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新曲で彩る一週間【3/24~3/30】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。3/24~3/30リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『DRIVE』/ IMI

◆所属:RK Music
◆作詞:Zinee、作編曲:D&H(PURPLE NIGHT)
◆デジタル配信:https://linkco.re/xy0BQENq

 2ndシングル。作家陣も続投となり、一歩も引かないメロウでドープなサウンドを響かせる1曲。ダークでアングラな雰囲気を纏いながらも、Bメロからサビにかけては神秘的で後光が差す様な美しさが際立ちますね。沈み込む様なグルーヴを生み出すダウナーかつクールな歌唱で、ヒップホップアーティストの風格も出てきたか。


#2『みらいのかたち』/ ヰ世界情緒いせかいじょうちょ

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞:ヰ世界情緒、作編曲:香椎モイミ
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/Mirainokatachi

 ニューシングル。昨年8月に開催された3rd ONE-MAN LIVE「Anima Ⅲ」で初披露された楽曲が遂にリリース。彼女自身が作詞と、MV内の衣装「セブンスヘヴン」のデザインも手掛けています。"生きていくこと、心の根にあるもの。 わたしの魂を歌と言葉に込めた"と語る壮大なバラードナンバー。いやぁ…ガチ名曲すぎる。過去も未来も、後悔も希望も、全てを詰め込んで、歩んでいくんだと、そんな生き方を示す覚悟をひしひしと感じました。柔らかくも華麗さを増していく豊潤なオーケストラサウンド。歌声もその響きと調和しながら、ひたむきな力強さが次第に増して、優しくも叙情的なメロディを歌い上げていますね。これまでの歩みを描き出したかの様なドラマティックな展開は、終盤のダイナミズムが圧巻で涙が止まりません。また、絶対にライブで聴きたいですね。


#3『繁殖』/ V.W.P

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/Breeding

 花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜の5人によるグループV.W.Pが、2名でデュエット歌唱した"派生曲"と呼ばれるシリーズの1stアルバム。2020年以降にリリースした「魔法」を始めとした全シングルに、新録「愛憎」「一服」「甘粒」の3曲を加えた計20曲を収録。
 "派生曲を1枚にまとめた"、これ以上でも以下でもない、集大成的な1枚ではあるんですが、単発デジタルリリースでばらけていたものが、一つの形になり、フィジカルもリリースされた意味は大きいなと。V.W.P楽曲を手掛けたコンポーザーから、メンバーのソロ曲をメインで手掛けるコンポーザーまで参加し、楽曲ジャンルも幅広く揃っています。例えば、普段の理芽ソロ曲に、個性を損わずに別メンバーの色を加えたら…みたいな実験的な側面も派生曲の魅力だと思っています。デュエットならではの相性の良さを再認識できるだけでなく、属性が異なるからこそ、互いの良さを理解した上で新たな一面が引き出される事も多い。そんな化学反応が起きるポイントが本作の聴き処でしょう。改めて、新録曲含め全て聴き直しましたが、「歯車(花譜×幸祜)」がやはりブッチギリで好きですね。次点で「残火」「刻印」「泡沫」「夢魔」辺りも好き。久しくライブで聴けていない楽曲ばかりなので、派生曲オンリー現地ライブとか開催してくれたら嬉しいですね(望み薄)。


#4『ray of hope』/ 明透あす

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆デジタル配信:https://sinsekai-record.lnk.to/rayofhope

 2ndアルバム。1stから約2年ぶりとなるリリース。「光」をテーマにした本作のコンポーザーには、お馴染みポリスピカデリーや水槽を始め、祭日ハネダ、HiFi-P、OHTORA、Neuron、堀江晶太などを迎えています。2023年8月以降にリリースされたシングル8枚に、デジタルリリースは初となる「illumina」と新録曲「0g」を加えた全10曲を収録。
 名盤。前作『ASU』以上に、コンセプチュアルでありながら、明透の持つ魔法の様な歌声の魅力を存分に感じられる1枚でした。EDM、オルタナロック、ジャズ、R&B、Lo-Fi Hip Hopと、ジャンルを横断する中で、彼女の歌声はグラデーションがかった多彩な表情を魅せてくれます。言葉が歌になった瞬間に、色・温度・光が綺麗にコーティングされていく様な特別な輝きを放っていて。Tr.1「Spiral」やTr.7「Shiny」と云った派手な楽曲では、艶っぽくハリのある大人びた歌声が印象的。Tr.3「ブルーナイトダーリン」では、チルなムードの中に甘く爽やかなニュアンスが漂い、Tr.2「HEAVEN IS GONE」やTr.6「illumina」では、ミステリアスで悪戯っぽいエレガントさが滲み出ます。天性のリズム感で舞う様なグルーヴを生み出していくボーカリゼーションも魅力的ですよね。Tr.4「アンメルト・アンブレラ」やTr.8「Dazziling」のバラードでは、透明感と滑らかさが際立ちます。そして、堀江晶太が手掛けたTr.9「Winter Sparkler」とTr.10「Aster」では、包み込むような温もりと優しさを感じさせてくれます。本当に彼女はVTuber / Vsingerシーンに収まる器ではないと思っているので、更なる飛躍を楽しみにしています。


#5『うまれるまえからきみをしってる』/ 廻花

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/UmarerumaekaraKimiwoShitteru

 花譜のもう一つの姿である、バーチャルシンガーソングライター廻花としての、待望の1stアルバム。廻花が生まれる前から温め続けていた楽曲、そして新たに廻花として生み出した楽曲を含む、全15曲を収録。
 名盤。本当にずっと待ってました。純粋に音源化を望んでいた意でも、彼女の一つの作品として世に放たれる意でも。学生から大人へと成長していく過程で、廻花自身の実体験を元に、自分の為に作り、自分を表現した1枚。歌手としてだけでなく、ソングライターとして確かな才能の開花に只々感動するばかりでした。余りに繊細で純粋なメロディと、高純度で感情が宿る詞世界観が魅力的。それを活かした雰囲気重視のアレンジも見事で、オルタナ、シューゲイズ、アンビエント、ロック等、様々なジャンルへ昇華されています。新録曲も多く、特に気に入っているのは、Tr.10「Trance」、Tr.12「ほしひとつ」。既存曲はTr.15「かいか」がやっぱり一番好きですね。代々木公演での出逢いの曲となった想い入れもあるし、始まりの高揚感漂うメロディも、"初めまして うまく言えないのはお互いさまなんだろうな"と、共感を誘う歌詞も好き。そして何より、数年越しの音源化となったTr.6「マイディア」、Tr.7「リメンバー」は、作詞作曲のクレジットが「KAIKA & KAF」になっているのが嬉しすぎて。同じ彼女が歌っている事を決して忘れないで欲しい願いを感じますね。儚げでありながら優しき慈愛にも満ちた唯一無二の歌声、廻花でも変わらず寄り添ってくれている様な感覚になるのが堪らなく好きです。廻花ワンマンライブとかも待ち遠しい限り。
※廻花のYouTubeチャンネルにてセルフライナーノーツが公開されていますので、こちらも併せて是非(むっちゃ良い)。


#6『unknown』/ 硝子宮がらすみや

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:歩く人
◆デジタル配信:https://girls-rev-project.lnk.to/unknown

 3rdシングル。むっちゃ好きですね。レトロチックなエレクトロサウンドに、ピアノの素朴な音色、そして自然環境音が織り交ぜられた、どこか無機質ながらも温かみのある独特の世界観を紡ぐチルミュージック。絵本の世界に迷い込んだかの様な幻想的な雰囲気が優しくて、肩の力を抜けて心がスッと落ち着いてきます。読み聞かせをしてくれている様な、凛とした柔らかい歌声にも癒されます。


#7『まざる』/ KizunaAI

◆所属:Kizuna AI株式会社
◆作詞:是, KizunaAI、作曲:成田ハネダ、編曲:phritz
◆デジタル配信:https://lnk.to/kizunaai_mazaru

 ニューシングル。前作「かもね」に引き続き、スリープからの"目覚め"をコンセプトにした1曲。爽やかでオシャレなリキッドファンクの要素も取り入れた事で、心地よい浮遊感が漂うポップナンバー。ずっと聴いていると、身体が軽くなる様な感覚になるし、スルメ曲かもしれない。アイちゃんの歌声も、極限までリラックスしながらも細かく響き、透き通る美しさが際立っていて、やっぱ好きだなと。


#8『スペクトル feat. HACHI』/ MIMiNARI

◆所属:HACHI ⇒ RK Music
◆作詞・作曲:MIMiNARI
◆デジタル配信:https://miminari.lnk.to/Spectrum

 コンポーザーnariとshamを中心に「記憶を音楽にする」をテーマとした、ボーカルのいない音楽プロジェクトMIMiNARIがリリースした1stフルアルバム『freq.』のリード曲。ボーカルにはVsingerのHACHIをフィーチャー。スペクトルの色合いを"四季"や"淡く幼い恋の中で感じる視界"、"気持ちの浮き沈み"などに見立てて物語を紡いだと云う1曲。華やかな中華風サウンドに彩られながらも、ノリの良いメロディが次々と駆け抜けて、心地よいリズムに自然と身体も揺れますね。どこか幻想的で浮遊感を感じるのは、HACHIの滑らかで透明感ある歌声の響きによるものでしょう。


#9『素顔のままでShy Girl』/ DÉ DÉ MOUSE & 長瀬有花

◆所属:長瀬有花 ⇒ RIOT MUSIC「汽元象レコード」
◆作詞・作編曲:DÉ DÉ MOUSE
◆デジタル配信:https://ultravybe.lnk.to/sugaonomamadeshygirl

 コラボ楽曲。別れをテーマに、フューチャーファンクやフレンチハウスポップのエッセンスを巧みに織り交ぜた1曲。キラキラとしたファンタジックな雰囲気の中に、どこかノスタルジックなメロディが心地よく広がっていきますね。夜風にそっと触れる様な柔らかな質感が漂っていると云うか、長瀬ちゃんの優しく軽やかな歌声とも相性抜群すぎて最高です。


#10『青く在れ』/ 不知火フレア&IRyS

◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:遠藤信吾
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/c30EsX

 フレアイリス、コラボ初のオリジナル楽曲。どこまでも広がる青空をイメージさせ、瑞々しく爽快かつ華やかに駆け抜ける王道ロックナンバー。その果てしない広さに負けない歌声が響き渡ってますね。元より2人とも神秘性すら感じさせる美しいクリスタルボイスの持ち主なので、その相性は抜群。日本語詞と英詞が交錯する一節もオシャレでカッコイイ。


#11『くもりのうた』/ 杏夜くもり

◆所属:Re:AcT
◆作詞・作編曲:buzzG
◆デジタル配信:おそらく後日

 初のオリジナル楽曲。等身大のストーリーを結び付けたエモーショナルロックナンバー。ちょっぴり憂鬱な雰囲気が漂いつつも、雲の隙間から穏やかで優しい光が差し込んでくる様なサビがグッときますね。2サビ無しで、溜めに溜めて泣きを生むラスサビも最高(MVが更に涙)。非常にクリアながら芯の強い歌声もサウンドと抜群にマッチしていますね。改めて、Re:AcTに来てくれてありがとう!いつかライブで聴けるの楽しみにしてます。


#12『ヒトリガタリ』/ 名取さな

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:神田ジョン (from PENGUIN RESEARCH)
◆デジタル配信:https://zula.lnk.to/SmhxOi

 ニューシングル。3月7日に開催された名取さな生誕イベント『さなのばくたん。』にて初披露されました。まさかのメタルすぎて神。止まる事を知らないスピードで、強靭なグルーヴも形成して。コーラスの宗教感も良いですね。サビでは高らかに可愛いらしい歌声を力強く張り上げて、迫真のスクリームまで披露してくれて最高。2ndワンマンは11月13日に開催されるので、今から本当に楽しみです。


#13『ガルルルルルル!』/ 電音部

◆所属:バンダイナムコエンターテインメント
◆作詞・作編曲:なみぐる
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/Nyk4eFDgu

 シブヤエリアの大賀ルキア(CV:星川サラ)が歌唱を担当。電音部4thライブで初披露されました。バイレ・ファンキなビートに、躍動感と遊び心に溢れたサウンドを散りばめた、余りにキュートでキャッチーな1曲。脳内に直接流し込まれる様な謎の中毒性がありますが、星川ちゃんの声質や持ち前の愛嬌があってこそ成立する仕上がりになっているのが素晴らしい。


#14『Masquerade』/ 東雲うる

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:アオワイファイ
◆デジタル配信:無し

 初のオリジナル楽曲。楽曲は昨年12月にリリース済みだったのですが、活動1周年を記念してMVも公開されました。舞踏会を思わせるエレガントな空気感が漂い、ジャジーなテイストも色濃く出た1曲。心地よいグルーヴに自然と身体が揺れるし、サビはむっちゃ耳に残りますね。歌声の音域も広く、非常に軽やかなのに深い響きを保っているのが魅力的でした。


#15『煌命残滓』/ 藍月なくる

◆所属:一二三(Hifumi,inc.)
◆作詞:藍月なくる、作編曲:みゅー (Imy)
◆デジタル配信:おそらく後日

 ニューシングル。3月1日に開催されたBirthday LIVE 2025「概念/質量」にて初披露されました。ガチでメタルコアすぎて神。只ならぬ緊張感と共に、暗く幽玄な深海へと引きずり込まれる様な1曲。Imyらしい旋律を紡ぐピアノとストリングスも鮮烈で、重厚なギターリフと絡み合い、Djentyなユニゾンまで圧倒的。そこに、なくるさんの漂う様な歌声が重なり、儚さの中に憂いと棘を帯びた表現が、美しくも鋭く心に響きますね。何度聴いても、ブレイクダウン⇒ギターソロでメロイックサイン必至。


#16『SingulaCity』/ Hello Sleepwalkers

◆ジャンル:オルタナティヴ・ロック
◆国:日本
◆所属レーベル:A-Sketch
◆デジタル配信:https://hsw.lnk.to/SingulaCIty

 通称"ハロスリ"こと、2023年には結成15周年を迎えたミクスチャーロックバンド。2023年7月にDr. ユウキが脱退し、新体制では初となるアルバム。新録曲は無く、新体制シングルを全て含む全7曲を収録。
 タイトルは、技術的特異点(Singularity)と街(City)を組み合わせた造語で、遠い未来の東京の街を妄想し、各楽曲はその街で繰り広げられる群像劇を描いたとの事。ユウキさんが抜けた当初は心配もありましたが、新体制でも変わらないハロスリの色を強く打ち出してくれたと思います。彼等の音楽は、映画の挿入歌やサウンドトラックを彷彿させると云うか、情景が自然と浮かび上がる様なサウンド、メロディへの強いこだわりを感じますね。トリプルギターが放つボリューム感とテクニカルな一面がありつつ、思わず歌いたくなるキャッチーさもありながら、惜しみなく畳み掛ける。その中で交錯するVo/Gt. シュンタロウとGt/Vo. ナルミのツインボーカルも唯一無二の魅力です。ハロスリ節全開で、ライブで盛り上がる事間違い無しの、Tr.2「幽霊街と逆説」とTr.5「出走」が特に気に入っていますが、ラストトラックTr.7「さよなら City of lights」も好き。朝日が昇ってくる温かくて眩しい、穏やかな空気感が前向きなエンディング感を演出していて良かったです。2022年を最後にライブ行けてないので、そろそろまた遊びに行きたい。


#17『State Of Mind』/ Survive Said The Prophet

◆ジャンル:オルタナティヴ・ロック
◆国:日本(東京)
◆レーベル:Sony Music Records

 ニューシングル。約2年ぶりの新曲となった待望のリリース。"多くの人が日常において様々な心境や葛藤を抱えるなかで、サバプロの音楽を通して、みんなと心で繋がっていたい"、という想いが込められた云う1曲。やっぱサバプロ最高だわ!っ思わず叫びたくなる仕上がりでした。スペーシーなエレクトロ要素は勿論、ピアノの使い方が最高すぎる…。プロデュース&フィーチャリングゲストには、From First to LastのGt/Vo. Matt Goodを迎えており、どこか懐かしさも感じられて。サビはサバプロ節全開で、Vo. Yoshがエモーショナルかつ爽やかに歌い上げてくれて胸が熱くなります。ワンマンツアーは3月28日から始まっており、渋谷公演に行く予定なので楽しみです。


#18『Shapeshifter』/ Memphis May Fire

◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:アメリカ(テキサス州ダラス)
◆レーベル:Rise Records

 8thアルバム。前作『Remade In Misery』からは約2年9ヶ月ぶりのリリース。2024年4月に発表された「Chaotic」以降のシングル8枚に、新録2曲(内1曲はシーケンストラック)を加えた全10曲を収録。
 名盤じゃい!例によって鬼のシングルカットは続いたけれど、正直もう気にしていなくて。アルバムとしてパッケージングされた時の完成度に耳を傾けると、全10曲約30分と云うコンパクトな構成ながら、グッドメロディの宝庫すぎて満足度は高め。革新的要素こそ無いが、良いメロディは良い!と、現在の地位を築いた自慢のメロディでゴリ押し、最高のサウンドプロダクションで進化を遂げています。兎に角聴きやすく、どの楽曲にもメロディアスなフックが確実に存在し、その即効性の高さに唸る。前作以上に洗練され、スマートかつスタイリッシュに凝縮した展開美も魅力的で。楽曲間にすら無駄がなく、驚く程にシームレス。切れ味抜群のリフや緊迫感を煽るエレクトロな装飾、ドライブ感満載のブレイクダウンの配置などは勿論、やはりバンドを牽引するのはVo. Matty Mullinsの圧倒的な歌唱力でしょう。ソウルフルで変幻自在なボーカルワークに、芯の太いディープな歌声が本当に好き。なので、彼をメインに据えたエモーショナルバラードTr.7「The Other Side」がベストトラック。"Pain will be your guide"とエールを贈るリリックも胸に響きます。他には、BlindsideのVo. Christian Lindskogをゲストに迎えたTr.3「Overdose」、ラップパートが光るTr.4「Paralyzed」、Djentライクなユニゾンが映えるTr.8「Shapeshifter」、そして新録曲「Love Is War」も特に気に入っています。確かに日々進化を遂げるメタルコアシーン全体で観れば明らかに時代遅れかもしれない。でもこのシーンを作り上げたベテランが、好きな様に信念強くメロディを奏でている。その貫禄と精神性、そしてノスタルジックな響きも含めて、やっぱり彼らが好きだと思える1枚でした。


#19『Bloom In Heaven』/ Invent Animate, Silent Planet

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:アメリカ
◆レーベル:UNFD

 ツアーに併せて制作されたコラボレーションEP。先行リリースされた「Return To One」に新録2曲を加えた3曲を収録。元より両バンドとも幻想的なアンビエント要素を取り入れているので、シナジーあるとは思いつつも、ここまで綺麗に融合するとは。Tr.1「Return To One」は前後半でセクションが分かれた様な構成でしたが、Tr.2「All The Light Is Gone」はSilent Planet感が強め、Tr.3「Armageddon Eyes」はInvent Animate感が強め。それぞれの個性を活かしながらも、雰囲気の統一感が見事に保たれた仕上がりでした。中でもTr.3がイチバン気に入っています。美しいアトモスフェリックなサウンドに、緩急の激しいテクニカルな展開が詰まっていて、聴き応え抜群。ツインボーカルによる叙情的な歌唱もドラマティックさを更に際立たせています。Invent Animateもそろそろ来日して欲しいですね…(切実)。


#20『Mirage』/ BARREN

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:フランス(パリ)
◆レーベル:自主

 2ndシングル。今回も最高に良き…。仄暗く不気味な質感に磨きが掛かったアンビエントテクノ風のシンセに、Djentyなリフがコラージュされた、奥行きのある音像が素晴らしい。ボーカルも一体となった、しなやかさとパワフルさを兼ね備えた予測不可能な展開も美しく、変則的なリズムチェンジによるブレイクダウンにも舌を巻きました。


 以上、3/24~3/30はアルバム5枚、EP1枚、シングル14枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポート


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