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新曲で彩る一週間【2/23~3/1】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。2/23~3/1リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『Twinkle』/ StelLive

◆所属:StelLive(韓国発)
◆作詞:REQ、作編曲:rontaro
◆デジタル配信:おそらく後日

 新しい全体曲。2025年12月20日に開催された初の全体ライブで初披露されました。視界が一気に広がり、夜空を描くオーケストラサウンドが美しい1曲。一人ひとりの歌声が放つ輝きが、誰かに反射し、また別の光を生む。そんな連鎖が楽曲にも宿っているなと。サビも、手を繋ぎ、笑顔で進んでいく光景が自然と浮かびます。シンガロングで更に一体感を生むのも良き。以下ライブレポで、セトリ等記載ありますので是非。


#2『ソライロ!』/ Dearly Stars,vα-liv

◆所属:バンダイナムコエンターテインメント
◆作詞:ミズノゲンキ、作編曲:馬渕直純
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/rSYQ8HaAM

 876プロ所属の、Dearly Starsとvα-livによるコラボ曲。2月23日の876プロ単独イベント『 876 PRODUCTION FES. 』DAY3にて披露されました。ブラスバンドの演奏を取り入れたスカパンクスタイルながら、王道アイドルソングもちゃんと貫いた1曲。疾走する躍動感、グルーヴもしっかり気持ちいい。華やかで、眩しくて、力強くて、色褪せない青春感にも溢れていて。全員で青空を見上げ、そのまま駆け出していく様です。時代を超えたコラボはやはり胸アツですわ。


#3『死冷していく』/ 白嶺六花

◆所属:個人勢
◆作詞:白嶺六花、作編曲:rinri
◆デジタル配信:https://linkco.re/ZBRNvDAS

 初のオリジナル楽曲。昨年のボカデュオ曲『溶けきれない背景』が名曲だったので、念願のオリ曲リリースも嬉しいですね。冬の冷たくて、寂しい、リアルな温度感が漂うドラマティックな1曲。雪本来の白さや純粋さ、その印象が、ゆっくりと澱んでいく様子に、美しい想い出までもが侵食されていく感覚を重ねている様で。ザーっと云うノイズも過去を想起させ、雪を見る度に思い出してしまう苦しさが鮮明になって。歌声も儚く、繊細に揺らぎながら、感情の輪郭を伝えてくれました。セルフコーラスも本当に美しい。


#4『Chasing the Dream 〜スポットライトは放課後に〜』/ 夏色まつり

◆所属:ホロライブ
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/ACYnIx

 記念すべき1stアルバム。2019年の自身初のオリジナル楽曲「君と眺める夏の花」を始めとした既発シングル10曲に、じん、佐藤貴文、ZAQ、Junkyによる書き下ろした新録4曲を加えた全14曲を収録。
 ホロライブ1期生として、長く走り続けてきた彼女が、ようやく辿り着いたアルバムという形。名前に因んだ"夏"と"まつり"をモチーフにした楽曲群が多く並び、夏らしい眩しさと、お祭り騒ぎの高揚ムーブが魅力。キラキラした王道さは勿論、コテコテのオタク文脈まで、そのノリへの理解の高さがあるのもグッド。Tr.7「ネバギバ夏色ストーリー!」やTr.10「ばーちゃらぶ」が正にそれですね。どの楽曲も色味がハッキリしていて、情景が浮かびやすいのも強みだなと。それは彼女の歌唱スタイルあってこそでもあって。自分の歌の旨み、強みを解っている歌い方。甘く元気に、良い意味であざとく器用に表情を変えていく。曲への理解力が高いからこそ、作品に寄り添いながら最終的には"自分の曲"にしてしまう、その辺りのバランス感を兼ね備えていると思いますね。Tr.11「ラヴレター」やTr.12「等身大ラブレター」では、ファンヘの愛の重さをストレートに伝えてきますし。新録では、Tr.1「Sparkling」とTr.3「未完成な青色」が特に印象的でした。どちらもエモーショナルで、前者は弾ける衝動を、後者は色褪せない青春を感じます。ワンマンライブを開催する日もそう遠くはないと思うので、楽しみです。


#5『ふたり紡ぎうた』/ HIME&HINA

◆所属:Studio LaRa
◆デジタル配信:https://himehina.lnk.to/FutariTsumugiUta

 1stアルバム。数々のリリースを重ねてきた2人ですが、本作は田中ヒメと、鈴木ヒナ、それぞれのソロ楽曲のみをまとめた1枚。全曲本人作詞。再録が殆どではありますが、新録4曲と、ボーカルを交換した2曲を加えた、全14曲を収録。
 記念盤的な意味合いは強いものの、逆に、アルバムになる一枚が成立する程ソロ曲も生まれていたと云う事実は大きいでしょう。ひとりの表現者として積み重ねてきたストーリーと、歌詞の特徴を掴める1枚になりました。ヒメの歌詞は、自身の人間臭い感情に向き合いながら前を向く、その姿が聴き手を振り向かせる引力がありますね。でも見ている世界は広くて。新曲Tr.9「Realize Dream」でも、"不器用なりに戦っていきたい"と吐露しており、壮大なサウンドとのコントラストが映えています。歌声もまた、スッと入って来る純真さがありますね。ヒナの歌詞は、どこか乙女だけど芯が強く、"ちゃんと見ててよ"って外への眼差しがハッキリしていて、祈りが届く導線の輪郭を描いている印象。新曲Tr.12「ふたり、星になれたら」では、"私の全てあげる"と真っ直ぐに告げ、ロマンティックなミドルバラードへと昇華されています。アンニュイで艶のある歌声が沁みますね。ソロだからこそ滲み出す、人間性や個性。ユニットの源流を辿れるのが本作の醍醐味でしょう。


#6『獣謳無尽』/ picco × ど~ぱみん feat.KMNZ

◆所属:KMNZ ⇒ RK Music
◆作詞・作編曲:picco、ど~ぱみん
◆デジタル配信:無し

 コラボ曲。ボカロ歌唱のオリジナルのKMNZ ver.ですね。オリエンタルな響きと、サイバーな質感、立体感なサウンドに包み込まれる1曲。サビはフロアライクなメロディラインで、飛び跳ねずにはいられない。そしてドロップですよ、空間が歪む様な、重力が沈み込む感覚に狂いますわ。KMNZの3人も、艶、鋭さ、遊び心、それぞれの個性を全開に解放していて最高。


#7『周波数0の合言葉』/ 花譜

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞:AMAMOGU、作曲:Mr. Adventure・MILKEY、編曲:松田 純一
◆デジタル配信:https://kaf81.lnk.to/voiceless

 5thアルバム『深愛』より先行シングルカット。"届くはずのない想い"や"それでも繋がろうとする心"を描いたと云う1曲。どこか寂しげな導入だけれど、少しずつ温度が上がり、陽が昇る様にサウンドが開いていくのが美しいですね。そして、彼女のポエトリーはやっぱ一級品ですね。目の前、ほんの数歩の距離で語り掛けられてる感覚で、情感の濃度が高い。楽曲を通して、接点を生み出してくれる歌唱です。3月1日の5thワンマンも行ってきたので、ライブレポお待ち頂ければと。


#8『KAMACHO』/ Kizuna AI

◆所属:Kizuna AI株式会社
◆作詞・作編曲:Hayato Yamamoto
◆デジタル配信:https://lnk.to/KAMACHO

 ニューシングル。新3Dビジュアルのお披露目と共にリリースされました。昨年の楽曲群で見せた表情から一転、今回はとびきりポップでキュートなナンバー。全体的に嘗ての「AIAIAI」に近いモノを感じますね。「みんなとつながりたい」想いを直球でぶつけており、サビは中毒性強め。正直ちょっとバズ狙いな感じもしますが、それが嫌味にならないのは、アイちゃんらしい距離感と可愛さが芯にあるからでしょう。ドロップの入り方も好きだし、ライブで化けそうです。


#9『無色夏』/ CONA

◆所属:RK Music
◆作詞・作曲:CONA、編曲:yoss
◆デジタル配信:https://linkco.re/EVQqX3BF

 5thシングル。今作も自身が作詞作曲を手掛けた、ミドルバラード。優しいアコギの音色、寄り添う様に流れるメロディが傍にいる感じ。あの夏に無くしたものを思い出して、探しながら、抱えていく様な。大切な重さとは裏腹に、気持ちは軽く、前を向かせてくれる響きがありますね。歌声も繊細に揺れながら、ちゃんと強く進む声でした。


#10『いつから僕は息をして』/ ヨノ

◆所属:RK Music
◆作詞・作曲:ヨノ、編曲:ジムノケイ
◆デジタル配信:coming soon...

 ニューシングル。昨年12月のワンマンライブ『月下の花束』で初披露されました。"これは僕がここで生きるための歌"だと語る1曲。余白を大切にする、いつものヨノの世界観が広がる導入から、サビで一気に花開く展開が良いですね。自らを奮い立たせ、同時に聴く者の背中も押す、そんな力強い旋律。歌声もまた芯が太く、いつもに増して圧があります。"生きた証を残す"、その一心で楽曲を貫いていて、宣言とも呼べる1曲でした。


#11『SNAKE EYES』/ HAKOS BAELZ

◆所属:ホロライブ EN
◆作詞:Hakos Baelz・WON AGAIN、作編曲:WON AGAIN
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/5kLEPE

 ニューシングル。2月28日の生誕祭ライブで初披露されました。どこか禍々しく、オリエンタルな響きが妖しく揺れるダンスナンバー。サウンドのダイナミクスが秀逸で、緊張と解放によってコントロールされてる感があります。ハコ太郎の歌い方も見事で、忍び寄る様なトーンから、一気に距離を詰める瞬間まで、グラデーションが綺麗でした。


#12『Royal Discordance』/ The Gloom In The Corner

◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:オーストラリア(メルボルン)
◆レーベル:Sharptone Records

 4thアルバム。2025年10月にリリースされた「Assassination Run」以降のシングル4曲に、新録8曲を加えた全12曲を収録。Gt.Jesse Abdurazakと、Dr.Joshua Clinch、Ba.Paul Muisolinoが加入した新体制では初のアルバムでもあります。
 名盤!バンド史上最高傑作だった前作『Trinity』の物語性と作風を引き継ぎつつ、研ぎ澄まされた1枚。世界を支配する王の降臨、そしてClara Carneと云う女英雄の覚醒と悲劇。憎悪、怒り、復讐が複雑に絡み合い、音楽劇として展開していきます。前作と決定的に異なるのは、ゲスト不在で完遂した点でしょう。そのお蔭か、統一感が増し、キャッチーに。軸となるのはシンフォニック要素を強めたシアトリカル・メタルコアですが、依然として、取り込んでる要素は多岐に渡るから面白い。Tr.1「The Problem with Apocalyptic Tyranny」からデスコアの血が確実に流れ、Tr.2「You Didn’t Like Me Then (You Won't Like Me Now)」では、プログレ的なピロピロギター。Tr.3「Painkiller Soliloquy」やTr.5「Nope (Hollow Point Elysium)」は、ニューメタルコア的な重圧を叩きつけてくる。ブレイクダウンが血管ブチ切れ系すぎて神。流れる展開の中で、神聖的な祈りと破壊衝動が隣り合わせで鳴っているのが、彼等なりの美学な気がしますね。それでもグルーヴを見失わないのは、オージー産らしくて。Vo. Mikeyの情感溢れる振れ幅も圧巻。メロディアスなクリーンで引き込み、スクリームで切り裂いてくる感じ。Tr.4「Short Range Teleportation (A Guide To Guerilla Warfare)」やTr.7「Shadow Rhapsody II」では壮大なコーラスが鳴り響き、場面転換と、アルバム終盤まで緊張感の糸を保つ役割を果たしてくれました。Tr.8~10は全てキラーチューンで、アンセミックな熱量も素晴らしかったです。特にTr.10「Army Of Darkness」は最終決戦そのもので、ブレイクダウンからギターソロ、再びブレイクダウンが物凄い。フィナーレとなるTr.11、12は組曲。ロックオペラ的仕上がりで、ピアノが切なさを滲ませるクロージングとなりました。今作も必ず曲順通りに楽しんで欲しいですね。本作にしかない独創性に満ちた音楽体験があるので、私もまだまだ聴き込みます。


#13『SONG OF THE SWAMP』/ Wage War

◆ジャンル:メタルコア、ニューメタルコア
◆国:アメリカ(フロリダ州オカラ)
◆レーベル:Fearless Records

 ニューシングル。ニューEP『It Calls Me By Name』をFearless Recordsより4月17日にリリースする事も発表されました。2024年にリリースしたアルバム『SIGMA』で敬遠してしまっていたんですが、本作はそこまで悪くないのでは。ジャングルの奥地の様な怪しげな空気と緊張感。ワーミーなギターと、重心低めのグルーヴと共に、這い寄るタイプのボーカルラインの圧。同じ方向を向いている感じはします。正直に言えばリフと爆発力が欲しいんですが、ヘヴィさを取り戻した点を評価しました。原点回帰してくれ~。


#14『Vanity』/ Stray View

◆ジャンル:オルタナティブ・メタル、メタルコア
◆国:アメリカ(テキサス州ダラス)
◆レーベル:Hopeless Records

 ニューシングル。シンセと共に空間を揺らしながら、じわじわとグルーヴが身体にも伝わってくる絶妙な匙加減。溜めを効かせて、縦ノリへと一気に転じる瞬間が良いですね。サビも非常にメロディアスで、語尾はメロシャウト気味に歌い上げてくれるのがグッときます。ブレイクダウンもゴリゴリだし、最後の畳み掛けが何よりカッコよすぎる。


 以上、2/23~3/1はアルバム3枚、シングル11枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他、何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteのアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。


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