太極剣は身体の延長になるのかー私の今の答えと今後について
太極剣を始めた頃、剣は物だった。
大切なおもちゃというべきか。
扱いに困ることはなかった。
重いわけでも、怖いわけでもない。
とてつもなく楽しい物だった。
もちろん、それは今でも変わらない。
握れば気持ちが昂り。
振ると気持ち良かった。
もしかすると、
この時点で、心が整っていない、
と思われる方がいるかもしれない。
しかし、どうにもならない。
そして、
太極拳を続けるに従い、
空気を切る感覚がある。
剣があることで、動きに意味が生まれるような気がした。
しかし、身体の一部ではなかった。
あくまで「物」だったのである。
その後、流れを意識するようになった。
力ではなく、
身体全体で動く感覚。
さらに、
肘で剣を動かす感覚も出始めた。
肩や腕の力が抜け、
剣の動きが少し滑らかになった。
そしてある時、
切る動作や刺す動作の中で、
気のような流れを感じる瞬間が現れ始めた。
特に、
流れが上手く繋がった時。
それはまだ一部の技だけであるが、
剣の動きと身体の動きが一致した瞬間に、
何かが通る感覚がある。
「できるようになってきた」
私はそう思った。
妻が撮影した
自分の演武動画を見た。
動きはカクカクしている。
技と技の間隔はバラバラ。
もっと滑らかに動いていると思っていた。
もっと流れていると思っていた。
現実は、
まだまだだったのである。
剣指の意味も、
今でもよく分からない。
剣穂は更にわからん。
邪魔にすら感じる。
結果、未熟さを感じるのだ。
皆さんわかっているの?と聞きたい。
結局、今の私は、
剣指だけでなく、剣穂も
「いつか分かるだろう」と思いながら、
回数を重ねている段階なのだと思う。
それでも、
以前とは明らかに違う。
切る感覚。
刺す感覚。
流れる瞬間。
ほんの少しだが、
剣が身体に近づいている感覚がある。
太極剣を始めて、まだ一年だ。
剣はまだ、
完全な身体の一部ではない。
しかし、
ただの「物」ではなくなり始めている。
希望という意味でなく、
「そのうち、剣は身体の一部になる。」
という、
確信ではないが、根拠のない自信がある。
だから私は、
今日もまた剣を振っている。
(続く)
もし何か感じるものがあれば、スキを押していただけると励みになります。
よろしければフォローもしていただけると、とても嬉しいです。
▶ 太極剣シリーズ
太極剣をとおして、意識と身体の関わりについて感じたことを記録しています。
↓この前の次のお話です。
↓この前のお話です。
▶ 太極拳シリーズ(第1話)
太極拳をとおして、意識と身体の関わりについて感じたことを記録しています。
▶ ヘミシンクと太極拳の融合
ヘミシンクと太極拳を通して、意識と身体がつながった話です。
▶ ヘミシンク○年シリーズ
長期実践の中で起きた意識の変化や体験を記録しています。
フォーカス10,12,15,21,22,27の経験を一つ一つ記事にまとめています。
▶ ヘミシンクで何も起きない人へ(第1話)
長期実践の中で得た感覚をもとに書いています。ヘミシンクをしている人なら共感してもらえる内容ではないかと思います。ぜひどうぞ。
▶ ヘミシンクで何かが起き始めた人へ(第1話)
「ヘミシンクで何も起きない人へ」の完結直前に気づきがあり書いています。何か起き始めて直面する壁のようなものについて書いています。
▶ 内面世界・心の中の彼女シリーズ(第1話)
内面に現れる風景や存在との体験を描いています。
▶旅でふと感じた(第一話)
▶キンドル本を初出版しました。
作家名として、小笠原清紘、と名乗っています。
Kindle Unlimitedで読めます。
また、コメント頂けると大変うれしいです。
▶ キンドル本を初出版しましたシリーズ(第一話)
▶ 自己紹介
▶ 気功に失敗したシリーズ(第1話)
25年前に気功に挑戦して失敗した話です。
しかし、それは今のヘミシンク、太極拳等の基礎になっているようです。
▶ 半生まとめ
これまでの私の人生の流れをまとめた記事。ここからすべてが始まります。
▶ AIシリーズ(まだ1話のみです)
