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ヘミシンクと太極拳の融合 ー 護摩祈祷の炎が背骨を駆け上がった。三関突破

朝護孫子寺の良いところは、朝のお勤めが護摩焚きであることだ。

炎を見ると、人は本能的に意識が変わる。
焚き火でも同じだが、護摩の炎はさらに強い。

5:00からの護摩焚き。
炎を一番前で感じたいので、4:30にお堂に入る。

既に僧侶が真言を唱えていた。

私は右側に陣取り、丹田に宇宙をイメージして小周天で体内のエネルギーを充実させる。

護摩が始まった。
経文と炎。

ふと丹田の宇宙のイメージに意識を向けた。
すると、丹田の宇宙に穴が開いた感じがした。

そして、そこから水銀のような粘度の高い、鈍く光る液体が骨盤に流れ始めた。

私の瞑想はこの様にして進んでゆくことが多い。
まず、何かをイメージするか決めて、それを保持しておくと、勝手に進展して行くというものだ。

骨盤の中に鈍く光る液体が満たされた。

まさにこのような感じ。骨盤に満たされた鈍く光る液体。

護摩の経文は続いているが、体の中はシーンと音も止まり返った。
風一つない朝の湖のようだった。


ふと気が付いた。

湖上に小さな四角の物体がある。
護摩の木組みだ。

小さな火がついている。

だんだん大きくなってきた。

骨盤の湖に炎か。

心に衝撃が走った。

まさかこれは、尾閭関に火が付いたという事か!?

どんどん炎は大きくなる。

熱を感じる。

そして、炎が背骨を沿って頭に到達した。

その瞬間、私は直感した。

三関突破。

三関とは、道教の内丹修行で語られる背骨の三つの関門
尾閭関(尾てい骨付近)
命門関(腰)
玉枕関(後頭部)
を指す。

エネルギーがここを貫通すると、身体の循環が一段階変化すると言われている。

本堂では南無毘沙門天の真言が繰り返されている。
私も唱え、その炎の勢いが途絶えないように祈った。

だが同時に、どこか現実感のない感覚もあった。
まさか本当に起きたのか。

私はただ炎を見つめ、瞑想をしていただけだった。
護摩焚きに三関突破を期待していたわけではなかった。

護摩焚きが終わると、涙が流れていたことに気が付いた。
足がしびれ、しばらく動けなかった。


今まで何度も護摩には参加している。
だが、これほど身体反応が起きたことはなかった。

何かが変わった。
それだけは、はっきりしていた。

この体験が、その後の瞑想に大きな影響を与えていくことになるとは、この時はまだ知らなかった。


(続く



このnoteは、
「意識」と「身体」、そして「その先」を探る記録です。
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