新曲で彩る一週間【5/19~5/25】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。5/19~5/25リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『DYE BAD DAY』/ vα-liv(ヴイアライヴ)
◆所属:バンダイナムコエンターテインメント
◆作詞:松藤量平(sixth floor)、作編曲:和賀裕希(sixth floor)
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/zkffkWXyJ
3月19日に発売された1stアルバム『彼方』収録曲。サブスク解禁されたのでご紹介。名曲!3月のワンマンライブで披露された時もこの曲が一番好きだなぁと思っていたので。どこか懐かしさを呼び起こす00年代の青春ロックを彷彿とさせるエモーショナルな1曲。彼女達が今まさに、その青春真っ只中を全力で駆け抜けているのも感じて、無謀でも真っ直ぐな希望が音と共に伝わってきます。それぞれの強みを活かしたパート割も見事で、特にラスサビのレトラによるバックコーラスが好き。ラストにはシンガロングもでき、ワンマンライブでも胸が熱くなりましたね。また絶対に聴きたい。
#2『Last Train Home』/ SUGAROCK
◆所属:個人勢
◆作詞・作曲:SUGAROCK、編曲:Kenshiro(ケンシロー)
◆デジタル配信:https://linkco.re/VHTTFSS2
2ndシングル。名曲ですわ…。鮮やかで優しく包み込む様なサウンドスケープで、一本芯の通った力強いロックバラード。"最終列車"と云うモチーフが象徴するのは心の居場所なのかなって感じました。到着地点に向かって、焦燥感や不安を抱えながらも、それでも"待ってる"という選択にいつかは辿り着く希望も根底にはあって。冒頭では"歩いて"たのに、ラストは"走って"で締め括っているのもグッときました。前作同様、彼女の音楽的ルーツを感じつつ、人間らしい脆い部分も肯定する様な静かな祈りが心を揺さぶってきます。そんな祈りを届ける様に丁寧かつ温かみを持った歌唱も堪らなく好き。7月19日に開催決定した自身初の有観客ワンマンライブは即日ソールドアウト!自分も無事にチケット握れたので本当に楽しみです。
#3『ミリオン・コンプレクシティ』/ 心世紀
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:矢野達也
◆デジタル配信:https://girls-rev-project.lnk.to/MillionComplexity
6thシングル。デビュー曲「フェイクナイト・シンデレラ」を手がけた矢野達也氏が再び担当。ガチで凄すぎて真打とも言える名曲が来たなと。描かれるのは、煩わしくて嫌になるはずの人間関係、それでも誰かを求めてしまう矛盾した心。それを音楽と云う舞台で描いた様な1曲。ブラスやストリングスがエレガントに優雅に響き渡り、エレガントに染め上げていて。ジャズロックにも通じる変態的かつ技巧的な二転三転する展開をモダンに昇華して、劇場的な美意識を感じますね。3人の歌声もセリフを放つ様に歌い上げていて余りに鮮烈。デビュー曲同様、冒頭以外にもポエトリーリーディングを搭載し、ラストはタイトルコールで締め括るのオシャレすぎて思わずニヤけましたね。少女革命計画のオリ曲リリースが未だに止まらず30曲超えてるんですが、ワンマンライブどうなっちゃうんですかね…(超期待)。
#4『共振ハートビート』/ VALIS
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:廉
◆デジタル配信:https://sinsekai-record.lnk.to/KyoshinHeartbeat
8月27日にリリース予定の5thアルバム『悠久オーケストラ』より先行配信リリース。GugenkaのVRロボットアクションゲーム『QuantanoID』のEDテーマ曲として起用されました。廉さんらしい、疾走感とサビの爆発力が鮮烈なアップテンポかつメリハリの効いたロックナンバー。風を切る様なサウンドのキレ具合よ。"明日はもっと笑えるようにさ"という一節など、アイデンティティの苦悩しながらも希望を求める切ない歌詞も聴き手の心を引き込んできますね。感情を絞り出し交錯する歌声も目の前を切り裂いていく様なスタイルでカッコイイ。
#5『seaglass』/ 稀羽すう
◆所属:Re:AcT
◆作詞・作編曲:春野
◆デジタル配信:https://react.booth.pm/items/6948281
4thシングル。5月22日の誕生日ライブで初披露され、7月30日に発売が決まった2ndアルバム『Dive iN』にも収録されます。Lo-Fiな浮遊感のあるメロウなビートでリラックスしたグルーヴを生み出している1曲。アンニュイで息成分多めの歌声が緩やかに溶け込んでおり、気付けば此方の呼吸さえ同期していく様ですね。淡くて優しい深夜にピッタリの、至高のチルアウトミュージック。10月4日には2ndワンマンライブが開催決定したので行くわよ!
#6『Mofu Mohu』/ 長瀬有花
◆所属:RIOT MUSIC「汽元象レコード」
◆デジタル配信:https://kigensho.lnk.to/mofumohu
◆フィジカル:https://kigensho.lnk.to/MofuMohu_EC
3rdアルバム。バンドシーンに接近した意欲作となっており、清水正太郎(from kurayamisaka)をはじめ、広村康平(from ペペッターズ)・佐藤優介・catnapといった長瀬有花ではお馴染みの面々による楽曲の他、長瀬有花自身が作詞・作曲を手掛けた楽曲も含めた全9曲を収録。
活動の中で構想を重ねてきた、境界の曖昧性や超現実主義といった概念の形象化を試みたと云うコンセプチュアルな1枚となりました。山中湖の某所にて録音合宿及び全編生楽器により制作されたと云うだけあり、開幕からライブが始まったかの様な生々しい空気感と気配すら収めたかの様な音像が凄い。淡く少し靄が掛かった様な幻想的な雰囲気が通いつつも、トラックを進める毎に目に浮かぶ情景は移り変わっていき、朧気な記憶や懐かしくて新鮮な感情と溶け合っていく様な感覚がありましたね。Interludeとしてアンビエントトラックを織り交ぜており曲の繋ぎ目もシームレス。歌詞にはオノマトペも多く、音と絡んで自由に踊ってる様な真面目な遊び心も感じます。そして、長瀬ちゃんの脱力感溢れる稀有な歌声と繊細な表現力は、楽曲に光を差し込ませる様で、作品として纏め上げるパワーがやはり途轍もないなと。聞こえてくる全てが心地好いですね。声を出して盛り上がれるキャッチーなTr.5「ワンダフル・VHS」、浮遊感が堪らないTr.6「ノートには鍵」、儚く幻想的なシューゲイザーサウンドがふんわりと包み込んでくるTr.7「hikari」、良曲に溢れていますが、Tr.9「遠くはなれる思考の聞きとり」がやっぱ一番好きです。ジャンルの境界を涼しい顔で踏み越えながら、シャープな変拍子と自由なビートで翻弄してくる絶妙なバランスが最高すぎる。音楽と云う表現が本来持つ“自由さ”を柔らかく突き付け、長く愛される耐久性を持つ名盤です。全国4都市での『もふもふツアー』東京公演ガチで楽しみ。
#7『世界のはじまり』/ 五木つかさ
◆所属:個人勢
◆作詞・作曲:針原翼(はりーP)、編曲:Heavenz
◆デジタル配信:無し
2ndシングル。何もない"はじまり"の情景を、まるで音で空を描く様に紡ぎ出す透明感溢れるサウンドスケープが印象的な1曲。段差を一段ずつ、確実に昇っていく様なエモーショナルなメロディが繰り返される度に、胸の奥底からじんわりと湧き上がってくる感覚がありますね。輪郭のくっきりとした明瞭な歌声が楽曲の中心となり、全てを受け止め、優しく手を差し伸べてくれている様でした。
#8『Chaos shotgun (feat. ChumuNote)』/
Twinfield
◆所属:ChumuNote ⇒ レメディ・アンド・カンパニー
◆作詞・作編曲:Twinfield
◆デジタル配信:https://linkco.re/HyEdcGnc
約2年前、音楽ゲーム「Muse Dash」の制作グループperoperoによるオリジナル楽曲募集イベント『COSMIC RADIO PEROLIST』にて極超新星賞を受賞した作品。遂にサブスク解禁されたのでご紹介。光の速さのビートに身を委ね、銀河の果てまで一気に吹っ飛ぶ様な音ゲーコアど真ん中の快感が堪らない1曲。アトラクションに乗っている様な加速感と躍動感が最高。オートチューンのエフェクト掛けられた、ちゅむの歌声もカッコイイすぎて好き。
#9『バグラブ』/ ラプラス・ダークネス
◆所属:ホロライブ
◆作詞・作曲:DECO*27 (OTOIRO)、編曲:tepe (OTOIRO)
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/j4RPug
4thシングル。5月25日の生誕祭ライブで初披露されました(クソオモロかったので見て欲しい)。感情の暴走やトキメキの高鳴りと云った、”どうしようもなさ"を絶妙なニュアンスで描いた中毒性抜群のラブソング。メリハリある展開の中で、感情のバグ感をちょっと奇妙なテンポ感やズレ感で表現していて遊び心満載ですね。ラプ様の歌声も幼げなキュートボイスから、キレあるクールボイス、ダウナーな感じまで表情の振れ幅が最高。
#10『エイル』/ 比羽沢れいら
◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:ゆうゆ
◆デジタル配信:無し
◆フィジカル:https://hiuzawareira.booth.pm/items/6965428
記念すべき初のオリジナル楽曲。「深海少女」「天樂」等を代表作に持つボカロP・ゆうゆが手掛けた1曲。美しいピアノの旋律と、それに寄り添う温かみも感じさせる和楽器の響き。小気味よく弾むリズムが心地よく、まるで海の中をゆらゆらと漂うような浮遊感を生み出していますね。中盤コーラスも入って、ゆったりと雄大に広がっていく展開もドラマティック。透明感と丸みのある歌声が優しく癒しをもたらしてくれました。
#11『Mind Enhancement』/ PIKASONIC
◆所属:無所属
◆作編曲:PIKASONIC
◆デジタル配信:https://distrokid.com/hyperfollow/pikasonic/mind-enhancement
ニューシングル。ピカソニやっぱ天才や…ガチで思わず息を呑むほどの美しさです。幻想的でエモーショナルな輝きを放ち続ける1曲で、音ゲーコア的なノリや高揚感を意識しつつも、サウンドやメロディだけで情景を描き、物語を語ってくれている、余りにドラマティックな展開に感動が湧き上がってきますね。ピアノの旋律も表情を変えて奏でられていて好きすぎる。
#12『ひとひらを紡いで』/ nayuta
◆所属:無所属(「7uta.com」主宰)
◆作詞・作編曲:森本練
◆デジタル配信:https://linkco.re/ZSDa2Xpq
M3春にて頒布された、自主制作10周年記念ベストアルバムの書き下ろし楽曲。遂にサブスク解禁されたのでご紹介。nayutaさんらしい、心を揺さぶるエモーショナルなロックナンバー。静かに切なげな立ち上がりから、割と早い段階でサビに突入する珍しい構成ですが、一気に視界が開け、風が吹き抜け、花が咲き誇る、そんな鮮やかな情景が目に浮かびますね。そのまま感動のクライマックスまで駆け抜けていく展開も良き。希望の光を手渡す様に響く力強い歌声も相変わらずステキすぎるし、最後の"駆け抜ける今は いつだって青だ"がファンにとっては胸に来るフレーズでした。書き下ろし楽曲はもう1つ、Key楽曲が好きな人は刺さりそうな泣き必至のバラード「遠くなる君」もあるので是非!他にもこれまでに制作した楽曲をRemaster ver. として収録されているのでアルバムとしてもオススメです。
#13『雫の歌』/ しほ
◆所属:無所属
◆作詞・作編曲:Guiano
◆デジタル配信:https://linkco.re/EfFtc8X3
記念すべき初のオリジナル楽曲。しほ自身が大好きだと語るアーティストGuianoを迎え、活動に対する想いをぶつけた渾身作。澄んだ立体感のあるサウンドをベースに、音数やテンポ、ハモリ、スケール感など徐々にコラージュしていく様な流石の展開。優しさと切なさが同居したメロディが幾層にも重なり、じんわりと感情の波が出来上がっていますね。リフレインされる歌詞も多く、"歌で 君を救いたいんだよ"は、まるで自分に言い聞かせる様でもあり、祈る様でもあり、訴え掛ける様にも感じて、歌に懸ける真摯な想いが胸に刺さりましたね。透明感を持ちつつも、掬い上げる様な優しさと、空に放たれる様な解放感を併せ持つ歌声が誰にでも真っ直ぐ届くはず。
#14『VIOLENT NATURE』/ I Prevail
◆ジャンル:メタルコア
◆国:アメリカ(ミシガン州)
◆レーベル:Fearless Records
新体制初となるシングル。先日、10年以上にわたってクリーンボーカルを担当してきたBrian Burkheiserが脱退した事により、Eric Vanlerbergheが単独でマイクを握る事になりました。スクリームオンリーで一気に駆け抜ける彼等史上最もヘヴィな1曲に。パワフルかつスピーディーで暴力的な激しさを纏ってますね。Ericが牽引する形で容赦なく殴り掛かってくる様なアグレッションに満ちており、デスコアに接近する勢いのブラストビート、ピロピロギターも堪らん。Brianがいない寂しさは勿論ありますが、バンドとしてはこれからも第一線で活躍して欲しいですね。
#15『no rest for the dreamer』/ We Came As Romans
◆ジャンル:メタルコア
◆国:アメリカ(ミシガン州)
◆レーベル:SharpTone Records
ニューシングル。幕開けを高らかに告げるイントロのリフが耳に残る。歩みを止めない闘志を燃やし続ける人達へエールを贈る楽曲となっており、サビではエモーショナルなメロシャウトに胸が熱くなりますね。気付けば拳を突き上げてる系。早ければ今年アルバム来そうですがツアーは開催決定。ヨーロッパツアーはBrand of Sacrificeが帯同する様で羨ましい限り。
#16『BLUEPRINTS FOR IDOL GENOCIDE』/ PSYCHO-FRAME
◆ジャンル:デスコア
◆国:アメリカ
◆レーベル:SharpTone Records
ニューシングル。デビューアルバム『SALVATION LAUGHS IN THE FACE OF A GRIEVING MOTHER』を7月25日にリリースする事も発表されました。古典的なデスメタルを継承しつつも、現代の混沌とした衝動を表現したモダンなサウンドで、ブレイクダウンとかその深淵にまで吸い込まれそうなブルータリティがありますね。這い寄る狂気的なスクリームも恐ろしい。でもそれだけでなく、非常に研ぎ澄まされたリズムの断面、緻密でDjent的なテクニカルさもあるのが個人的にハマれているポイントだなと。アルバム期待大。
#17『Revery』/ Electric Callboy
◆ジャンル:メタルコア、エレクトロコア
◆国:ドイツ
◆レーベル:Century Media Records
ニューシングル。前作でそろそろ分水嶺かなと感想書いてたんですが、しっかり応えてきましたね。ダークでシアトリカルなムードを纏った今作、これまで以上にドラマティックな仕上がりでカッコイイ。メタルコアバンドらしいブレイクダウンは更に強烈になり、これまでのパーティーチューン的なノリを無くしても、中毒性の高いメロディアスなサビは健在で魅力的です。
以上、5/19~5/25はアルバム1枚、シングル16枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。
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