験は「労一」「社一」「労災」の3科目が救済(補正)対象でした。
しかし、妻の自己採点では「労一」は3点取れていたはずなのです。妻自身も自信を持っていました。
葉書を手に取り、震える手で数字を確認しました。しかし、妻はずっと笑顔なのです…。メンタル強すぎでしょう…。
たまたま救済対象で助かった奇跡
すぐに妻に聞いてみました。「どこかの科目、自己採点する場所を間違えてたんじゃない?」と。
しかし妻は「絶対に3点は取れてるんだよね」と言い切ります。
ということは、マークシートの記入ミス(マークミス)をしてしまったのか…。
全国社会保険労務士連合会に問い合わせても真実は教えてくれない決まりです。
ですから、「とにかく運が良かった」と思うことにしました。もちろん、血のにじむような努力をしたプロセスがあってこその運ですが、肝が冷えました。
なぜ総得点は自己採点と同じだったのか?
不思議なのは、選択式の総得点(30点)が自己採点と変わらなかったことです。
内訳を確認すると、こういうことでした。
労一: 自己採点3点 → 実際は2点(マークミス?)
労基: 自己採点3点 → 実際は4点
実は「労基(労働基準法)」の自己採点が際どく、3点か4点かはっきりしていなかったのです。
結果として、労基で1点増え、労一で1点減ったため、総得点の帳尻が合っていたのでした。
3年B組足切り先生
我が家では、まだ先生ではない妻を冗談で「足切り先生」と呼ぶことがあります。
「労災」だけだと思っていたら、まさかの「労一」も思い切り足切りにかかっていたというこの恐怖…。
受験経験者の方ならば、背筋が凍る感覚がお分かりいただけるかと思います。
もしこれが、救済対象となった3科目(択一の雇用を入れれば4科目ですが)以外の場所で起きていたら、その時点でゲームセットだったわけです。
私は人生でここまで恐ろしい体験をしたことがありません。
二十歳の頃に幽霊を見たことがありますが、そんなものは比べ物になりません。
生きた心地がしないとはこのことです。
結果として合格していたからこそ「足切り先生」などと笑っていられますが、もしダメだったら……想像するだけで震えが止まらなくなります。
駄目だ...思い出すだけでタイプミスをしてしまう…。
でも…あるんですよね……こういうことって……(by 稲川淳二さん)
最後に
足切り制度についての記事3部作を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
もしこの記事から読み始めたという方でも、事の顛末はご理解いただけたかと思います。
前編と後編のリンクを貼っておきますので、初めての方はぜひ目を通していただけると幸いです。
本日も誠にありがとうございました。
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