【小5・時短登校期】息子が「猫が、猫が…」言うもので④完#元不登校児の挑戦
【小5・時短登校期】息子が「猫が、猫が…」言うもので③#元不登校児の挑戦、の続きです。
いざ猫を迎えるときのために、アレルギーの検査をしとこうよ。
こう言って、
なんとなく、猫のために、親も気持ちが前進してる風にして、息子の気持ちを落ち着かせる。
そこに、何度も、
「絶対に、15位以内ね。オマケしないからね」と
余計な念押しを夫がするため、
親は、“自分を応援してくれている味方”なのか、
“猫がこないほうがいいと思っている敵”なのか、わからなくなった息子が、“キー”となって、牙を剥く。
そうこうしているうちに、
猫アレルギー検査の結果がでました。
“陽性”🤧
もう、ガッツリ陽性でした。
そう簡単に変化するわけないか⋯
加えて、かかりつけ医が、
「猫ちゃん抱っこして寝たりしたら、呼吸困難になるからね。やめてねー」と。
これは 運命の イタズラ?
息子はただただ、“猫をモフモフと愛でたい”
それだけの願望なのに、
猫を飼う条件(息子が決めた)の15位には僅か1点差で届かず、
猫を抱きしめたいだけなのに、猫を抱っこしたら呼吸困難になるといわれ、、
さすがに、可哀想でならない(泣)
これには夫も、なんとかしてあげたいと動き出した。
夫 「(猫アレルギー)大丈夫じゃない?」
えっ、なにが、大丈夫なの
夫 「北海道の姉の猫は平気だったし」
たった2時間くらいの滞在で、猫アレルギー出なかったからって、大丈夫はないでしょ。
飼うってことは、四六時中一緒にいるわけだから
夫 「⋯猫カフェ、行って試してみようかな」
そうね、猫カフェ、いいかもね。
こうして、
次の月例テストにむけて勉強をする傍ら、週末は、父子で猫カフェにいく、という激甘ルーティンが始まりました。
✳✳✳
1箇所目
通常スタイルの猫カフェ
綺麗な店内で猫とゆったりと過ごせる。
ただ、猫ちゃんの習性で、高い所にいるし、警戒心もあり、息子が望むほどモフモフすることは叶わず。
触れてる時間が少ないからか、猫アレルギーは出なかった。
2箇所目
保護猫カフェ
カフェというより、アパートの一室を開放したような場所。少し狭かったよう。
無数の猫ちゃんがいて、触れることはできたが、
ガッツリ猫アレルギーが出ていた。
症状は、半日経っても治まることはなく、顔はパンパンに腫れていた。
というか、
(この検証、危険じゃない!!??)
あまりに、猫アレルギーの症状が強くでたので、皮膚科を受診⋯。
私たち、ホントなにやってるんでしょう(汗)
皮膚科の先生に、猫アレルギーだけど猫を飼いたい旨を相談。
すると⋯!
「諦めなくていいと思います。僕も猫大好きなんですよ。猫が好きな人は、アレルギーを抑える薬を飲んで飼う人もいますよ」と。
(先生、余計なことを〜)
ただ、この日を境に、猫カフェは控え、
ペットショップのガラスの向こう側にいる猫を眺めては猫への想いを膨らませたり、
ワンコ🐶はどうかしら、と犬カフェも覗いたりするような日々を過ごしていた。
✳✳✳
翌月の月例テストの結果が出た
・・・
18位🏅
結果に、泣いて暴れるかと思いきや、
「よかった。僕、成績優秀者に入ったこと、まぐれじゃなかったんだ。」
と、息子の反応は、予想外に落ち着いていた。
ただ、私から見て、このペースでは身が持たないだろうと思い(こちらの身が持たん!)、この猫祭りは年内で終了、という期限をつけた。
12月
約束どおり、最後の月例テストへの挑戦
試練の多い月だった。
息子は、当時、大流行していたマイコプラズマ肺炎に罹患し、体調が悪化。
その中、解熱剤を飲みながら、オンラインで授業を受けていた。
もう休みなさい、と言ってもきかない。
あれだけ、勉強を拒否していた子が、猫のためとはいえ、ここまで集中して取り組むとは。。

私が、もう猫カフェでいいじゃん、と言ったことへの抵抗として(家で)と強調している
もう、私には、親としてどう判断することが正解なのか、さっぱりわからなくなっていて、
1. “ここまで頑張ったしね。アレルギーの薬を飲みながら猫を飼っちゃえ!”
という、激甘判断、がいいのか
2.アレルギーのこともあるし、
“絶対に猫はダメ!15位以内でもないしね!”
と、しっかり条件を守らせるか
息子の熱意は、こちらの心を揺さぶるほどであったし、自分で決めて、考えて、行動できる息子が誇らしかった。
うちの子は、凄いんですよーー!!
そう、叫びたいくらいだった。
猫だって、飼ってあげたい。
だけど、
私たちは、後者を選んだ。。
✳✳✳
年内最後、12月度の月例テストを控えたある日、
夫がこんなことを言いだしました。
「猫アレルギーが出にくい猫種がいるみたい」
(ここにきて、夫もねばる!!)
猫アレルギーを発症させにくい、且つ、
モフモフ触れる長毛であること、この2つの絶対条件を兼ね備えた猫種がいた。
それは、
𓃠サイベリアン𓃠
めちゃくちゃ可愛い。
高貴な感じ。

いつのまにか夫は、
その低アレルゲンといわれる、サイベリアンしかいない、“サイベリアン専門の猫カフェ”、なるものを見つけていた。
息子への愛が、普段は、道理と理論、エビデンスを重んじている夫の思考を狂わせている。
どういう理由つけて、サイベリアンの猫カフェいくわけ?
最後の12月の月例テストは、たぶん、15位以内には入らない。マイコプラズマのこともあったし、
もう、それはわかる。
体調悪すぎて自習に行くどころではなかった。
夫「ここまで頑張ってきたし、12月の月例テスト終わったあとのご褒美で…」
夫「このカフェで、猫アレルギー出なかったら、なんか理由つけて、サイベリアンを飼う方向にしようかな…」
甘ーーーい!!
めちゃくちゃ甘いじゃないですか!!
もう、ホントお恥ずかしい…。
こんなブレブレの教育方針になっていくのも、五月雨登校、不登校の日々が長かったからでもあるのです。
どうぞ、引かないで…
手探りの日々でした。
(今もですけど…)
何度も間違えては、また息子と向き合う。
泣いては、笑い、落ちては上がる、葛藤しているのは息子本人だけでなく、親もそうなのです。
そんな葛藤の日々が、私たち夫婦の全てでしたから、「猫が、猫が…」言いながら、自分の決めた目標に向かって熱中している息子のことが、面白いのに泣けてきて、無性に、愛おしく思えたのです。
✳✳✳
12月の月例テストがおわったその足で、
サイベリアンカフェに、いそいそと向かう私たち。
夫は車で待機し、私と息子の二人で、
いざ!未知なる世界
“サイベリアン専門・猫カフェ”へ、入店。
(猫苦手なお姉ちゃんは、お留守番)
そこには、
優雅な佇まいで、上品に遊ぶ猫たちの姿が。
猫アレルギー界隈にとって、最後の砦
サイベリアンちゃんがいっぱい!
オーナーの説明によると、
“ゼロではないがアレルギーが出る可能性は低い”と。
期待は高まる。
血統書付きのサイベリアンちゃんたちは、
シャーー!!😾 などと威嚇してくる子は、いない。
サイベリアンちゃんのほうから、しゃなりしゃなりと息子のほうへ寄ってきて、静かに息子のお膝に着地。
最上級のモフモフ
モフモフ モフモフ モフモフ

存分にモフモフする息子
念願の、猫ちゃんをモフモフしたり、
おいで〜おいで〜と、猫じゃらしで遊んだり、スプーンでオヤツをあげたり、息子は嬉しそう。
私といえば、
息子が猫ちゃんを愛でてる写真を撮りつつも、これまで猫カフェに行くときは、夫に全部任せていたし、、
実は、敢えて自分から猫にいったことはなく、実家で飼っていたのは犬だったし、これだけ至近距離で触れたこともなく、ちょっと緊張していた。
そして、洋服につく毛がやたら気になる⋯
(コロコロしたい、コロコロ、今すぐコロコロさせて)
そうこうしているうちに、
クシュッ…クシュクシュ…、クション!
!!!
アレルギー出てる!!!😱
入店から30分経過した頃、息子はもう、鼻はグチュグチュ、目も痒みと腫れで、開けているのも辛くなってしまったのです。
・・・
「ママ、もういいよ。
かえろう。」
突如として賑やかにはじまった我が家の“猫祭り”は、
こうして、静かに、幕を閉じました。
12月の月例テストの結果は、成績優秀者に僅か2点で届かなかった。
息子は、体力、気力、目標もなくなって、燃え尽きてしまった。
「疲れたから少し休んでいい…?」
そう言って、塾も学校も、また、暫しの休息に入った。
“猫祭り”は、まるで、夏祭りのようでした。
花火のように、ドーーンと打ち上がって、あっという間に過ぎ去ってしまった。
本気で、猫のため、だった、笑
でも、楽しかった。
楽しかったよ!
あなたは、本当によくがんばったとおもう。
こんな熱中体験、大人でもなかなかない。
そっか、なるほどね…
なんか、君の成績が急に伸びたから、こんな経験なかったから、ママ、変に盛り上がっちゃって。
一人で勝手に学校見学なんか行っちゃってさ。
いいの、いいの、気にしないで。
ちょっと、クラッとめまいするから、ママも少し休むわ。
ハア…。
✳✳✳
季節も変わって、
猫が、猫が…言ってた冬は終わり、
春がすぐそこまできていました。
サイクリングにでも行く?
「うん、行こうかな」
ようやく、外に連れ出した。
「ちょっとだけ寄っていい?」
あれから、しばらく行くこともなかったペットショップ、ガラス越しに少しだけ見たいという。
うん、行ってみようか。
そこに、
いたんです。
いたんですよ、この子が。

生後3ヶ月のルルに出会ってしまった)
息子は、その子を真っ先にめがけて、ほかのワンちゃんにも猫ちゃんにも脇目も振らず、この子だけ、一度だけ抱っこしたいと言うので、店員さんに頭を下げてお願いし、抱っこさせてもらう。
息子は優しく抱きかかえながら、
「あぁママ。この子、本当に可愛いね。
目がきゅるんとしてさ。
僕、猫ちゃんより可愛いと思ったこと、はじめてだよ」
このあとのことは、こちらの記事のとおりです🥹
“あの時、息子が、1点差の16位ではなくて、
15位だったら…?”
“最初の条件どおり、15位に入って、猫を飼っていたら…?”
あれは、きっと、運命のイタズラなんかではなかった。
猫アレルギーなのに勢いで飼っていたら、
息子も猫も辛くなったとおもう。
こうして、ルルにも会えなかった。
人は、出会いや、縁や、きっかけで、
目の前に広がるいくつもの道を、迷ったり悩んだり、選択しながら生きている。
幼い頃から、息子はそうなのです。
こどもの視線からでしか見えない世界でも、自分で選択したい。
自分が決めた、という実感を欲している。
その選択を、自分でするのなら、想像していた結果でなくても、きっと、別の満足と納得が心のなかに残って、いつかきっと君の力になるはず。
疲れたら、時には立ち止まったり、休んだりして、
そしてまた、“新たな道”を探し、選択すればいいよね。
それはきっと、ワクワクする方向に違いない。
現在、小学6年生になった息子は、本物の受験生になりました。
「猫が、猫が…」と夢中になって自習をしていた小5のとき、塾長は、まるで受験生のようだ、と言ってくださった。
本物の受験生になった今、
彼は――
受験生じゃないみたいです🫣
いい意味、ではなく(汗)
毎日、それはそれは遊んでいます。
遊びの天才か。
学校が楽しくなって、6年生に進級してから、ほぼ毎日登校しました。
二学期も登校するそうです。
給食の時間は、お喋りが楽しくて、食べる時間が足りません。
勉強は、倒れない程度にやるそうです。
遊ぶことをやめたら、倒れるそうです。
ホント⋯別人ですか
息子よ、次の祭りは、なにまつりだ?笑
長い長い記事を、
ここまで読んでくださり、
ありがとうございました😌🙏
