お父さん、悪いやつは剣でやっつけるんだよね。。。父の答え
幼稚園児の息子が言った。
「お父さんは強いんでしょ。悪いやつ来たら、剣でやっつけるんだよね!!」
得意顔だった。
「自分のお父さんは強い。」
本気でそう思ってくれている顔だった。
嬉しかった。
しかし、冷静に答えた。
「どうかな、その人がお父さんより強かったらどうする?」
「ん。。。戦う」
「いや、勝つか負けるか、分からないよね。
だから、お父さんは最後まで戦わない。
相手も負けたら困るから簡単にはかかってこない。
戦うのはどうにもならなくなってからだよ」
「ふーん」
息子は少しポカンとしていた。
本当は、
「剣で人を切るなんて大変なことなんだ。
相手が死ぬかもしれないんだよ」
と言おうと思った。
しかし、
それは少し違う気がした。
それでは、単純に
「人を傷つけることはよくない」
というような、一般論になってしまう。
それは、本質ではない。
私は、
自分が強いとは思っていない。
勝てない相手は必ずいる。
剣で戦うつもりもないし、
拳で戦うつもりもない。
では、どうするか、そこがポイントだ。
戦わないことに終始すれば、
舐められる。
打ちのめされるかもしれない。
そういうわけには行かない。
現実と向き合う必要がある。
だから、訓練する。
鍛錬というべきか。
戦うことに備える、というわけではないかもしれない。
息子の夢は警察官だ。
だからこそ、
強さだけではなく、
「戦わない」という考えも、
いつか理解してほしいと思う。
しかし、
子供だ。
一度くらいは、
自分が一番強いと思ってもいい。
そして、
自分より強い相手を知って、
悔しさを知って、
少しずつ強くなっていけばいい。
ここまで書いて思った。
それは、本当の強さへの道のように感じる。
(続く)
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