新曲で彩る一週間【6/9~6/15】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。6/9~6/15リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『Funeral』/ NEUN
◆所属:RK Music
◆作詞:NEUN、作曲:早川博隆・柿迫ヒカル、編曲:柿迫ヒカル
◆デジタル配信:https://t.co/D6k0cIGuN3
これまでのシングルをまとめた1st EP『Q』に収録された新録曲。作編曲は3rdシングルと同じ布陣ですが、作詞はNEUN自身が手掛けており、"どうしようもなく大切で大好きな人との記憶、別れ、そして自身の贖罪を綴った"との事。後半のポエトリーリーディングでは如実に出ていますね。全体的に、仄暗くムーディーな空気感の中、心臓の鼓動の様なビートが鳴り、美しく浮遊感のあるメロディが空間を満たしていく1曲。繊細で儚げな歌声もその全てと溶け合っており、蝶の様に揺蕩っていながら、切なさが少しずつ零れ落ちていて、確かな余韻を残してくれました。
#2『魔女ぷらす2』/ V.W.P
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/WitchPlus2
2nd EP。11月2日に開催された「V.W.P 2nd ONE-MAN LIVE『現象II(再)』」で披露したヴァーサス楽曲を全6曲を収録。「アイノ最適解」や「天照ダウン」などリリース済みの楽曲もあれば、完全新曲もあり、コンピレーションアルバムとしてファン必携の1枚となりました。
完全新曲だけピックアップすると、幸祜×御莉姫によるTr.1「暴力的イグノランス」は、鋭利なロックナンバーとなっており、交錯するサビが兎に角カッコよくタイトルコールは本当に痺れます。ヰ世界情緒×VALISは情緒ちゃんの珍しいアイドル感が味わえる貴重な1曲で3rdワンマンライブも思い出しますね。花譜×罪十罰によるTr.5「花十カクメイ前日譚」はリズミカルなポップロックナンバーですが、非常にグルーヴィーで一体感も良きですね。そして忘れてはならないが、V.W.P×V.I.PによるTr.6「機械の声」。ライブ映像は1年前から公開されており、V.I.P単独音源もリリース済みでしたが、コラボVer.もリリースしてくれるとは。6分超の大作となっており、2024年のVTuber楽曲の中ではNo.1エモーショナルメロディだと思っているので必聴です。
#3『ZIG-ZAG』/ 鷹嶺ルイ
◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:中村歩、吉村隆行
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/o9xv51
ニューシングル。6月11日に迎えた誕生日を記念してリリースされ、生誕祭ライブでも披露されました。タイトルはトラウマの別称であり、それと上手く付き合いながら乗り越えていきたいと想いが込められた1曲。ブラスやピアノが優雅に鳴り響き、オシャレでジャジーなグルーヴが気持ちいいですね。サビではグッと熱も帯びてパワフルに。そっと語り掛ける様でいて、得意のがなり声も顔を出す、二面性を表現した様な歌い方も痺れます。
#4『V』/ HIMEHINA
◆所属:Studio LaRa
◆作詞:Gohgo、作曲:Soma Genda & pw.a & Gohgo、編曲:pw.a
◆デジタル配信:https://himehina.lnk.to/V../
7月2日に発売される4thアルバム『Bubblin』からシングルカット。"Virtual Blah Blah"をテーマに、理想の自分を創り上げ、仮想世界で愛を求める姿を描いた、と云う1曲。踊らずにはいられないリズミカルなディスコパーティーチューンに仕上っており、最初こそキュートだけれど、次第に色めき立ち、誘う様な絶妙な艶っぽさが出てくるのも良いですね。ゲスト盛り沢山のMVも圧巻でした。
#5『声の旅』/ 甲斐田晴
◆所属:にじさんじ
◆作詞・作編曲:堀江晶太
◆デジタル配信:https://linkco.re/CS6MN2F7
デジタルフルアルバム『MAGIC』に収録の新曲。アルバムは甲斐田晴自身がプロデュースを行った全12曲を収録しており、ひとつひとつの楽曲が、ひとりひとりに「魔法」として届くよう、願いを込めたとの事。そして、甲斐田晴とは1stシングル「透明な心臓が泣いていた」から縁のある堀江晶太が手掛けた楽曲が、今作では計5曲(作詞1曲、作編曲3曲、編曲1曲)も収録されていて流石にビックリです。
中でも最終トラック「声の旅」がガチ名曲だったので紹介。開始数秒で堀江晶太だ…っ!と直感させるメロディ。リードギターを始めとした力強く進行するバンドサウンドとは裏腹に、ふわりと舞い上がり包み込んでいく様なシンセ。2サビ無しでじっくり溜めてからの、ドラマティック展開と泣きの転調の威力たるや。煌めかせる壮麗なオーケストラサウンドや、光を反射して彩られるコーラスによる盛り上がりも素晴らしすぎ。"僕も君も これほどに弱い"と影も落とすからこそ、光を宿したフレーズがより際立ち、"時を越えて 唄に潜んで"と一つの永続性を歌い上げていますね。甲斐田さんの高音も綺麗で、優しさと強さに満ち溢れているのが魅力的。他の楽曲も良かったので、もしワンマンあったら行きたいかもしれない!
#6『side by side』/ Aiobahn +81 feat. FUWAMOCO
◆所属:FUWAMOCO ⇒ ホロライブEN
◆作詞:Kris Roche、作編曲:Aiobahn +81, Kris Roche
◆デジタル配信:https://avex.lnk.to/sidebyside
NEKO WORKsの新作ノベルゲーム『ネコぱらAfter ラ・ヴレ・ファミーユ』EDテーマ。ボーカルにはホロライブENからFUWAMOCOを迎えています。明け方から日暮れまで夏の砂浜を思わせる透明感のあるハウスミュージックに仕上がっており、眩しい想い出を振り返る様な、何処かノスタルジックな雰囲気にじんわりと包み込まれる1曲。FUWAMOCOの撫でる様な甘く優しいボーカルにも癒されます。ネコぱら新作は発売日にクリアしたんですが最高でした。感想記事書きますので少々お待ちを。
#7『DROPS』/ KMNZ
◆所属:RK Music
◆デジタル配信:https://linkco.re/dGtXnmUG
ニューシングル。先行公開していた「DROP IN」「GROWL」、そして未公開の「MIRROR」を加えた全3曲を収録。
Tr.1「DROP IN」は、全てを投げ捨てて、ひたすら飛び跳ねて踊って遊べる最強ライブアンセム。自由で個性的なノリが爽快で好き。Tr.2「GROWL」は、沈み込む様な低重心のDrillビートで押し切る攻撃的なヒップホップナンバー。危うさすら感じるダークなムードが新鮮で、言葉遊びが効いたパンチラインもスリリングな魅力を放ってます。Tr.3「MIRROR」は、チルでメロウなミドルナンバー。横ノリにシフトした歌いっぷりにも癒されますね。全曲ライブで化ける事間違い無しなので、本当に楽しみです。4thワンマンライブは6月25日と開催が近づいてきました。ブチ上がるぞ!
#8『つくろう』/ アイデス
◆所属:AVALON(バーチャル・エイベックス)
◆作詞・作編曲:大漠波新
◆デジタル配信:https://big-up.style/6vj50yAMXR
初のオリジナル楽曲。2024年3月30日の1st ONLINE LIVE「逆様のユートピア」にて初披露され、満を持してリリース。切なげなピアノの旋律が駆け巡るエレクトロナンバーとなっており、ボカロ曲ばりのハイテンポでパワフルなサビは圧巻ですね。ただ早いだけじゃなく、エモーショナルもしっかり滲み出しており、歌唱力でもそれを表現。早口にも関わらず、これだけ言葉一つ一つに情緒が宿っているのは凄いです。アイデスさん何度か現地でも配信でもライブ聴いた事あるんですが、生歌でも上手いのよ…。
#9『moi』/ 電音部
◆所属:バンダイナムコエンターテインメント
◆作詞・作曲:はしメロ、編曲:80KIDZ
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/eQWUFXED8
アザブエリアの黒鉄たま(CV:秋奈)が歌唱を担当したニューシングル。タイトル「moi」には、フィンランド語の"こんにちは"と、日本語の"もういい"との、相反する意味で付けられたとの事。ハネ感のあるグルーヴィーなリズムと、ネオンライトが反射する様な都会の香りを纏ったオシャレなメロディラインに、自然と身体が揺れてしまう。伸びやかな歌唱とキュートで痛快なラップとのギャップも、秋奈さんならではの心地好さがありますね。
#10『Neko Hacker Ⅳ: Mirai Post』/ Neko Hacker
◆所属:無所属
◆レーベル:OFUTONE Records
◆デジタル配信:https://lnk.to/MiraiPost
M3春にて先行頒布された4thアルバム。遂にサブスクも解禁されました。前作『Neko Hacker Ⅲ: あたらしい』から約2年ぶりとなる今作は、ゲストは超豪華で、ボーカルはお馴染みの顔ぶれから初共演の新鮮なメンバーまで、サウンド面でも懐かしさと新しさが絶妙にブレンドされていました。完全新曲が殆どの全12曲を収録。
"時を超えて響く音楽"をコンセプトに掲げ、今の貴方の気持ちが封じ込められ、未来の貴方へそっと届きます様にと願いが込められた、と云う1枚。Kawaii Future Rockという独自のジャンルを依然として貫きつつ、今作は仲間と共に寄り道もしながら、旅に出掛けている様な距離感と爽やかさ、高揚感が感じられました。アッパーでキャッチーなメロディ、親しみやすく誰しもが抱いた事ある様な感情を刺激してくる様なリリック、そしてテクニカルなフレーズも交えつつ、休符も含めたキメのポイントが気持ちいい流石のアレンジ。最大8弦ギターまで取り入れたメタル仕込みサウンドも堪らなく、特に仲町あられをボーカルに迎えたTr.3「好きになっちゃえ!」のリフが好きすぎます。InterludeであるTr.8「Pulse」では環境音も取り入れており、これを境に終盤の楽曲は近未来感も溢れてきて、"前に進んでいる感"がありました。Tr.9「夢追う者よ」シンガロング必至だし、Ichika Nitoを久々に召喚したTr.10「Simulated」も本当に美しく、Tr.11「Stars」はVJとかも込みで非常にライブ映えしそうな音像です。初のワンマンツアー "Mirai Post Tour"は6月28日大阪を皮切りにスタート。ライブの想い出もこの1枚に紐付けていけたら、きっと時を超える音楽になりますね。ファイナル東京公演は遊びに行くので楽しみです。
#11『Fragments』/ Odd
◆所属:無所属
◆デジタル配信:https://t.co/DATVFp1s7s
ミニアルバム。デビューEP『Origin』からは約1年3ヶ月ぶりのリリースとなりました。これまでに発表されたシングル6枚に、Interlude1曲と新録1曲を加えた全8曲を収録。
デビューEPで提示した物語が前に進んでいる事を伝えられる様に、世界観を更に拡張・追究した様に感じた1枚。緻密で丁寧な音作りや、リスナーに手を差し伸べる様なメッセージ性も依然として強く、全体としては爽やかなエモーショナルロックが揺らがず根幹にありました。一方で、Tr.5「Blast Off」はテクいフレーズも繰り出され、Tr.6「Glitter Future」ではFuture Bass的なアプローチもあり、この2曲はアルバム内でも刺激的な立ち位置。そして、新録曲となるTr.7「窓の外、雨のあと」は、切なくも前へ踏み出す為の優しさを感じるバラードナンバーで、ボーカルの温度感がとても良かったです。後はTr.4「幽けき夏」とTr.8「約束の空に」がやっぱり好きだなと。どちらも胸に抱えた想いを昇華してくれる様なエネルギーに溢れたサビが泣きメロすぎて何度も聴いてしまう。残念ながら今月メンバー脱退のお知らせもあり、寂しさは拭えないのですが、変わらず応援しています。本当に機会に恵まれればライブを観に行きたい…。
#12『YOU』/ ADEPT
◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:スウェーデン
◆レーベル:Napalm Records
復活後2枚目となるシングル。今作も最高すぎる…とあの頃を通ってきた人なら満場一致であろう1曲。エモ/スクリーモ延長線上に生まれたメタルコア/ポストハードコアを体現していて、煌めくリフも、キャッチーなサビも、優しいクリーンも切なくて泣けてくる。少しだけ加速してからのブレイクダウンも王道鉄板だけど良いし、終盤ストリングス前に出てくるのも綺麗…。
#13『mallxcore』/ blessthefall
◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:アメリカ(アリゾナ)
◆レーベル:Rise Records
9月5日にリリースされる7thアルバム『GALLOWS』からシングルカット。またも"これぞblessthefall"と言うべき1曲で只々感嘆です。復活してからも自分達が築き上げた様式美を貫いて、寧ろ研ぎ澄まされた音像で今でも十分に通用すると魅せ付けてくる様な気概すら感じますね。ツインボーカルだけではない、メロディそのもののトーンや色合いにも繊細なコントラストを感じるし、転調ラスサビからのブレイクダウン〆も完璧すぎです。
#14『Eating My Heart Out』/ Wind Walkers
◆ジャンル:ニューコア、オルタナティヴ・メタル
◆国:アメリカ
◆レーベル:Fearless Records
ニューシングル。クラップ必至のキャッチーでポップなエッセンスを加えつつも、哀愁漂う美しいヴェールを掛けた様な仕上がりは実に彼等らしい。メロディは次第に輪郭をくっきりと浮かび上がらせ、甘美なクリーンボーカルにも惹き付けられます。そこに鋭いブレイクダウン一閃なのも実に気持ち良い。ペース的にアルバム出る日もそう遠くはなさそうです。
#15『SAYYOUKILL』/ Earthists.
◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:日本
◆レーベル:DIGITALCULT RECORDS
ニューシングル。タイトル通り、「西遊記」からインスパイアされたと云う事で、オリエンタルな音階や響きが隅々まで織り込まれた1曲。滑らかさと瞬発力をギュッと詰め込んだ展開は、ボカロやアニソン由来のキャッチーさだけでなく、テクいフレーズも散りばめ抜け目が無いですね。Vo.YuiとGt/Vo. Yutoのツインボーカルスタイルも絶妙な塩梅で奥行きが生まれています。そして何よりサビはクソデカシンガロング必至。ライブでどんな一体感が生まれるのか期待が膨らみますね。7月2日には中国3バンドが一挙に来日する企画ライブに行くので楽しみです。
以上、6/9~6/15はアルバム1枚、ミニアルバム(EP)2枚、シングル12枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。
#ライブレポート
いいなと思ったら応援しよう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートも嬉しいですが、代わりに「スキ」や「シェア」、「コメント」してくださるともっと嬉しいです!